実例紹介
群馬県藤岡市 M様邸
地震によって瓦が崩れてしまい雨漏れの心配をしていました。一日でも早く直して欲しいとの事だったのですぐさま棟瓦の積み直しをご提案させていただきました。
今回、施工させていただいたのは藤岡市のM様邸。築20年経っていて屋根全体が瓦、外壁がボードのリシン吹きで出来ている和風造りのカッコイイお家です。屋根のてっぺんにある棟瓦が一部、地震で崩れてしまったそうで雨漏れの心配をしていました。一日でも早く修理して欲しいとのご要望だったのですが現場調査にへ行った際、お家をぐるっと一周見させてもらいました。すると瓦が崩れていたのはもちろん、他にも漆喰がボソボソになっているところがあったり築も20年経っているという事だったので次いつまた崩れるかわかりません。二度、三度とやるより一度で施工した方が金額も手間も抑えられます。なのでそこだけでなく棟瓦全体の積み直しをご提案させていただくとお客様からもそうしてもらえると助かるとのお言葉をもらいました。なので一日でも早く安心して満足して、もしまたお家の事でなにか困った事があったら一番に声をかけてもらえるよう良い仕事をしようと思いました。
着工したらまず始めに今ある既存の瓦を撤去しなくてはなりません。全て取り除くとこのようになっています。普段であれば綺麗に瓦を撤去しそのまま再利用するんですが今回の瓦、内側に元の漆喰がこべり付いていて取れず積み直す時にしっかり効かずまた崩れ同じことの繰り替えしになってしまいます。うちとしても良い仕事をしたいですしお客様に対していい加減な仕事をしたくありません。なので今回は瓦ごとの交換をする事になりました。
撤去を終えると次に棟金具を910㎜ピッチ(91㎝間隔)で取り付けていきます。棟金具にも色々な種類がある中で今回使うのは棟ロックという物です。棟金具の中では新商品で従来の品だと装着後、外すのに手間でしたがこの品は後ろからハンマー等で叩くと簡単に外れるようになってたり高さ調整後ツメの部分をハンマー等で折り下げる事で完全に固定する事が出来ます。棟ロックの取り付けが終わったら次に野縁(のぶち)です。
野縁とはこの棟ロックに付いている木材の事です。野縁にも木製以外にアルミ製や鉄骨製と色んな種類があります。屋根の下地材として使われる事が多い材料ですね。次に漆喰です。昔は節約の為に土を使ったりしていましたが今では漆喰だけを使うのがほとんどです。なので築年数がそこそこのお家は棟瓦を外すと土が出てくるわけです。
そもそも漆喰とはなんなのか。簡単に言うと瓦と瓦の接着剤みたいな感じですね。なので漆喰が剝がれると棟瓦がずれたり雨漏れがしたりするわけですね。漆喰は屋根だけでなく壁にも使われています。一般住宅にも使われていますが代表的な例で言うと世界遺産の「姫路城」あの綺麗な白壁には漆喰が上塗りされています。丈夫なうえに綺麗だなんて素晴らしい材料ですよね。ただ残念ながら自然災害には勝てません。定期的にメンテナンスはしてあげましょう。
漆喰作業を終えたらやっと瓦の登場です。だいたいは7寸丸を使うんですが今回使うのは和形で6寸丸、色はハイシルバーの棟瓦です。7寸丸より6寸丸のが少し小さくお値段も安いです。その辺はお客様と業者さんの間で話し合いましょう。
最後に上から下地に対してビス留めをしていけば完成です。ここまで棟瓦積み直し工事のご依頼から施工完了まで紹介させていただきました。長くなりましたが分かりにくかった点や、逆にここの説明をもっとして欲しかったなぁ~という点はなかったでしょうか?もし物足りない方がいらっしゃったら他にも似たような記事があります。お時間ある時にでも是非、目を通してみて下さい。
群馬県藤岡市 A様邸
築年数的にも見た目的にも漆喰を気にしていて、いざ現場調査に行ってみるとヒビ割れていたり釘が浮いていたりした為、取り直し工事を提案しました。
