【無料】間取りのシミュレーションアプリ・ソフトのおすすめ7選

 

家づくりの中でも特に重要な間取り決め。
「どうやって決めたら良い?」「理想の間取りってどんなもの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、簡単に間取りのシミュレーションができるアプリやソフトが便利です。

この記事では、無料で使える間取り作成ツールや、間取りを考える際のポイントをご紹介します。
編集部のおすすめは…
・スマホで手軽にシミュレーションできるアプリなら「Room Planner」
・PCでリアルにシミュレーションできるソフトなら「マイホームクラウド」


「忙しくて一からつくる時間がない」「最初からプロがつくった間取りを見たい」という方には、タウンライフがメーカーに一括で依頼するサービスも提供しています。
自分に合った方法を試してみてください。


タウンライフ家づくり【公式】

目次

注文住宅の建築に間取りシミュレーションは役立つ?

 

間取りの良し悪しは、生活のしやすさ・住宅の快適性に直結します。そのため、事前にシミュレーションをして、動線や使い勝手を考慮することは非常に重要です。間取りは後から変更するのが難しい部分であるため、シミュレーションを重ねて慎重に検討しましょう。

間取りシミュレーションのメリット

間取りのシミュレーションには以下のようなメリットがあります。

 

・具体的なイメージをつくりあげることで設計士とのコミュニケーションがスムーズになる

・建築前に間取りの問題点を発見しやすくなる

・家族全員の意見を取り入れながら、最適な間取りを検討できる

 

注文住宅を建築する際、間取りの要望や予算などをハウスメーカーや工務店に伝えて、プランを具体化してもらいます。このとき、依頼先にどれだけ正確にイメージを共有できるかが理想の家づくりのカギとなります。事前に間取りシミュレーションをしたものを見せることで、希望のイメージを汲みとってもらいやすくなるのでおすすめの方法です。

 

また、部屋の広さに対して家具の配置をシミュレーションしてみることで、生活動線や収納計画における問題点を発見しやすくなります。

そして、自宅で家族全員の意見を取り入れながら、間取りを検討できることもメリットの一つです。

最終的な間取りの決定には設計士との綿密な打ち合わせが不可欠

間取りのシミュレーションは有効な手段ではありますが、自分で作成した間取りでそのまま建てられるわけではありません。

土地の法規制や建築基準法に適合した間取りかどうかを確認しなければならないため、最終的な間取りの決定には、設計士との綿密な打ち合わせが不可欠です。

家のデザインイメージや間取りの希望を伝えるための資料として、シミュレーションした間取りをもとに打ち合わせを重ねていきましょう。

無料のシミュレーションツールを活用しよう

自分でシミュレーションを行う場合は、多くの無料ツールが提供されているので活用してみましょう。

スマホで簡単につくれるものからPCで本格的な図面が作成できるソフトまで、多様なアプリ・ソフトがあるので、ニーズにあったものを選べます。

操作に慣れてくると楽しくなってくるので、まずは気軽に使ってみるのがおすすめです。

タウンライフの間取り作成サービスは複数のメーカーに一括請求可能

間取りのシミュレーションが重要とはいえ「忙しくてシミュレーションする時間がない」「最初からプロがつくった間取りを見たい」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、【PR】タウンライフ家づくりの間取り作成サービスがおすすめです。

 

Point

・完全無料

・複数のハウスメーカーや工務店に一括請求可能

・間取りプランや資金計画書がもらえて家づくりが効率的に進められる

・質問項目を入力するだけで依頼完了

 

隙間時間にスマホやPCで質問項目に回答するだけで、依頼が完了。あとは資料が送られてくるのを待つだけです。複数の会社に一括請求できるので、効率的に比較検討を進められます。一般的な資料請求サービスと違って、カタログだけでなく、間取りプランや資金計画書を出してもらえるのが魅力です。

 

「間取り・資金計画・土地探しについてのご希望・ご要望」欄にできるだけ詳しい内容を記入すると、正確な提案をもらいやすくなります。

・必要な部屋は、寝室1部屋、LDKにタタミコーナー、書斎で、収納も多め

・2階に主寝室と子ども部屋を2部屋、1階は開放感のあるリビングの1角に和室を設ける

など、なるべく具体的に記入してみてください。

お申し込みはこちらから

スマホで間取りのシミュレーションができるアプリ4選

 

近年、スマホで簡単に間取りのシミュレーションができる、さまざまなアプリが登場しています。しかし、無料プランではデータの保存ができなかったり、使える機能に制限があったりするものも少なくありません。

