マイホームの購入年齢は何歳がベスト? 世の中の平均年齢や年代別のポイントを解説!
- 投稿日:
- 更新日:
マイホームの購入を検討しており、「年齢的にいつがベストタイミングなのだろう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。マイホームの購入時期は資金状況やライフイベントによって変わるため、必ずしも「早いほうがよい」「遅いほうがよい」とは言えません。大切なのは、マイホームを購入する年代ごとのメリット・デメリットを知った上で、自分に合ったタイミングを選ぶことです。
そこで今回は、マイホームを購入する平均年齢や年代ごとのメリット・デメリットについて解説していきます。また、マイホーム購入時の平均年収や住宅ローンの平均借り入れ額なども紹介しますので、マイホームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
【提案無料!!】
あなたオリジナルの間取り、資金計画、土地探しなどの提案が無料で受けられる!
【一括依頼!!】
複数の優良注文住宅会社に一括で依頼が可能。何度も商談する必要がない!
【3分完了!!】
依頼はネットで簡単3分。自宅にいながら間取りや資金計画の提案を確認できる!
目次
憧れのマイホーム、購入の平均年齢は?
初めてのマイホームは、一般的にどのくらいの年齢で購入するものなのでしょうか。ここでは、国土交通省の「令和3年度住宅市場動向調査報告書」を参考にして、住宅の種類別にマイホーム購入者の平均年齢や傾向を解説します。
注文住宅
まず注文住宅に関して、一次取得者(初めてマイホームを購入する人)の世帯主の年齢は30代の割合が多く、46.5%を占めています。(※1)
注文住宅のメリットは、間取りや設備、デザインなどをオーダーメイドで自由に決められる点にあります。ただし希望を盛り込みすぎると、その分費用も上がってしまうのが特徴です。予算にある程度ゆとりが必要なため、分譲戸建住宅よりも世帯主の平均年齢がやや高い傾向にあります。
分譲戸建住宅
分譲戸建住宅は、一次取得者の世帯主の平均年齢は37.2歳で、30代の割合が50.0%と多いです。(※2)
分譲戸建住宅とは、分譲地に建てられ、土地とセットで販売されている住宅のことをいいます。注文住宅ほど自由度はないものの、比較的費用を安く抑えて購入できるのが特徴です。そのため、注文住宅よりも世帯主の平均年齢が低くなる傾向にあります。
分譲マンション
分譲マンションの一次取得者の世帯主の平均年齢は39.5歳です。(※3)
分譲マンションとは、新築マンションのうちの1住戸のことを指します。近年は分譲マンションの建築技術が高まっており、どの住宅も断熱性や耐震性に優れ、セキュリティ水準も高くなっているのが特徴です。利便性の高い立地に建てられているケースも多く、その分価格帯が高くなり、世帯主の平均年齢もやや高くなる傾向にあります。
中古戸建住宅
中古戸建住宅の一次取得者の世帯主の平均年齢は43.2歳です。(※4)
他の住宅と比べると世帯主に30代が少なく、40~50代が多いのが中古戸建住宅の特徴です。40~50代は子供も大きくなり、夫婦2人の生活スタイルに変わりやすい年代でもあります。これまで住んでいた家を売って中古の戸建住宅を購入し、定年退職や老後を見据えてリノベーションするケースも珍しくありません。
中古マンション
中古マンションの一次取得者の世帯主の平均年齢は43.6歳です。(※5)
世帯主の平均年齢は他の住宅より高く、40~50代が高い割合を占めています。令和3年度住宅市場動向調査報告書によれば、住宅購入者が中古マンションを選んだ理由として、「リフォームで快適に住めると思ったから」という理由を挙げる人が39.1%にものぼりました。柔軟にリノベーションできる中古マンションは、ライフスタイルの変化が激しい40代以降の方に特に人気です。
※1〜5 出典:国土交通省 「 令和3年度住宅市場動向調査報告書 」
マイホーム購入時の年収や住宅ローン額はどのくらい?