本日は藤岡市お住いのA様が経年劣化により漆喰を気になされてたのでその施工の様子を一からご紹介したいと思います。まずご依頼がありご自宅を見に行かせていただきました。漆喰が気になるとの事だったので棟を中心に見させてもらうと確かに漆喰が劣化し割れていたり棟瓦を釘で留めてあってそれもかなり浮いていたりしました。他の箇所は大丈夫そうなので棟瓦と漆喰のやり直しをご提案し工事スタートです。まず始めに今ある棟の部分を全て取っていきます。この時、瓦はまた同じ物を使うので丁寧に外していきます。そうすると中の漆喰や貫板(ぬきいた)が出てきました。これ等はもう使えないので気を遣わず撤去していきます。
綺麗に撤去を終えたら次に棟の強度をあげる為に棟金具を設置していきます。直線の両端、あとは中に910㎜(91㎝)感覚で設置します。昔は土や漆喰だけでしたが今はこれを取り付ける事によって地震などの揺れにも強くなります。そしたらその棟金具に野縁(のぶち)をビスで留めていきます。
野縁を固定し終わったら次にお客様が気にしていた漆喰です。ほとんどのお家では黒色の漆喰が使われていますが漆喰と言ったら白というイメージが皆さん強いのかなと思います。そんな漆喰、実は瓦屋根だけでなく壁にも使われていたりするんです。塗壁になるともう少し色の種類があるそうですが屋根で使われるのはオーソドックスな白と黒です。実際問題、黒のが少し安いですし何か月かすると黒もだんだん白っぽくなります。なのであまり白を頼まれる方は少ないです。
綺麗に漆喰を塗り終わったら最初に外した棟瓦を再び取り付けていきます。既存は釘を打ってありましたが釘だとどうしても浮いてきたりしてしまいます。なので一枚一枚真っ直ぐにビスで留めていきます。釘とビスでは全然、強度が違います。このようにして棟瓦や漆喰の取り直し工事は行われます。安くて早くて良い工事ができ、お客様も大変喜んでくれました。どんな些細な事でも構いません。もしご自宅にここ前から気になってたんだよな~とかどこに頼めばいいか分かんないなあ~なんて方がいたらその際は是非、(株)浦部住総までご相談下さい。
群馬県藤岡市 N様邸
モニエル瓦が廃盤になっているうえ将来性を考えるとどうすればいいのか悩んでたのでガルバリウム鋼板への葺き直しをご提案しました。
現在モニエル瓦の屋根にお住いのN様。モニエル瓦は今、廃盤になっており在庫を抱えてる業者さんは少ないです。そこでこのまま塗装を何回かし持たせるか、なにかあった時の為に違う屋根材に変えてしまうか悩んでいました。そこで我々は将来の事も考え塗装も必要のないガルバリウム鋼板への葺き直しをご提案し工事を任せて頂く事になりました。着工時まずはもちろん足場を組み元々付いていた太陽光パネルや既存の瓦を撤去するとこからスタートです。
瓦を取るとこのように砂ぼこりをかぶった元々のルーフィングがでてきます。ルーフィングとは簡単に言うと防水シートみたいなものです。葺き替え工事であればこのルーフィングも取って更にその下の野地板まで剥がしてやり直すんですが今回は雨漏れしている訳じゃないですし葺き直し工事なので元々のルーフィングの上から新しいルーフィングを張っていきます。
写真のように横流しにし重ねを横200㎜(20㎝)縦150㎜(15㎝)とりタッカーという工具で張っていきます。この時しっかり隙間のないようにします。物によっては重ねを300㎜(30㎝)とる場合もあります。
ルーフィングを全て張り終えたらその上に横葺きのガルバリウム鋼板をビスで455㎜(尺寸)、又は300㎜ピッチ(間隔)で留めていきます。下から上に張っていくんですがその時しっかり雪止めも設置していきます。
最後に天窓周りと棟を張り隅々までチェックしたら足場をばらして工事完了となります。ガルバリウム鋼板は屋根の軽量化にもなりますし塗装要らずで半永久的に持つと言われています。もし今後、屋根にもう手かけたくない方や現在、塗装しようか新しい屋根にしようか悩んでいる方には是非オススメの材料になっています。どんな事でもお家のリフォームについてなら(株)浦部住総までご連絡下さい。
群馬県みどり市 老人ホーム様邸
以前に一度、屋根の修繕をした事のある現場で台風24号により違う箇所が一部飛んでしまった為すぐさま葺き直し工事が決定致しました。
群馬県みどり市笠懸町にある老人ホーム様での現場です。少し前の台風24号により屋根の一部が破損し飛散してしまった為、以前に一度修繕工事に行った事のある私達の会社に声を掛けてもらい火災保険を使って葺き直し工事をする事となりました。