最初は操作に慣れるまで時間がかかるため、作成中のデータを保存できるアプリがおすすめです。また、3Dや図面の取り込み機能があると便利です。

ここでは、初心者でも使いやすく、無料で色々な機能が使用できるアプリをご紹介します。

 

Room Planner

https://www.roomplannerapp.com/ja

対応OS

3D

データの
保存

図面の
取り込み

iOS / Android / Windows / Mac

 

Point

  • 実際に販売されているIKEAの家具を配置できる
  • 3D画像がリアルできれい

Room Plannerは、2Dと3Dで間取り図を作成できるアプリです。テンプレートの図面から選んで編集するほか、自分で一から間取りをつくることも可能です。

参考にしたい間取り図が手元にある場合は、図面を取り込んでトレースできる機能を使用すると便利です。スマホで作成するときは、横向きにすると見える範囲が広くなり、操作しやすくなります。

IKEAで実際に販売されている家具を配置できるのが特徴。家具だけでなく、照明やカーテン、収納用品などさまざまなアイテムを選択できます。サイズや価格なども確認しながら配置できるので、リアルなシミュレーションが可能です。

ドアや窓、設備などを2Dで設置したあと、色々な角度から3Dで確認してみるのがおすすめ。壁や床の色もカスタマイズできるため、色の変化による空間の雰囲気も確認できます。

課金しないと使用できないアイテムがある点に、注意が必要です。また、海外のアプリなので、畳などのアイテムはありません。

magicplan

https://apps.apple.com/jp/app/magicplan/id427424432

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み
iOS / Android

〇?

※メールアドレスの登録が必要

 

Point

  • カメラを使用して自動的に間取り図を作成できる機能あり
  • 図面はさまざまなファイル形式で出力可能

 

magicplanは、iPhoneとAndroidに対応している間取りシミュレーションアプリです。3Dでの確認も可能。作成したデータを保存するには、メールアドレスの登録が必要です。

間取りの作成は、四角い部屋を追加して、壁をタップ。壁の位置を動かせるようになるので、伸縮して部屋のサイズを調整します。ドアや窓、家具のサイズも変更可能です。カラーではないため、色の確認などはできません。

特徴として、実際の部屋の四隅をカメラに認識させるだけで、自動的に間取り図を作成してくれる機能があります。この機能を使えば、モデルハウスや完成現場見学で間取りを参考にしたい場合、その場で図面に落とし込むことも可能です。

写真やメモを保存できる機能もあるので、参考にした図面や設置したい設備の写真、家具の寸法などをメモしておくと良いでしょう。

図面はさまざまなファイル形式で出力できるため、メールやLINEで共有したいときに便利です。

Planner5D

https://apps.apple.com/us/app/planner-5d-room-house-design/id606173978?planner5d=1

対応OS3Dデータ
の保存
図面の
取り込み
iOS / Android / Windows / Mac有料

 

Point

  • 部屋のブロックを組み合わせて間取りを作成できる
  • 2階の間取りを作成しやすい

 

Planner5Dは、スマホとPCで使える間取りシミュレーションアプリです。無料だと保存できるデータ数に制限があるアプリも多い中、いくつでもプランを作成・保存できます。

間取りのつくり方は、自分で線を描くほか、ブロック状の部屋を配置する方法もあります。

デフォルトで家具が配置された部屋のブロックを組み合わせると、簡単に大まかな間取りを作成できます。

2階の間取りを作成するときは、下に1階の間取りが見えているので作成しやすいことが特徴です。

無料プランで使用できるアイテムが少なめなので、多くのアイテムを選択したい場合は有料プランにアップグレードする必要があります。

間取り Touch+

https://app.magic-hour.co.jp/madoritouchplus/

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み
iOS?××

 

Point

  • タッチ操作で直観的に間取りを作成できる
  • 豊富な間取りのサンプルから選んで作成可能

 

間取り Touch+は、間取りを作成できるiPhone専用のアプリです。タッチ操作で初心者でも操作しやすい点が特徴。また、操作方法のチュートリアルは「ヘルプ」ボタンからいつでも確認できます。

自分で一から作成する以外に、さまざまな間取りサンプルから選んで編集することも可能。該当の部屋をタップすると、設備や家具を配置できます。

間取りデータは画像で出力できるので、メールで送信したり印刷して打ち合わせしたりする際に便利です。3Dには対応していません。また、1階と2階の間取りを作成したい場合は、別々にファイルを作成する必要があります。短時間で間取りをメモしたい場合などにおすすめのアプリです。

