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吹き抜けのある注文住宅で開放感を! 吹き抜けのメリット・デメリット、後悔しないための5つのポイント

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吹き抜けのある注文住宅で開放感を! 吹き抜けのメリット・デメリット、後悔しないための5つのポイント

施主の希望や要望を反映しやすい注文住宅であれば、吹き抜けのあるおしゃれなマイホームを建てられます。ただし吹き抜けには多くのメリットがある反面、いくつか注意しなければならないポイントもあります。注文住宅を建ててから後悔することのないよう、メリットとデメリットをそれぞれ理解してから吹き抜けを採用するか検討しましょう。

本記事では吹き抜けのある注文住宅のメリットとデメリット、吹き抜けのある注文住宅で後悔しないためのポイントなどについて解説します。注文住宅を建てようとしている方は参考にしてみてください。

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目次

吹き抜けのある注文住宅のメリット

ここからは、吹き抜けのある注文住宅を建てた場合のメリットを4つ紹介します。

開放的な空間になる

吹き抜けのあるスペースは1階部分に天井がない分、圧迫感がなく開放的で広々としたな空間を実現可能です。そのため延べ床面積が小さくてもそれほど手狭に感じません。吹き抜けは「狭小地でもゆとりのある注文住宅に仕上げたい」という場合におすすめです。

おしゃれで洗練された印象になる

吹き抜けのある注文住宅は、一階部分に天井のある従来の住宅スタイルとは大きく異なります。おしゃれで洗練された印象になり、スタイリッシュなイメージを与えられます。

また広々とした空間をダイナミックに使えるところもメリットの一つです。例えば2階部分の天井から長さのある照明を吊してみたり、壁の高い位置に大ぶりのインテリアを飾ってみたりと、一般的な住宅では難しいレイアウトを実現できます。その他にも、二階部分に設けた窓に長めのカーテンを取り付けて、ホテル風に仕上げるなど、独自のデザインを取り入れることも可能です。

採光性が高く明るい

吹き抜けのある注文住宅では、二階部分に窓を設けるのが一般的です。窓は高い場所に設置するほど外の光を取り込みやすくなるため、吹き抜けにすると室内全体を明るくできます。

特に住宅街に注文住宅を建てる場合、隣家との距離が狭いと採光が悪くなりがちですが、二階部分に取り付けた窓からなら十分に光を取り込むことが可能です。採光がよくなると日中でも明かりいらずで過ごせるので、光熱費の節約にもなります。

家族とコミュニケーションが取りやすい

一般的な住宅は1階部分と2階部分がそれぞれ独立しています。そのため1階にいる人が2階にいる人とコミュニケーションを取りたいときは、いちいち階段を上り下りしたり、階段の下から声を張り上げたりしなければなりません。

吹き抜けのある注文住宅なら、天井がない分階下からの声が通りやすいので、1階のリビングやキッチンにいても階上にいる家族と意思疎通を図りやすいです。また一階からでも、二階を通る家族の姿を確認できるので、家族の気配を身近に感じられる点も吹き抜けならではのメリットといえます。

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吹き抜けのある注文住宅のデメリット

吹き抜けのある注文住宅は多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットがあります。後で悔やむことのないよう、デメリットもよく理解してから吹き抜けを検討しましょう。

ここでは吹き抜けのある注文住宅のデメリットを4つ紹介します。

冷暖房効率が落ちる

吹き抜けのあるスペースは、1階部分に天井のある部屋に比べると空間が広くなるため冷暖房効率が下がりがちです。暖かい空気は上に向かう性質があるため、冬場は足元の冷えに悩まされる可能性があります。

一方、夏場は採光がよい分、室内の気温が上昇しやすい傾向にあります。エアコンから吹き出される冷風も、部屋が広いと隅々まで行き渡りにくくなるため、暑さに悩まされたり、熱中症のリスクが高まったりする可能性もゼロではありません。