お声が掛かってすぐ、どんな状況なのか現場を見に行ってみると結構大きな範囲で屋根材が剥がれてしまっていました。屋根の上には剥がれた屋根材達が乗っかっていたままで、落ちて人にでも当たったら危ないので、まずはすぐさま屋根材の破片を降ろす作業に入りました。老人ホーム様でかなり面積の広い屋根なので降ろすだけでも中々大変でした。
火災保険などの手続きで少し期間が空いてしまう事を分かっていたので飛んではいないが今にも剥がれ落ちそうな部分をわざと、ある程度広範囲で剥がし一旦は安心してもらえる状況を作りました。
いざ着工となれば一日で終わってしまうぐらいの仕事量ではありますが、昨日の今日ですぐ工事に入れないのが火災保険を使った時の現実です。ただ、使えるものは使った方が良いので台風だけに限らず、自然災害で建物に何かしらの事があったなら相談してみて下さい。
実際の施工としましては、まず棟部分を解体し破損してしまった箇所を中心にその周りを剥がしていきます。浮いてしまったとこや、破れてしまったとこ、ヒビが入ってしまったとこ、細かいとこまでチェックし問題のないところまで全部剥がしていきます。
剥がし終えたら、その上から新しい屋根材を葺き直します。軽くて丈夫で施工性の良いお洒落なアルマシングルです。アルマは良く使う材料の一つなので慣れたものです。アルマ用セメントをしっかり塗りアルマ用ネジで確実に固定していきます。本来、真物一枚に対し4箇所打つんですが今回のような台風に備えネジ留め本数を増やしておきました。平部を葺き終えたら棟部を付け直します。下地には新しい貫板を打ち直しました。
棟板金も新しい物を被せ固定すれば元通りです。むしろネジを増やしたので最初より強度が増しています。今回のような台風被害はいつ来るか分かりません。すぐ対応出来るよう火災保険や地震保険などには入っておくのがオススメです。
群馬県伊勢崎市 I様邸
台風により棟板金の一部が飛んでしまい、現場調査に行ったところ全体的にかなり劣化し釘が取れて棟板金が浮いていたりしたので全交換をご提案しました。
群馬県伊勢崎市にお住いのI様邸での工事についてご紹介致します。少し前の台風24号により棟板金の一部が取れてしまったそうで現場調査に行かせていただきました。いざ行ってみると取れていたのは一枚だけでしたが、良く見ると所々クギが外れていたり下地の木材が腐って割れていたりと経年劣化が酷い状態でした。なので正直、取れた一枚だけを交換してもまた同じ事の繰り返しが目に見えていますし、そもそもこのままではまたいつ飛んでしまうか分からず危ないので、お客様の事を想い棟板金の全交換をご提案させてもらいました。ただ、火災保険を使いたいとのお話しだったのでどこまで適応されるか不安もありましたが何とか全交換に対し火災保険が下りる事になったので良かったです。
かろうじて取れてはいないが、浮いていて今にも飛んでいきそうな物もありました。たまたま人がいてたまたまそこに落ちてたまたま当たってしまったら大変な事になります。下地から腐ってるので釘を打ち直し補強しても時間の問題で取れてしまう事でしょう。
まず既存の棟板金を全部外し、木下地も全部剥がします。屋根の形状が少し複雑で、寄棟系の方形屋根みたいな形をしています。
その上に黒の棟板金を被せ固定します。ジョイント部にはコーキングを打ち更に強度を増します。
仕上がるとこのようになります。今回、台風が来たおかげで気付きましたが普段、屋根の上を注意して見てる方は少ないと思います。何か起こる前に定期的にメンテナンスしてあげましょう。
高崎市新町 E様邸
築20年経ち素人目で見てもやらなきゃいけないのが分かるけど、そこまでお金をかけたくないとの事だったので金額も比較的お手軽で、そこそこ耐用年数のあるシリコン塗料で屋根塗装工事をご提案しました。
それでは施工内容についてご案内致します。安全性、作業効率アップを図る為に足場を設けます。周りご近所さんのお家に注意しながら組んでいきます。
洗浄の際に、水しぶきや屋根の汚れが周りに飛ばないように飛散防止ネットを張ってから高圧洗浄を行います。今まで溜まった苔や埃を綺麗に洗い流し、新しい塗料を塗れる状態にします。