 

PCで間取りのシミュレーションができるフリーソフト3選

 

PCでじっくり間取りをつくりたい人向けに、おすすめの無料ソフトをご紹介します。スマホアプリよりも細かな設定ができるので、細部や外観までリアルにシミュレーションできます。

マイホームクラウド

 

https://myhome-cloud.net/

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み

Windows / Mac

※スマホは閲覧のみ

 

 

Point

  • スマホでも図面データを見られる
  • 高画質レンダリングモードでリアルな質感を確認可能

 

マイホームクラウドは、インターネット上で無料で間取り図を作成できるサービス。インストールは不要で、ブラウザ上で利用できます。データを保存するには、メールアドレスの登録とパスワードの設定が必要です。

PCやタブレットで図面の作成が行えて、データはスマホからも見ることが可能です。

部屋の作成は、囲み入力で簡単に行えるほか、ボタン一つで廊下や建具を自動で設置してくれる機能もあり、初心者でも容易に間取りを作成できます。

3D表示はもちろん「高画質レンダリングモード」に切り替えると、実際に家の中を歩いているような感覚で内覧できるのが特徴です。

せっけい倶楽部

https://www.houtec.co.jp/Club/

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み
Windows×

 

Point

  • 初心者にも操作性◎
  • 条件から検索した間取りをダウンロード可能

 

せっけい倶楽部は、無料でダウンロードできる間取り作成ソフト。ダウンロードにあたっては、氏名・住所・メールアドレスの入力が必要です。

畳数表示された部屋を組み合わせていくことで間取りができ上がるので、初心者でも直観的に操作できます。また、間口・玄関方向・建物イメージなどの条件で検索した間取りをダウンロードして、それをもとに作成することも可能です。

好きな形に敷地を入力できるので、建築予定の土地を想定してシミュレーションすることも可能。内観の3Dパースだけでなく、屋根をかけた外観パースも見られます。植栽や車などの外構パーツを加えれば、よりリアルにイメージできます。

対応OSがWindowsのみなので、MacのPCでは使用できない点に注意が必要です。

住宅間取り設計

https://www.madori.org/

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み
iOS / Android / Windows / Mac

 

Point

  • すべての機能が無料
  • さまざまなデバイスで利用できる

 

住宅間取り設計は、インストール不要、ブラウザのみで間取りシミュレーションができる無料ソフトです。スマホからも操作可能で、PCで作成したデータをスマホで編集するといった使い方もできます。

部屋の種類を選択すると、家具は自動で配置されています。家具などのアイテム数はあまり多くありませんが、必要なものは一通り揃っています。選択したアイテムをコピーできる機能があり、連続して同じ窓を設置したい場合などに便利です。

3D表示では、右側にある視点のポイントを動かして、目線の高さを変えられることが特徴です。

【注目】家具屋さんのWebサイトもおすすめ

 

欲しい家具が決まっている人は、家具屋さんのWebサイトにあるシミュレーターもおすすめです。

代表としてカリモク家具のシミュレーターをご紹介しますが、以下のブランドでも同じ無料シミュレーションサービスを提供しています。

 

  • 無印良品
  • クラスティーナ
  • SEMPRE
  • unico

など

間取りに合わせて、実際のブランド家具を配置した3Dシミュレーションができ、インテリアコーディネートまで確認できます。

カリモク家具

https://karimoku.livingstyle.jp/simulator/

対応OS3Dデータの
保存
図面の
取り込み
iOS / Android / Windows / Mac

 

Point

  • 家具のサイズ・価格を確認しながらシミュレーションできる
  • 床材や壁紙などの種類も豊富

 

カリモク家具のシミュレーターは、間取りから自分で作成できて、細かな寸法の調整も可能です。ソファやテーブルなど、カリモクの家具はもちろん、シミュレーションに必要な家電などのアイテムも揃っています。

家具のシミュレーションがメインなので、建物の外観は確認できませんが、内部は3Dでリアルに表示されます。

床材・壁紙・天井などもカスタマイズできて、床と壁紙の間にある巾木といった細かい部材の色まで設定できるのが、他のシミュレーションツールには無い特徴です。

家具を設置していくと、合計金額が表示されるので、予算と照らし合わせながら配置できます。2Dと3Dはボタン一つで切り替え可能。画像キャプチャはすぐに印刷やPDF保存ができます。

