【注文住宅】6000万円でどんな家を建てられる?費用の内訳や間取り例を紹介
- 投稿日:
- 更新日:
予算6,000万円の注文住宅は、一般的な費用相場よりも高く、高級住宅の部類に入ります。間取りや広さ、設備、デザインなどのさまざまな面でこだわりを詰め込めるのが特徴です。
ただし、注文住宅は家本体以外にも多くの費用がかかるため、「何にどれくらいの予算が必要なのか」を事前に理解してから、家づくりをスタートするようにしましょう。
そこで今回は、注文住宅に必要な主な費用を紹介した上で、予算6,000万円で注文住宅を建てる際の費用内訳や間取り例を解説します。また予算6,000万円の注文住宅だからこそこだわれる要素も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【提案無料!!】
あなたオリジナルの間取り、資金計画、土地探しなどの提案が無料で受けられる!
【一括依頼!!】
複数の優良注文住宅会社に一括で依頼が可能。何度も商談する必要がない!
【3分完了!!】
依頼はネットで簡単3分。自宅にいながら間取りや資金計画の提案を確認できる!
目次
注文住宅を建てるには4つの費用が必要
注文住宅の予算を決めるためには、必要な費用の内訳を知っておくことが不可欠です。そこで、まずは注文住宅を建てる際に必要な4つの費用を解説します。
1. 土地代
1つ目の費用は、土地代です。土地代とは土地に関する費用全般を指します。注文住宅は分譲住宅とは違い、家を建てるための土地も自分で手配する必要があるため、元々土地を持っていない限りは土地代が不可欠です。土地代の目安は、以下の割合で考えるのが一般的です。
- 家の建築費用(本体工事費+付帯工事費):土地代 = 6:4 もしくは 7:3
なお土地の正確な値段(地価)は、国土交通省の土地総合情報システムを活用すれば、無料で調べられます。
2. 本体工事費
2つ目の費用は、本体工事費です。本体工事費とは、家本体を工事する際に必要な費用のことで、柱や梁、屋根、基礎、外装、内装などに関する工事費用が含まれています。
本体工事費を割り出す際には、以下の計算式を使います。
- 坪単価(1坪当たりの施工費用)×坪数(延床面積)
坪単価の金額は、施工会社によってさまざまです。一般的にローコスト住宅メーカーの坪単価は低く、大手ハウスメーカーは高くなる傾向があります。
3. 付帯工事費
3つ目の費用は、付帯工事費です。付帯工事費とは、上下水道や電気、ガスの引き込み工事、地盤改良費、解体工事費、インテリアやエクステリアの費用など、家本体以外の工事に必要な費用のことを指します。
付帯工事費の目安は、一般的に家の建築費用の2割程度になることが多いです。本体工事費には付帯工事費が含まれていないので、別途費用を考慮しなければなりません。あとから付帯工事費に気付いて予算がオーバーしてしまう可能性もあるため、事前に細かく必要な金額を把握しておくようにしましょう。
4. 諸費用
4つ目は、諸費用です。諸費用とは、本体工事費・付帯工事費・土地代の3つ以外にかかる費用のことを指します。例えば、登記費用や印紙代、住宅ローンの手続き費用、火災・地震保険料、引越し代、地鎮祭の費用などが代表的です。
諸費用の目安は、家の建築費用の約1割とされていることが多いです。諸費用は基本的に住宅ローンの融資対象に含まれないため、事前に自己資金を用意しておくようにしましょう。
注文住宅の費用相場はどのくらい? 6000万円は高い?
6,000万円の注文住宅というのは、相場と比べてどのくらい高いのでしょうか。ここでは、注文住宅の費用相場や6,000万円の注文住宅に必要な頭金について解説します。
6000万円の注文住宅は、相場よりも高い
住宅金融支援機構の「2021年度フラット35利用者調査」によれば、注文住宅(土地なし)の所要資金は、首都圏では3,899万円、近畿圏では3,778万円、東海圏では3,650万円、その他地域では3,372万円です。(※1)
また同調査によれば、土地込みの注文住宅の所要資金は首都圏で5,133万円、近畿圏で4,658万円、東海圏で4,379万円、その他地域で3,980万円という結果です。(※2)
こうした調査を踏まえると、注文住宅において6,000万円という予算は、土地代を含む・含まないにかかわらず相場よりも高い水準です。
※1~2 出典:住宅金融支援機構 「 2021年度 フラット35利用者調査 」
6000万円の注文住宅を建てるには、年収がどのくらい必要?