一日空けてしっかり乾かしたら下塗り作業です。上塗り材との密着性を高める為に欠かせない工程です。だいぶ屋根材が傷んでいたので浸透性の高いファイン浸透シーラーを塗り、棟板金には錆び止めを塗っておきました。
次に中塗りです。ここから色と塗膜に厚みを付けていく作業になります。全工程そうですが細かいところは刷毛を使い、面の広いところはローラーで塗料を均等に配りムラの出ないように塗っていきます。
最後に上塗りです。仕上がりの工程になるので中塗りよりも更に丁寧に行います。下・中・上の計三回塗りで塗装作業は終了になります。中・上塗りにはファインシリコンベストのブラックを使用しました。最終確認をし足場をばらしたら工事完了となります。屋根材が新品になった訳ではないので十数年経ったらまた手をかけなくてはいけませんが、これからアフターメンテナンスもあり隔年お伺いし長いお付き合いになるので、その際はまたお願いされるような仕事が出来たかなと思います。ひとまず綺麗になってご満足していただいたので良かったです。
群馬県高崎市 H様邸
台風で板金が壊れてしまい、知り合いの屋根やさんもいなかったのでネットで調べたところ屋根について詳しく載せてる会社があったので火災保険での対応を依頼しました。
群馬県高崎市にお住いの築25年のお宅で、台風被害によりトタン屋根の棟板金が破損してしまい火災保険を使って交換工事をする事になりました。知り合いの屋根やさんなどもいなく、ネットで探したら近くで屋根について詳しく載せてる会社があったのでご依頼くださったという事でした。棟板金の交換工事という事は把握していたんですが、現場に行って初めてトタン屋根だという事を知りました。トタン屋根とは亜鉛メッキ鋼板の一つで金属屋根に当たりますが、今では耐久性もメンテナンス性も優れたガルバリウム鋼板を使う事の方が増えています。
本来であれば屋根全体を葺き替えるか、せめて塗装をしてあげたいところですが各家庭毎に事情というものがありますので今回は火災保険を使っての棟板金交換工事だけになりました。トタン屋根はとても軽量なので耐震性が良く、低価格なんですが定期的なメンテナンスをしてあげないと雨漏りのしやすい屋根でもあり、他の屋根材に比べ耐用年数が短いので今ではあまり使われる事も少なくなりました。
まず既存の棟板金とその下の木下地を全て撤去し、新しい下地材として貫板を打ちます。この木下地ですが経年劣化により棟板金は何ともなってないが、実は釘が外れてたり少し浮いていたりして外からでは見えない木下地だけが傷んでる場合があります。点検しずらい箇所ではあるんですが、その事が頭にあるだけでも違うと思うので一応、頭の片隅にでも入れておいて下さい。
大棟、隅棟、全部に貫板を打ったらその上に新しい棟板金を被せ木下地に固定していきます。ジョイント部分には全箇所コーキングを打ち重なりを更に強くしておきます。工事自体は一日で終わる慣れた作業でしたが、今までの経験や屋根の構造を理解しているからこそ成せるのです。今回は台風被害に遭って火災保険を使い無料で直せましたが、是非トタン屋根に限らず屋根のメンテナンスは定期的にしてあげて下さい。無料点検も行っておりますので、どんな小さな事でも構いません。いつでもお声がけ下さい。
群馬県甘楽郡甘楽町 N様邸
時期的に考え出し、ホームページを見てご依頼いただきました。これまでの傷み具合やこれから先の事を考え、屋根はラジカル外壁はシリコン塗料でのご提案致しました。
始めに高圧洗浄を行い屋根・外壁・付帯部を綺麗にします。コケ、カビ、剥がれかけた旧塗膜を十分に除去し素地に近づけます。そうしないと新たに塗装をしてもすぐ劣化する原因になってしまいます。この時、窓やサッシ、基礎まで頭のてっぺんから足の指先まで、お家全体を洗うようにします。ちょっとした気遣いでもお客様は喜んでくれるはずです。付帯部とはいわゆる屋根や外壁以外の細かい塗り物を大きくまとめたものになります。付帯部を種類分けすると破風板・鼻隠し、軒天井、雨樋、雨戸・戸袋、シャッターボックス、水切り、霧除け、庇、等々いっぱいあるんですが、その中で今回は軒天井、雨戸・戸袋、雨樋、破風板・鼻隠しが塗り物としてあります。軒天井には良くシミが出来ていたり、雨樋には苔が目立っていたりします。裏側や内側の普段目に付かないところまできっちり洗浄します。