【後悔しないために】間取りを考える5つのポイント

建ててから後悔しないために、以下の5つのポイントを押さえて間取りを検討しましょう。

1.ライフスタイルの考慮

第一に、家族のライフスタイルを考慮して間取りを設計することが大切です。そこに住む人が生活しやすい間取り=良い間取りといえます。

例えば、夜勤の家族がいる場合、寝室とリビングは隣接しないほうが良いでしょう。リモートワーク中心であれば、書斎や個室などの仕事に集中できるスペースが必要です。買い物を一度にまとめてするスタイルであれば、大きめのパントリーがあると便利です。

このように、自分や家族がどのように生活しているのかを把握して、間取りに反映させることで、快適な住まいに近づけます。

2.プライベートスペースと共有スペースのバランス

リビングなどの共有スペースは、家族が自然と集まれるように開放的で使い勝手の良い空間を意識してつくりましょう。一方で、寝室・書斎・子ども部屋などのプライベートスペースは、それぞれが自分の場所でくつろげる空間を確保します。

家族によって、ライフスタイルや嗜好は異なるので、全員が心地よく過ごせるバランスを考慮しましょう。

3.収納スペースの確保

適切な場所に収納スペースを確保することも大切です。住み始めてから「ここに収納があればよかったのに…」とならないように、動線を意識して配置することがポイントです。

また、収納スペースは多ければ良いというわけではありません。スペースを多くとれば、その分予算もかかり、結果的に物が増えてしまうというデメリットもあります。物の量を把握して、どこに何をしまうかまで考えて設計するのが理想です。

4.将来の変化への対応

家族構成や年齢の変化にともなって、ライフスタイルも変化していきます。子供の成長に合わせて部屋の使い方を変えられるような、可変性のある間取りやバリアフリー設計など、将来を見据えた間取り設計も大切です。

高齢になったときのことを考えて、将来的には1階だけで生活できるような間取りにしておくことも、有効な方法です。

5.予算とのバランス

注文住宅の建築においては、常に予算とのバランスを考えていきましょう。予算内ですべての希望を叶えるのは難しい場合もあります。こだわりたいポイントの優先順位をはっきりさせて、こだわりの少ない部分についてはコストカットしていくことが大切です。

間取りに関する疑問に回答

 

間取り決めに関してよくある疑問に、タウンライフが回答します。

間取りを決めるのにどのくらいの時間がかかる?

人によって異なりますが、だいたい間取りの確定までに2~3ヶ月かかります。こだわりの強い方だと半年以上かかる場合も。この間、依頼先の住宅会社と複数回の打ち合わせを重ねて、間取りをつくり上げていきます。

 

焦って決める必要はありませんが、長期間になってくるとストレスに感じる方もいます。以下のポイントを押さえることで期間と気持ちに余裕をもって打ち合わせに臨めるでしょう。

  • 理想の暮らしについて日頃から家族で話し合っておく
  • キッチンは妻、玄関周りは夫など、それぞれのエリアで決定権者を決めておく
  • 今の家の問題点と気に入っている点を整理しておく
  • ゆずれないポイントと優先順位を決めておく
  • いつ頃までに入居したいかを決めておく

自分でシミュレーションした間取りを打ち合わせに持って行っても良い?

シミュレーションした間取りを見てもらうことで、自分たちのイメージが明確に伝わり、打ち合わせもスムーズに進みます。ぜひ持っていきましょう。

会社側も、シミュレーションした間取りをもとに詳細なヒアリングができたり、あらかじめ自分たちの会社ではできない施工内容などを伝えられたりするので、お互いにとってプラスです。

一度間取りを見てもらったら、その後はプロによる提案から検討していくと良いでしょう。

よくある間取りの後悔ポイントは?

前提として、誰にとっても良い間取りというものは無く、暮らす人の生活スタイルに合っていることが重要です。

その中でも、特に以下のような点が後悔ポイントとしてよく挙げられます。

  • オープンキッチン
  • 吹き抜け
  • 収納不足
  • 家事動線が悪い
  • コンセントの数や位置
  • 窓の位置

実際に家を建てた人の意見は参考になるので、周りの人の体験談を聞いてみるのもおすすめです。

まとめ

ぼんやりとしたイメージを具体化するために、間取りシミュレーションツールが役に立ちます。特に3Dなどの機能があると、ぐっとイメージしやすくなります。

家族のライフスタイルを考慮しながら、最終的にはプロの視点を交えて、理想を形にしていきましょう。

ぜひ自分に合ったツールを使いながら、家族で家づくりを楽しんでください。

 

This article was updated on 2024/06/14