マイホームの購入を決める際は、十分な資金を用意できるかどうかも検討しなければなりません。ここでは、国土交通省の令和3年度住宅市場動向調査報告書を参考にしながら、マイホームを購入する方の平均年収や住宅ローンの平均金額などを解説します。
マイホーム購入時の世帯年収
マイホームを購入する際、まず世帯年収が平均的かどうかを参考にしてみてください。
住宅一次取得者の平均世帯年収と住宅の種類別の平均世帯年収は以下の通りです。あくまで平均値ではありますが、資金計画を練る際の参考にしてみてください。
住宅一次取得者の平均世帯年収
年代(住宅一次取得者) | 平均世帯年収 |
---|---|
40歳未満 | 711万円 |
40代 | 853万円 |
50代 | 737万円 |
60歳以上 | 551万円 |
(※)
※出典:国土交通省 「 令和3年度住宅市場動向調査報告書 」
住宅の種類別の平均世帯年収
住宅の種類 | 平均世帯年収 |
---|---|
注文住宅(全国) | 779万円 |
注文住宅(三大都市圏) | 909万円 |
分譲戸建住宅 | 719万円 |
分譲マンション | 912万円 |
中古戸建住宅 | 687万円 |
中古マンション | 745万円 |
(※)
※出典:国土交通省 「 令和3年度住宅市場動向調査報告書 」
マイホーム購入時における住宅ローンの金額
マイホームを購入する際には、必要な購入資金の目安や住宅ローン(借入金)の返済にかかる期間なども、頭に入れておくことが大切です。
住宅一次取得者の平均購入資金と借入金(住宅ローン)の平均返済期間を紹介します。あくまで平均値ではありますが、「住宅ローンをどのくらいの金額借りるべきか」「どのくらいの年数で完済できるのか」を知る際の参考にしてみてください。
住宅一次取得者がマイホームを購入するための平均資金
住宅の種類 | 平均購入資金 |
---|---|
注文住宅(※土地も購入) | 4,879万円(うち借入金4,036万円) |
分譲戸建住宅 | 4,036万円(うち借入金3,406万円) |
分譲マンション | 4,674万円(うち借入金3,337万円) |
中古戸建住宅 | 2,721万円(うち借入金1,926万円) |
中古マンション | 3,118万円(うち借入金1,986万円) |
(※)
※出典:国土交通省 「 令和3年度住宅市場動向調査報告書 」
借入金(住宅ローン)の平均返済期間
住宅の種類 | 借入金(住宅ローン)の平均返済期間 |
---|---|
注文住宅(※土地も購入) | 34.2年 |
分譲戸建住宅 | 34.1年 |
分譲マンション | 32.0年 |
中古戸建住宅 | 29.2年 |
中古マンション | 29.9年 |
(※)
※出典:国土交通省 「 令和3年度住宅市場動向調査報告書 」
マイホームの購入を決めるタイミングって?