洗浄を終え翌日以降まで乾燥させたら下塗りを塗ります。屋根にはファインパーフェクトシーラーのホワイトを使いました。素地が見えて白っぽくなっているところは塗料を吸収し過ぎてしまうので、塗れ感がでるまで増し塗りします。じゃないと上塗りとの密着性が弱くもちが悪くなってしまいます。外壁はペンキが付いてはいけないとこ、塗らない箇所をテープやシートで養生しておき、パーフェクトサーフを使用しました。微弾性なのでヘヤクラックへの追従性があり、防藻・防カビ性を有しています。カブリも良いので淡い色から濃い色へはもちろん、濃い色から淡い色への塗り替えにも適しています。
しっかり下塗りを塗り終えたら次に一回目の上塗りです。屋根にはファインパーフェクトベストのブラックを使用しました。ファインパーフェクトベストは日本ペイントさんのターペン可溶2液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候の屋根用塗料になってます。ラジカルとはシリコンとフッ素の間の塗料で耐用年数は約13~18年となります。外壁には水性シリコンセラUVを塗りました。UVシリーズは美しさ・清潔さ・強さを持った紫外線に強い塗料です。ただ、立地や環境により違うので絶対にこれだけ持つとは言い切れませんが約10~15年の耐用年数があります。
最後に二回目の上塗りをし、下塗りと合わせると計三回塗りになります。近年、ラジカルや遮熱塗料も人気を上げ使う事が増えてきました。特に屋根は一年中、雨風に晒され日光を遮断し家を守っています。傷む進行速度も外壁より早いため定期的なお手入れが必要になります。
付帯部は二回塗りします。場合によっては三回塗る事もあります。細かい箇所なので一回塗りで終わらせる業者さんも多いかと思いますが大事なお家の部材です。一回塗りで終わらせるぐらいなら弊社では施工しません。とまで言いたいです。しっかり二回以上は塗って長持ちさせたいところです。色は以前と同じ白で仕上げ、こんなにピカピカになりました。 塗って終わりではなく完工から一ヶ月・一年・三年・五年・七年とアフターメンテナンスを行い長いお付き合いになります。施工に絶対の自信があるからこその長期アフターメンテナンスです。その場限りではない(株)浦部住総をこれからもよろしくお願い致します。
群馬県伊勢崎市 N様邸
雨漏りがしたために他業者さに見てもらったのですが、雨漏りは止まらなかった為に、ネットの施工実績を見て、頼みました。
「雨漏りがするので調査してほしい」との連絡をもらい、早急に現場にむかいました。現場に着いてお客様にお話しを伺ったところ、築年数30年で2年前にも雨漏りをしたらしく、その時は他業者さんに修理を依頼したとのこと、普通の雨の時は雨漏りはなく、台風や大雨のゲリラ豪雨の時にだけ、雨漏りがすること。家の中に上がらせてもらい雨漏りしてる所の場所を確認したところ、天井に染みがありました。早速屋根に上がり調査開始です。
先ず本谷板金周辺の調査です、ここは双方の屋根に降った雨水が流れて集まる箇所なので、雨漏りの危険性いが高まる場所なのです。雨漏りのした箇所もちょうど本谷板金の周辺とリサーチ済なので、本谷板金にゴミ(枯葉や土埃)の詰まりや、板金に穴あきがないか調べました。ゴミの詰まり穴あきはなかったのですが、本谷板金の経年劣化が見られたので、交換をおすすめします。
ここは、本谷板金の出口です。前回の修理の時に、他業者さんがコーキングで、防水処理をした形跡が見られました。本谷板金と軒先瓦の一文字瓦をコーキングで接着。これだと本谷板金に流れてきた雨水が、ここでせき止められて、オーバーフロー現象の原因になります。とりあえずは応急処置として、カッターでコーキングを切って、水の流れ道を作っておきました。