エアコンは部屋の面積に応じて購入する製品を決めるのが一般的ですが、吹き抜けのある注文住宅の場合は、本来の床面積に応じたエアコンよりもややパワーの強いものを選びましょう。

またサーキュレーターや扇風機を活用して、空気の循環率を高める工夫を取り入れることも大切です。

音やニオイが伝わりやすい

吹き抜けのある注文住宅は天井や壁が少ないため、音やニオイが伝わりやすいです。例えば、一階のキッチンのニオイが二階まで流れていったり、二階の部屋の話し声や物音が一階まで大きく伝わってきたりすることもあります。

生活音やニオイが気になる場合は、施工の際に壁や床に吸音材を設置する、換気窓を取り付ける、キッチンの間取りを工夫するなどの対策を講じましょう。

メンテナンスに手間やコストがかかる

吹き抜けのある注文住宅は、一階から天井まで距離があるため天井から吊り下げられた照明の電球交換や、二階部分に設けられた窓の清掃に手間がかかります。場所によっては自分ではメンテナンスできず、専門業者に依頼しなければならないこともあるでしょう。

専門業者への依頼には費用がかかるので、一般的な住宅よりも維持費がかかることは念頭に置いておきましょう。吹き抜けを設ける場合は、長期間にわたって電球交換が不要なLEDライトを利用するなど、メンテナンスの手間を省くための工夫をするのがポイントです。

2階部分の床面積が減る

1階部分の天井は2階部分の床に当たるため、吹き抜けにすると2階部分の床面積が少なくなります。特に狭小地に注文住宅を建てる場合、吹き抜けにすると十分な部屋の数や面積を確保できなくなり、日常生活に支障をきたす原因になる可能性も。

吹き抜けを設ける際は、現在~将来の家族構成やライフスタイルの変化などを考慮して必要十分な部屋数や面積を確保できるかどうか、しっかり検討する

ようにしましょう。

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吹き抜けのある注文住宅で後悔しないためのポイント5つ

ここまで吹き抜けのある注文住宅のメリットやデメリットを紹介しました。せっかく手間とお金をかけて建てた注文住宅で後悔しないためにも、吹き抜けを設ける際は以下5つのポイントに注意しましょう。

1. 空気が循環する設備を付ける

吹き抜けのある注文住宅は冷暖房効率が低下しやすいため、空気が循環する設備をあらかじめ取り付けておくのがおすすめです。

例えば部屋に空調システムを採用する、天井にシーリングファンを取り付けることなどが挙げられます。なおこれらの設備を取り入れるには、配管工事や電源配線、天井の補強などが必要です。後付けする場合は大がかりな工事になってしまうため、設計の段階で導入の有無を決めておきましょう。

2. 家自体の断熱性能を高める

吹き抜けのある注文住宅を建てる際は、エアコンや暖房器具などにこだわるだけでなく、家そのものの断熱性能を高める必要があります。

壁や天井、床に断熱材を入れたり、窓をペアガラスにしたりすると、夏場は冷たい空気を、冬は暖かい空気を外に逃がしにくくなります。また断熱材は外気が室内に侵入するのを防いでくれる効果もあるため、一石二鳥です。

断熱材やペアガラスも後付けすると手間と費用がかかるため、導入するかどうかは注文住宅の設計時に決めておきましょう。

3. 寝室や個室の配置を工夫する

静音性を重視する寝室や個室は、なるべく吹き抜けの近くに配置しないよう間取り面でも工夫しましょう。または吹き抜け側の壁に吸音材や防音材などを設置すると、1階の生活音の影響を受けにくくなります。

4. 高所のメンテナンスについて確認する

照明や窓など、高所のメンテナンス方法について、あらかじめ確認しておくことが大切です。

照明に関しては、電動で昇降させられる製品を選ぶ、吊り下げタイプのペンダントライトを取り付けて階下からでも掃除しやすいようにする、といった工夫を取り入れればメンテナンスが楽になります。