マイホームの購入タイミングを決める際は、年齢や予算だけではなく、さまざまなライフイベントを考慮に入れることが大切です。ここでは、マイホーム購入のきっかけになりやすい主なタイミングについて解説していきます。
結婚や出産のタイミング
結婚や出産などのライフイベントを迎えたタイミングで、マイホームの購入を決める人もいます。家族の人数が増えたタイミングであれば、「子育てしやすい地域や間取りにしよう」「子供が大きくなった時に幼稚園や小学校に通いやすい立地にしよう」など、家族のライフプランを想定した上で適した住まいを見つけられるのがメリットです。
子供の入園、入学、進学のタイミング
子供が幼稚園に入園したり、小学校に入学したりするタイミングでマイホームの購入を決める人もいます。子供の学区を決めるタイミングで住まいを構えれば、転園や転校を避けやすくなるのがメリットです。また子供が幼い頃から地域になじみやすくなり、近所に友人をスムーズに作りやすい、というのも大きな利点です。
子供が独立したタイミング
子供が大学進学や就職を機に実家を離れたタイミングで、マイホームを購入する家庭もあります。子供の独立したタイミングであれば、夫婦2人が老後に暮らしやすい住まいを選べます。例えば、階段に手すりを備え付ける、トイレや浴室の段差をなくす、足腰が不自由でも開閉しやすい横開きのドアにするなど、バリアフリーの観点から適した住まいをプランニングできるのがメリットです。
キャリア上のタイミング
キャリアが変わったタイミングで、マイホームを購入するケースもあります。例えば、昇格・昇給によって資金に余裕ができたタイミングや、定年退職で家にいる時間が長くなったタイミングでマイホームを構える人もいます。
自身のキャリアプランもある程度考慮に入れておくことで、より後悔のないタイミングでマイホームを購入可能です。
【年代別】マイホーム購入のメリット・デメリット
マイホームを何歳で購入するかによって、用意できる購入資金や住宅ローンの金額の目安も変わります。ここではマイホーム購入時の年代ごとに、メリット・デメリットを見てみましょう。
20代でマイホームを購入するメリット・デメリット
20代は社会人として独立したり、結婚したりといった新生活を始めることの多い年代です。そんな20代でマイホームを購入する場合のメリット・デメリットを解説します。
20代でマイホームを購入するメリット
20代でマイホームを購入するメリットは、住宅ローンを完済する年齢が早まることです。仮に25歳で35年分の住宅ローンを組んだとすれば、定年退職を迎える60歳には返済が完了します。完済が早ければ早いほど、早期から老後に向けた貯蓄が可能です。
20代でマイホームを購入するデメリット
20代でマイホームを購入するデメリットは、十分な購入資金を用意しにくいことです。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、20代の平均年収は20~24歳で269万円、25~29歳で371万円となっており、他の年代と比べると低い傾向にあります。(※)その中で、十分な住宅資金を捻出するのが難しいケースもあるでしょう。20代でマイホームを購入する際には、将来を見据えた入念な資金計画が必要です。
※出典:国税庁 「 令和3年分民間給与実態統計調査 」
30代でマイホームを購入するメリット・デメリット
30代は社会人として経験を積みながら、出産や子育てなどライフステージの変化が激しい年代です。そんな30代でマイホームを購入する場合のメリット・デメリットを見てみましょう。
30代でマイホームを購入するメリット
30代でマイホームを購入するメリットとして、住宅ローンを組みやすい点が挙げられます。住宅ローンの審査では、完済時の年齢や健康状態、年収額などをチェックされることが一般的です。30代は収入や健康面が比較的安定しており、審査の項目を高水準でクリアできることが多いでしょう。
また、返済期間30年の住宅ローンを35歳で組んだとしても、定年退職前後の65歳には完済できるのもメリットの1つ。住宅ローンの完済時期と給与のバランスを考えて、30代でマイホームを購入する人も多いです。
30代でマイホームを購入するデメリット
30代でマイホームを購入するデメリットは、将来的にライフプランが大きく変わる場合に、それに応じた家づくりができない可能性があることです。30代以降は子供が進学や独立をしたり、第二子が生まれたり、キャリア上の転機があったりとライフステージの大きな変化が訪れやすいです。住まいに求める条件も都度変わってきてしまうこともあるでしょう。これまでとはマイホームの間取りや立地に対する優先順位が変わってしまう場合もあるので、入念な人生設計が必要です。