屋根は勾配があり、水は上から下方向に流れていくので、雨漏りしてる場所の上の方から調べていきます。本谷板金の周辺、本谷板金の出口周辺へと瓦を剥して調べていきます。するとルーフィングが破れいるところを発見しました。雨漏りの原因はこれです。雨漏りの解決策として、、本谷板金周辺の下地のやり替え、瓦の葺きなおし、経年劣化がみられた、本谷板金の交換とを提案させていただきました。
既存の瓦桟木が取り外せたら、次はルーフィングをしきます。谷があるときには、まずはじめに谷を中心に一枚もので、上から下にながします。それから下から交互にお互いが重なるようにしいていきます。縦の重なりは既存のルーフィングの下に入れてやります。この工程をやらないと、せっかく新しくルーフィングをしても、既存の場所から入ってしまった雨水が、重なりが反対な為に新しくしたルーフィングの所から野地に入ってしまいます。
ルーフィングがしけたら、本谷板金を入れて、既存の瓦桟木に合して、瓦桟木を野地に打っていきます。瓦桟木が緑に見えるのは、防腐処理がしてあるからです。本谷板金の上に張り付けてある灰色のスポンジじょうの物は、バックアップメンドと言って、双方の屋根から谷に流れてきた雨水が、谷板金をこえて下地の中に入らないように対策です。この瓦桟木はウォーターホールといって、瓦桟木に凹みがあり、もし雨水が、入ってしまっても、凹みがあるたねに、雨水が瓦桟木で、せき止められることなく、軒先まで流れていきます。
瓦の下地が終わったら、平部の葺きなおしをします、日本瓦の横の働き寸法は265㎜のなので、265㎜で縦に縦隅を下地にだしていき、その縦墨をガイドに、平部を納めていきます。谷部の小さい瓦はステン線で緊結して、おさめます。 谷板金の出口は、既存であった板金より深く重ねて、これで出口による雨漏りの心配もなく安心です。
群馬県下仁田町 O様邸
葺き替え工事をしたのですがそんなに費用がかからないならという事で施工させていただきました。
今日は下仁田町で換気棟の後付け工事です。屋根材はガルバリウム鋼板の横葺きです。まずは既存の棟包み板金をバラシて下葺きのルーフィングをカットして野地を開口します。野地を開口することにより空気の流れが変わります。夏は室内温度の上昇を抑制し、冬は結露対策になります。小屋裏の換気において最も理想的な換気方法です。換気棟をつけるのとつけないのとでは小屋裏の寿命がだいぶ変わります。冬の結露は野地にとって大敵です。屋根面はフェルトが張ってあるのでいいのですが小屋裏はなににも守られていません。木材は水を吸って乾くと伸縮します。また結露した露が垂れると天井裏に落ちてしまい雨漏れなどの原因にもつながります。
次に換気棟の水切り板金を施工します。水切り板金は換気棟の通気部からの雨水の侵入を防ぐための板金です。
換気棟の施工です。水返しがついている方は咬ませるために50mmほど耳をカットして内コーキングをして棟包み板金の中に差し込み咬ませます。水返しのない方は棟包み板金の上に被るので棟包み板金にコーキングをして上から換気棟を被せます。被せて棟の芯の通りを合わせたら付属のパッキンビスでビス留めをします。
施工完了です。棟の芯も通っていて綺麗な仕上がりになりました。
群馬県藤岡市S様邸
最初のお問い合わせは屋根の点検だったのですが点検で棟がズレていることが分かり棟の積み直しを提案させていただきました。
藤岡市のお宅にて瓦が歪んでいるから修理して欲しいとのご依頼。上の画像を見てもらうと分かるとおり屋根てっぺんの棟の部分が大きく波うっています。本来、真っ直ぐ積まれているはずの棟瓦ですがおそらく経年劣化に加え最近では地震なども多い為そのせいで歪んでしまったのでしょう。
まず始めに棟を解体していくんですがここで瓦の良い点が一つでてきます。瓦は綺麗に外せばそのまま再利用できるんです。よっぽどヒビが入っていたり欠けちゃっていたら話は別ですが、世の中には色んな種類の屋根材がありますが解体してまた使えるのはおそらく瓦だけでしょう。普通に考えたら凄いことだしかなりのメリットですよね。
瓦を外すとこのように漆喰や屋根土がでてきます。歪みの一番大きな理由として考えられるのはこれらの劣化でしょう。瓦自体が綺麗だとしても瓦を支えてる銅線であったり漆喰、屋根土が劣化しボロボロになっていては当然こうなってしまいます。また古いお宅ですと瓦がビスで止まっていないケースがあります。もし一度も屋根のメンテナンスをした事がないという方は棟だけでも見てもらうことをオススメします。
