和が織りなす平屋
「和モダン」を採り入れた一邸。
化粧梁やタタミコーナー、和紙製のプリーツスクリーン、縦スリットの格子など。
日本情緒を現代風に表現した和モダンリビングが、どこか懐かしく落ち着いた空間を演出しています。
そして、和のリビングには、他にふたつの意味合いも込めました。
南に面した開放的な大空間のリビングでは家族や友人の「輪」が育まれ、ワンフロアで効率的に家事が行える短い動線設計が「環」を描く。
和と輪と環。 三つのわが織りなす平屋暮らしは、ときの流れをゆるやかに感じるゆとりある生活を実現しています。
【リズミカルに連なる屋根形状】太陽光パネルを載せた大きな片流れ屋根。 機能性に特化した屋根のため、和モダンの印象とかけ離れてしまうところを、逆勾配の片流れ屋根と切妻屋根を組み合わせて、和テイストとの調和を図りました。 三つの屋根が組み合わさった様相は、思わず目に留まる存在感も醸し出しています。
【輪を生み出すリビング】リビングは開放感のある大空間を目指しました。 化粧梁を設えた勾配天井と、南面に設けた四つの窓。 高い天井と明るい室内が、実際の広さ以上の開放感を生み出しています。 また、リビングから繋がる小上がりのタタミコーナーが広さを更に際立たせています。 家族や友人が集まる、ゆとりある設計のリビング。 そこでは大切な人と人との輪が紡がれていきます。
【落ち着きを生み出す和モダン】リビングはウォルナットの床材で落ち着いた雰囲気を印象付け、縦スリットの格子や化粧梁で空間をデザイン。 小上がりにしたタタミコーナーは、縁無しのスクエア畳と和紙製のプリーツスクリーン、和の趣を感じるペンダントライトで風格が漂う仕様に。 日本的な情緒を湛えた、落ち着きのある和モダンな室内に仕上がりました。
【短い動線設計が描く環】平屋の利便性を最大限に発揮できるよう短い家事動線を設計しました。 リビングの隣にドライスペースを設置。 ドライスペースには熱交換器ユニットを取り付け、負圧に保つことで除湿効果を発揮しています。 テラスドアを通って、洗濯物の出し入れもサッと行え、家事の負担も軽減。 また、各居室や洗面室からリビングにアクセスする際にドライスペースを必ず通る設計のため、畳んだ洗濯物を短い距離で運ぶことができます。 他にも、玄関とキッチンを結ぶ動線の間にパントリーを設けるなど、行ったり来たりを繰り返さない、環を描くように家事をこなせる動線を施しています。
【平屋にプラスアルファのスペース】大きな片流れ屋根が生み出す天井の空間を有効活用し、納戸を設けました。 天井に木目のクロスを設え、隠れ家のような空間に。 勾配天井が狭さを感じさせず、集中して趣味に没頭できるスペースとなっています。
床面積 | 157.22m2 / 47.55坪 |
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工法 | 2×6工法 |
所在地 | 栃木県鹿沼市 |
コンセプト | CRASTY |
施工会社 | トヨタウッドユーホーム株式会社 那須塩原支店 |