注文住宅を建てる際の予算を考える際には、自身の年収と照らし合わせる必要があります。その際、役に立つのが年収倍率という指標です。年収倍率とは、住宅の購入費用に対する年収の比率のことを指します。仮に年収倍率が3倍であれば、年収の3倍の注文住宅を購入するという意味です。
住宅金融支援機構の2021年度フラット35利用者調査によれば、注文住宅(土地なし)の年収倍率は全国で6.8倍、土地込みの注文住宅の年収倍率は全国で7.5倍という結果です。注文住宅の年収倍率は6~8倍が相場となっており、一般的に年収の6~8倍の金額で住まいが購入されていることが分かります。(※)
つまり、 6,000万円の注文住宅を建てる場合には、750万円(年収倍率8倍)~1,000万円(年収倍率6倍)ほどの年収があれば一般的に無理のない範囲です。
※出典:住宅金融支援機構 「 2021年度 フラット35利用者調査 」
6000万円の注文住宅には、頭金はどのくらい必要?
6,000万円の予算で注文住宅を建てる場合、頭金はどのくらい必要なのでしょうか。
住宅金融支援機構の2021年度フラット35利用者調査によれば、手持金(頭金)の全国平均は注文住宅(土地なし)で16.7%、土地付注文住宅で9.3%という結果です。(※)つまり一般的に注文住宅では、総費用の9.3~16.7%が頭金として用意されていることになります。
※出典:住宅金融支援機構 「 2021年度 フラット35利用者調査 」
注文住宅の総費用が6,000万円の場合は、頭金として558万円(9.3%)~1,002万円(16.7%)を用意することが平均的と言えます。 ただしあくまで相場であり、頭金の金額は決まっておらず金額は各家庭によって異なるため、無理のない資金計画を立てるようにしてください。
6000万円で注文住宅を建てるときの費用内訳
予算6,000万円の注文住宅を建てるにあたって、一般的に何にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここからは6,000万円の注文住宅を建てる際の費用の内訳を、以下の2パターンに分けて解説します。
- 土地込みで注文住宅を購入する場合
- 注文住宅の建物のみを購入する場合
土地込みで予算6000万円の場合
予算6,000万円で土地と建物を同時に購入する場合、以下のような内訳になることが考えられます。
(例)
- 土地代:1,500万円
- 本体工事費:3,500万円
- 付帯工事費:600万円
- 諸費用:400万円
本体工事費で3,500万円以上確保できれば、設備や内装、外観などのグレードを比較的高くして注文住宅を建てられます。あくまで目安ではありますが、参考にしてみてください。
建物のみで予算6000万円の場合
既に土地を持っており、建物の総工費(本体工事費・付帯工事費・諸費用)だけで6,000万円の予算を確保できる場合は、以下のような内訳を検討してみてください。
(例)
- 本体工事費:4,800万円
- 付帯工事費:800万円
- 諸費用:400万円
本体工事費を4500万円以上用意できる場合、場所や広さなどにもよりますが、基本的に内装や設備をほぼすべてハイグレードにし、外観のデザインにも深くこだわれます。間取りの希望が通りやすく、二世帯住宅も可能です。
【間取り例】6000万円でどのような注文住宅を建てられる?