高い場所にある窓に関しては、柄の長い用具を使えば届く場所に配置すれば、専門業者に依頼せずとも自分でもお手入れすることが可能です。

5. 上下のフロアのバランスに気を付ける

吹き抜けの面積は必ずしも1階の床面積と同じにする必要はなく、一部のみを吹き抜けにすることも可能です。

吹き抜け部分が広ければ採光性や開放性はアップしますが、その分暖房効率が低下したり2階部分の面積が狭くなったりします。逆に吹き抜け部分を狭くした場合、断熱性の向上や2階部分の面積の拡張といったメリットがある一方、採光性や開放性が低下しやすいです。

吹き抜けに求める条件や2階に必要な面積などを考慮した上で、上下のフロアのバランスに気を付けながら設計するようにしましょう。

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吹き抜けのある注文住宅は費用が高くなる?

吹き抜けのある注文住宅は、一般的な住宅よりスタイリッシュに仕上がるので、「施工費用が高くなるのでは?」と思う人も多いかもしれません。

結論からいうと、吹き抜けのある注文住宅の施工費用は、依頼する施工会社によって異なります。通常、住宅の施工費用は坪あたりの価格(坪単価)で表示されていますが、吹き抜け部分に関しては通常1坪のところを0.5坪で計算するなど、建築会社独自のルールが適用されることがあります。

吹き抜けを設ける際のルールは施工会社ごとにさまざまなので、吹き抜けがある場合とない場合の両方の見積もりを取って費用を比較してみましょう。また同じ条件で複数の建築会社に見積もりを依頼すれば、会社ごとの違いが分かって比較検討しやすいです。

あらかじめ予算が決まっている場合は、担当者に「このくらいの予算で吹き抜けのある注文住宅を建てたい」と伝えれば、適切なプランや間取りを提案してもらえます。プロの意見も取り入れながら、予算内に収まる設計を考えてみてください。

吹き抜けのある注文住宅は耐震性もしっかりと確認する

地震大国といわれる日本では、住宅には高い耐震性が必要です。吹き抜けのある住宅は柱や床が少なく、建物の耐震性が低い傾向にあります。

特に採光のために窓を大きく取ると、外壁の面積が少なくなり家の強度が下がる原因になることも。吹き抜けがある注文住宅を建てる場合は、どの程度の揺れに耐えられる設計になっているのか、耐震性能を確認してください。

住宅の耐震性能は、耐震等級と呼ばれる区分で確認できます。耐震等級は1~3に分かれており、等級が大きいほど優れた耐震性を有しています。(※)

等級1でも建築基準法の耐震性能は満たしていますが、吹き抜けのある注文住宅を建てる場合は耐震等級2以上の住宅を建てることも考慮ましょう。

※出典:国土交通省「 新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド

吹き抜けのある注文住宅を検討するならプランを比較してみよう

一口に吹き抜けのある注文住宅といっても、間取りや設計プランは多岐にわたります。また同じ施工会社に依頼した場合でも、希望や要望、予算によって吹き抜けの面積やレイアウト、デザインなどに違いが出てきます。

注文住宅は自由度が高い分、選択肢が豊富に存在するので、自分のニーズや予算に合った吹き抜け注文住宅を建てたいのなら、複数のプランを比較することが大切です。

施工会社の多くは資料請求や見積もりに無料で対応しているので、吹き抜け注文住宅の情報をしっかり収集し、担当者に相談しながら計画を練っていくことをおすすめします。

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メリット・デメリットを把握した上で、納得のいく吹き抜けのある注文住宅を建てよう

吹き抜けのある注文住宅は、おしゃれに見える、採光性や開放感がある、家族とコミュニケーションを取りやすいなど、さまざまなメリットがあります。一方で、冷暖房効率が落ちる、音やニオイが伝わりやすいなど、いくつか注意しなければならない点もあるため、吹き抜けを検討する場合はこれらの対策を考えなければなりません。

「吹き抜けを設けなければよかった」と後悔することのないよう、施工会社から適切なアドバイスをもらいつつ、満足のいく吹き抜けのある注文住宅のプランを立てていきましょう。

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