土まで撤去を終えたらまた新たに土を乗せてくと皆が思われると思います。実はこの土、昔から費用削減に使われていたんです。今ではほとんどが南蛮という漆喰で施工されています。もちろん土より強度が断然に上がります。言い方、悪いですけどケチらなくなったという事ですね。是非、棟瓦の積み直しをお考えになられてる方は土を使わず南蛮漆喰で施工を頼みましょう。
群馬県佐波郡玉村町 高橋様邸
漆喰の剥がれが目立ち、地震での棟倒壊を心配していたので撤去し棟金具、なんばん、七寸丸での棟瓦取り直し工事をご提案しました。
佐波郡玉村町で棟瓦の取り直し工事を行います。築27年で既存屋根は和形が使われており和風で渋くカッコ良いのですが、屋根に上らずとも見えるほどに漆喰が剥がれ落ちてしまっています。丸瓦の下に熨斗瓦が四段積まれているんですが、これでは地震が来た時に熨斗ごと崩れてしまう可能性があり非常に危険です。お客さんも不安げにしていたので棟ごと解体し棟金具となんばんを用いて新しい物に積み替える棟瓦の取り直し工事をご提案しました。
まずは既存瓦の撤去です。番線(針金)を切り釘を外し丸瓦、熨斗瓦の順に外していくと昔のお家なので漆喰のみならず葺き土(粘土)が出てきました。平部はそのまま使い続けるので土のう袋に詰めて出来るだけ平瓦を汚さないようにします。この撤去作業が中々の重労働です。
しっかりと撤去を終えたら既存には付いてなかった強力棟金具を垂木に910㎜ピッチで取り付け耐震性を大幅に上げます。棟金具が付いてるのと付いていないのではかなりの差が生じます。垂木なりに施工すれば通りは真っ直ぐになり、高さは棟金具で調整できるのでスムーズに進みます。強力棟金具を付けたらそこに野縁という木材を固定していきます。この野縁が最後に丸瓦を釘留めする土台になります。そして現調時に割れている瓦を二枚発見していたので交換してあげました。着工まで念のため養生をしておいたのですが、そういったとこからもお客さんの信用を得る事が出来ています。
野縁を付け終えたら黒のなんばんを詰めていきます。今では粘土を使わずなんばんだけで仕上げる事がほとんどです。白のなんばんもあるんですが値段が高く、耐久性に差はないですし白を使ってもいずれ黒ずんできてしまうので最初から黒のなんばんを使う事をオススメします。
これがなんばんです。封を開ける前に足で踏みつけ、ほぐしてから使用します。冬期は不凍液入りの物で凍るのを防ぎます。
なんばんを詰め終えたら七寸丸を被せ、先程の野縁に釘で固定していき完成になります。熨斗があると見た目は凄くかっこ良いですが棟金具を入れ、なんばんだけを詰め、丸瓦のみで仕上げる事で以前より遥かに屋根にかかる負担が減り、強度が増し、耐久性を上げる事ができます。お客さんの不安を取り除く事ができ、綺麗になって良かったです。
群馬県藤岡市 K様邸
波板が剥がれて飛んでしまったので養生して欲しいとのお問い合わせをいただき、連絡のあったその日に現場へ向かいすぐ対応しました。
剥がれた波板はケラバ側の一枚だけだったので現場に着いてから20分程度で作業は終わりました。既存のより少し頭の大きい新品のビスで多めに留め、風でバタバタうるさくならないようにしておきました。
波板が多少歪んでしまってはいますが、元通りにはなりました。屋根てっぺんの棟板金も外れかけていたので、ついでにビスで固定してきました。その他にもバタつきそうな所は補強してあげて取り壊すまでは何事もないようにしておきました。施工内容は応急処置程度の本当に小さな工事ですが、お客さんが悩んでいれば解決してあげたいですし、何より数ある会社の中から選んで、わざわざ電話して相談してきてくれてるので、親身になってお話を聞いて出来る限りの事をしたいと思います。
群馬県高崎市 O様邸
落雪の被害により雨樋の破損してが心配してお問い合わせいただきました。
今回はガルバリウム鋼板ヒランビーの雪止めアングルの後付け工事の施工です。ヒランビーの後付け雪止め金具は締め付け式の雪止め金具を使用します。