予算6,000万円の注文住宅は、具体的にどのような間取りが可能なのでしょうか。ここでは、6,000万円の注文住宅を建てる際の間取り例を3つ紹介します。
こちらでご紹介する間取りはあくまで参考例ですので、実際にどのような間取りが可能か施工会社に直接確認しましょう。
【間取り例1】家族でのびのび過ごせる広々住宅
本体工事費が3,500~4,000万円以上あれば、2〜3階建てで各階にLDKを設けるといった間取りも検討可能です。また家族それぞれの個室の他に、趣味用の部屋やゲストルームなど、目的別の空間も設けられます。
さらに家事に便利な回遊動線や収納など、機能面でも十分にこだわれるでしょう。
【間取り例2】天然素材を活かしたおしゃれな住宅
本体工事費が4,000万円を超えれば、梁・柱に天然木材を使ったり、瓦屋根を取り入れたりと、素材を活かした趣のある外観を実現可能です。開放的な吹き抜けやビルトインガレージ、展望が楽しめるバルコニーなどを取り入れてみるのも良いでしょう。デザイン面だけでなく、使いやすいアイランドキッチンやリモートワーク用のスペースなど、機能面にこだわれるのも特徴です。
【間取り例3】快適に過ごせる独自工法の住宅
本体工事費が4,500万円を超えれば、SC工法やSE構法などの独自工法を用いて、冬は暖かく夏は涼しい快適な住まいに、そして耐震性の優れた安心の住まいに仕上げられます。
- SC工法:機密性・断熱性が高いため冬は温かく、遮熱効果でなるは涼しい住宅を実現可能
- SE構法:数値によって裏付けられた構造によって、優れた耐震性能を持った住宅を実現可能
二世帯が程よい距離感で暮らせるようLDKを2つ設けたり、バルコニーや屋上庭園を設けたりと、余裕のある空間設計が可能です。
6000万円の注文住宅で実現可能なこだわり要素
予算6,000万円の注文住宅は高級住宅の部類に入るため、さまざまなこだわりを詰め込めるのが特長です。ここでは、6,000万円の予算があれば実現可能な注文住宅のこだわり要素についていくつかピックアップして紹介します。ぜひ注文住宅のプランニングをする際に、参考にしてみてください。
リビングにおけるこだわり要素
家族全員が集まるリビングは、注文住宅の中でも特にこだわりたい空間です。6,000万円の予算があれば、リビングの内装やインテリアにこだわれます。
例えば、螺旋階段のようなデザイン性の高いリビング階段を設けたり、2階からのぞけるように吹き抜けにしたりすることも可能です。最近人気を博している、和室の要素と間接照明などを組み合わせた、「和モダン」なリビングにするのもおすすめです。
プライベート空間におけるこだわり要素
予算6,000万円の注文住宅であれば、プライベート空間である家族一人ひとりの部屋も、それぞれの要望が叶いやすくなります。
例えば、夫婦の部屋にリモートワーク用の書斎を設けたり、子供部屋に秘密基地のようなロフトを用意したりすることが可能です。また中二階(スキップフロア)を造り子供が遊べるスペースにすれば、リビングにいながらも子供の様子を簡単に確認できるようになります。
キッチンにおけるこだわり要素
キッチンは使い勝手や動線にこだわりたいスペースです。予算が6,000万円あれば、キッチンの構造や性能にもこだわりを反映できます。
例えば、リビングを見ながら調理できる対面式キッチンや、料理に集中しやすい独立型キッチン、おしゃれなデザインで開放感のあるアイランドキッチンなどさまざまなタイプから、好みのものを選択可能です。
また料理器具や食材を多く使用する場合は、キッチンワゴンやカップボードのような収納にもこだわることでより調理が快適になるでしょう。
浴室・洗面所におけるこだわり要素
お風呂や洗面所は家族全員が毎日使うからこそ、特に機能性やデザイン性を追求したい空間です。予算6,000万円の注文住宅であれば、浴室・洗面所にもこだわりを詰め込めます。
例えば、造作風呂と呼ばれるオーダーメイド形式の浴室を選ぶことで、おしゃれな猫脚付きの浴槽やヒノキ風呂、露天風呂を設置したりもできます。またアーチ状の天井にして高級感を演出するのも一つの方法です。
間取りに余裕があれば、洗面室と脱衣室を分けるのもおすすめです。家族全員が効率的かつ気兼ねなく、準備や着替えを行えるようになります。
内装・設備におけるこだわり要素
予算6,000万円の注文住宅であれば、家の細かい内装や設備などにもこだわることができ、より快適な住まいを実現できます。
例えば、家電や食材を収納できるパントリー、大量の衣服を収納できて中で着替えもできるウォークインクローゼットなどは非常に便利です。また、汚れのつきにくい床材を使ったり、壁材にデザイン性の高い天然の石や木材を使ったり、天井にダウンライトを埋め込んでお洒落な雰囲気を演出したりするのも良いでしょう。