40代でマイホームを購入するメリット・デメリット
40代は子供が成長し、これまで住んでいた家が狭く感じやすくなる年代です。40代でマイホームを購入するメリット・デメリットを見ていきましょう。
40代でマイホームを購入するメリット
40代でマイホームを購入するメリットは、十分な資金を用意しやすいことです。
国税庁の民間給与実態統計調査によれば、40代の平均年収は40~44歳で480万円、45~49歳で504万円となっており、他の年代と比べると比較的給与水準が高い傾向にあります。(※)ゆとりのある住宅購入資金を用意しやすいため、住まいの細部にもこだわりを詰め込みやすいのが利点です。
※出典:国税庁 「 令和3年分民間給与実態統計調査 」
40代でマイホームを購入するデメリット
40代でマイホームを購入するデメリットは、活用できる住宅ローンが限られてくることです。
40代で住宅ローンを組むとなると、完済までの期間が短くなります。例えば、45歳で35年分の住宅ローンを組むと、完済は80歳です。老後の生活を圧迫してしまうため、あまり現実的ではありません。返済期間が短くなると、1カ月当たりの負担額が増えてしまうのも難点です。40代になると住宅ローンによっては組めないプランも増えるので、注意しましょう。
50代でマイホームを購入するメリット・デメリット
50代は子育てが落ち着き、セカンドライフを見据えた住まいづくりを検討することの多い年代です。50代でマイホームを購入するメリット・デメリットを解説します。
50代でマイホームを購入するメリット
50代でマイホームを購入するメリットは、住まいに求める要望がはっきりしていることです。例えば、「子供が独立したので、夫婦二人で暮らせる小さめの住まいにしたい」「老後を見据えてバリアフリー住宅にしたい」などの希望が挙げられます。ライフプランを比較的見通しやすいため、後悔なく住まいを選択できるでしょう。
50代でマイホームを購入するデメリット
50代でマイホームを購入するデメリットは、住宅ローンを組む際の難易度が上がってしまうことです。50代は住宅ローン完済までの期間が短くなるため、どうしても組めるプランの種類が限られます。また50代以降は役職定年や定年退職によって大幅に減収してしまう可能性もあるため、住宅ローンの返済計画を入念に練っておかなければなりません。
家族にとってベストのタイミングでマイホームを購入しよう
マイホームを購入するのに適したタイミングは、人によってさまざまです。また住まいの選び方は、ライフイベントによっても大きく変わります。マイホームを購入する際には、家族のさまざまな事情を総合的に考慮して、決断するようにしましょう。
なおマイホームを購入する際には、1社だけでなく複数の施工会社から間取りや予算、土地に関するアドバイスや提案をもらうことで、より幅広い視野で住まいづくりができるようになります。
注文住宅相談サイト「タウンライフ家づくり」を活用すれば、複数の施工会社から、間取りプランや資金計画書、土地に関する情報などを一度にまとめて提案してもらえます。Webサイトにて自身の希望や条件を入力するだけで無料で提案書を受け取れるため、マイホームを検討している方はまずは一度利用してみてください。
【提案無料!!】
あなたオリジナルの間取り、資金計画、土地探しなどの提案が無料で受けられる!
【一括依頼!!】
複数の優良注文住宅会社に一括で依頼が可能。何度も商談する必要がない!
【3分完了!!】
依頼はネットで簡単3分。自宅にいながら間取りや資金計画の提案を確認できる!
関連記事 / おすすめ記事
-
マイホームを持つべきか・持たないべきか?賃貸と比較した際のメリットとデメリットについて解説投稿日:2023.06.29
-
憧れのマイホーム、30歳代で購入は早い?遅い? メリットやデメリットを解説投稿日:2023.06.23
-
家づくりを始める方へ!注文住宅一括資料請求を活用するメリット投稿日:2023.06.23
-
マイホームを建てるベストタイミングはいつ? 子供の年齢を3つの時期に分けて解説!投稿日:2023.05.29
オンライン一括依頼
家づくりのコンセプトを一緒に考えます。
-
間取りプラン
-
資金計画書
-
土地提案
35 社以上が掲載!!
小冊子をプレゼント!
7つの法則と7つの間取り
小冊子16P(PDF)
オンライン一括依頼はこちら