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共働きの2人がホッとくつろげる和モダンな住まい

いつかはマイホームを建てたいと思いながら、「こんな素材、あんな設備を使いたい」と夢を膨らませていたご夫婦。一番のテーマは「外には閉じて、中からは開けた家にすること」。子育てのしやすさへの配慮や、遊具を置ける広い空間を残すため、ソファやダイニングセットを置かずに済むよう、畳コーナーを小上がりにする、そして、「帰ってきたいと思える家にしたい」というご夫婦の想いを実現した、のびのびと気持ちのいい住まい。

中庭を囲んで広がるLDK。くつろぎの中心は、奥様が「どうしても欲しかった」畳コーナー。小上がりにしたので、「ソファだと来客から『座っていい?』と聞かれますが、これならすぐに何人でも腰掛けてもらえます」と奥様。床下には引き出し収納をつくり、育児用品をすっきり収めています。子どもが2階の個室に行くときには、必ずリビングで顔が見られるよう、リビング階段を採用、スケルトンにして開放感を出し、落下防止のために蹴込み部分にアクリルパネルを装着しています。

対面式キッチンに小上がりの畳コーナーを組み合わせて、ダイニングスペースに。「特に子どもが小さい間は、並んで座る方が対面よりも便利です」と奥様。カウンターテーブルは、食事時以外はパソコンコーナーや、子どもが大きくなったらスタディコーナーとしても使えます。

脱衣室には洗面台を置かず、浴室と合わせて完全にプライベートな空間に。「子どもが入浴している音がリビングに聞こえるようにしたかったのと、脱衣室が寒いのは嫌だったので、リビングからすぐの場所につくりました。 天井まで杉板を貼りましたが、脱衣室の床だけはひんやりしないようにクッションフロアに。床と壁に杉板を貼った爽やかで清潔感あふれる洗面室は「来客には脱衣室はあまり見せたくないけれども、洗面室は気軽に使ってもらいたい。だから、手洗い台だけ独立させて、玄関から一番近い場所に配置しました。ここなら子どもがどろんこになって帰ってきても、汚れを広げずに済みます」と奥様。

2階の洋室は、もう一人子どもが生まれたときのためにドアを2つ用意。主寝室も2つに分けられるようにしています。天井高は「空間が間延びしないようにあえて2400mmの低さに。この高さにすると、ハイドアが天井まで届くので、ラインが揃って見た目にすっきりします」とご主人。

「外には閉じて、中からは開けた家に」という望みをかなえるために、LDKの中心に中庭を用意。中庭には高い目隠し塀をつけ、窓を開けはなしても外からの視線が気にならないようにしている。

「外からは閉じた感じなのに、家の中に入ったらオープンな空間が広がる家にしたい」と、唯一開いた中庭には高い目隠し塀をつけて、外からは中が全く見えないようにし、直線的かつダーク色の外壁で重厚感を演出。


床面積 110.96m2 / 33.56坪
工法 木造軸組
所在地 愛知県
竣工年 2020年
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