6000万円の注文住宅を建てるときのポイント
6,000万円の注文住宅ではこだわりをたくさん詰め込めるからこそ、気を付けるべきこともいくつかあります。ここからは、6,000万円の注文住宅を建てる際に押さえておきたいポイントや注意点について見てみましょう。
家族のライフスタイルを把握する
家族一人ひとりによって、住まいに求める条件や希望は異なります。夫婦にとって快適な住まいと、子供にとって快適な住まいは同じではありません。そのため、家族船員のライフスタイルや生活動線をよく見つめ直し、こだわりたい要素を洗い出しておくことが大切です。家族の声を事前にしっかり聞いておくことで、より後悔のない住まいづくりができるでしょう。
こだわりの優先順位を決めておく
6,000万円規模の注文住宅になると、住まいに数多くのこだわりを詰め込めます。しかし要望が増えすぎてしまうと、不必要なスペースや設備が生まれてしまったり、逆に生活動線がスムーズに作れなかったりする可能性も。
そのため、こだわりたい要素には優先順位をつけておくことが重要です。絶対に譲れない条件と余裕があればこだわりたい条件を事前に決めておくと、スムーズかつ無駄のない住まいづくりを目指せます。
施工会社の得意分野を見極める
施工会社によって、得意分野はさまざまです。例えば、狭小地や旗竿地の住宅設計が得意な会社もあれば、独自の工法で耐震性に優れた住宅を建てるのが得意な会社もあります。
正式に依頼する前に各施工会社の得意分野を見極めておくと、自身の条件や希望に合った相性の良い依頼先を選択でき、満足度の高い注文住宅を建てられるでしょう。
複数の施工会社から資料を取り寄せる
注文住宅を建てる際、1社の施工会社だけから話を聞くと、どうしても視野が狭まってしまいます。間取りやデザイン、設備などの幅広い可能性を知るためにも、複数の施工会社から資料を取り寄せることが大切です。また料金面でも、相見積もりをとれるようになります。
複数の施工会社から資料を取り寄せたい場合には、一括資料請求サービスが非常に便利です。一括資料請求サービスを活用することで、Webサイト上で24時間いつでも気になったハウスメーカーや工務店などのカタログや間取りプランをまとめて取り寄せられます。注文住宅づくりの第一歩をスムーズに踏み出すためにも、ぜひ積極的にチェックしてみましょう。
予算6000万円で理想のマイホームを実現しよう
注文住宅を建てる際に6,000万円の予算があれば、外観や内装のデザイン、設備、間取り、立地をはじめとした、家のさまざまな部分にこだわりを詰め込めます。家族の意見をすり合わせた上で、全員の生活スタイルに合う理想の住まいを検討するようにしましょう。事前に優先順位を整理しておくと、より納得感のある快適な注文住宅を建てやすいです。
また「土地代も含めて6,000万円なのか」「建物部分の総工費だけで6,000万円なのか」によっても、注文住宅のグレードは変わってきます。収入や将来的な出費も考えて、資金計画を入念に練っておくようにしましょう。
なお注文住宅を購入する際は、1社だけでなく複数の施工会社から資料を取り寄せることで、幅広い視点から理想に合った住まいづくりができます。特に6,000万円の注文住宅はこだわるべき部分も多いため、豊富な選択肢の中から慎重に決めましょう。
注文住宅相談サイト「タウンライフ家づくり」を活用すれば、複数の施工会社から、間取りプランや資金計画書、土地に関する情報などを一度にまとめて提案してもらうことが可能です。Webサイト上で自身の条件や希望を入力するだけで、無料で資料を受け取れるので、注文住宅を検討している方はお気軽に活用してみてください。
【提案無料!!】
あなたオリジナルの間取り、資金計画、土地探しなどの提案が無料で受けられる!
【一括依頼!!】
複数の優良注文住宅会社に一括で依頼が可能。何度も商談する必要がない!
【3分完了!!】
依頼はネットで簡単3分。自宅にいながら間取りや資金計画の提案を確認できる!
関連記事 / おすすめ記事
-
土地込み3000万円台で建てる注文住宅投稿日:2023.05.29
-
予算4000万円の注文住宅!土地込みの場合・年収別返済プラン・間取り例を紹介投稿日:2023.08.04
-
2000万円台で建てる注文住宅の間取りとは?間取りの決め方・ポイント解説投稿日:2023.08.04
-
マイホームは予算1000万円台でも実現できる?間取りの実例やメリット・デメリットを紹介投稿日:2023.08.04
オンライン一括依頼
家づくりのコンセプトを一緒に考えます。
-
間取りプラン
-
資金計画書
-
土地提案
35 社以上が掲載!!
小冊子をプレゼント!
7つの法則と7つの間取り
小冊子16P(PDF)
オンライン一括依頼はこちら