下端をガルバリウム鋼板ヒランビーの下の咬ませ部分に差し込み14のソケットで締め付けることによりヒランビーの上端の水返し部分と上端に咬んでいるヒランビーを一緒に締め付けて強度を出す作りになっています。
アングルがはまる部分です。8のソケットで緩めて外にたおします。アングルがL字なのではめ込んだらL字の部分をアングルに被せて目一杯下に下げ8のソケットで締めます。
雪止め金具の設置状態はこんな感じです。アングルを二列設置するのでケタ上に一列、屋根の芯に一列455ピッチで取り付けしました。ケタ上というのは壁のちょうど真上ぐらいです。軒の出より雪止め金具を低く設置してしまうと大雪が降って積もった時に軒が積雪の重さに耐えきれず落ちてしまう可能性があるので軒の出よりも上に付けるのが基本です。アングルが一本5500mmあるので端から追っかけていきアングルの継ぎ目がちょうど雪止め金具と雪止め金具の真ん中にくるようにアングルの終わりの部分だけを雪止め金具の位置を調整します。
最後にアングルをのせ仕舞を寸法でカットしアングルの押さえ部分を締めて固定をして施行完了です。雪止めはガルバリウム鋼板だけではなくスレート瓦屋根や瓦屋根にも後付け工事ができます。
群馬県伊勢崎市 H様
隣家への配慮で雪止め金具を増設してもらいたいとのことでお問い合わせをいただき後付け雪止め金具の施工を提案させていただきました。
コロニアルの雪止め金具を既存屋根に後付け設置しました。今回使用したのはコロニアル用の後付け用雪止め金具です。既存屋根にも先付の雪止め金具が設置してあったのですが隣家への配慮で雪止め金具を増やしたいとのことで増設しました。
通常の雪止め金具とは形状が異なっています。先付の雪止め金具はコロニアルの厚み分段差になっているのですが後付け用の雪止め金具はストレートになっています。
この返しになっている部分をコロニアルとルーフィングの間に差し込むようになっています。
マイナスドライバーをコロニアルの継ぎ目の両側に差し込みます。バールだと手前しか上がらず差し込みづらいので長さがあるマイナスドライバーが最良です。
マイナスドライバーでコロニアルを浮かせたら後付け用雪止め金具を目一杯差し込みます。継ぎ目の部分がコロニアルの上端が一番低くなっているので継ぎ目の部分に雪止め金具を設置します。
目一杯差し込んだら次は目一杯手前に引いて返しの部分をコロニアルとルーフィングの間に差し込みます。
最後にマイナスドライバーを抜いたら後付け雪止め金具の設置完了です。この作業を繰り返し行い二段後付け雪止め金具を施工させていただきました。
群馬県藤岡市 I様邸 雪止め金具後付け工事
雪止めを付けたかったが知り合いもいなくハウスメーカーなどに頼むと高いと思っていたところ、たまたま当社のチラシを見て地元の業者である事を知りお問い合わせいただきました。
今回は、瓦の色に合わせて黒色の雪止め金具を使います。 雪止めは、お住まいの地域や建物の屋根材によって、さまざまな色や形、材質の違う製品があります。 お客様の屋根にはどの製品が合うのか、屋根の専門業者である当社までお気軽にお問合せください。 使用する雪止めが決まったらいざ取り付けです。
プロの職人が、瓦を傷つけないようにひとつひとつ丁寧に外して、雪止めを設置、しっかり固定します。 このお家はまさかのまさか!予想外の瓦が釘ではなくビス留めされていたので他のお家に比べてかなり大変でした。
設置後は、瓦が浮いていないか、ぐらつきなどをしっかりチェックします。
こちらが設置前の屋根です。 このままでは、大きな雪のかたまりが滑り落ちてしまう恐れがありますね。
こちらが設置後の屋根です。自然な感じに仕上がりました。 かたまりで落ちる雪は想像よりも重くて硬いです。当たってしまえば自動車やカーポート、雨樋などの破損や歪みの原因になってしまいます。 壊れた物は直せますが、近隣トラブルや人身事故になってしまうと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。 もちろん油断は禁物ですが、雪止めを設置することで安心・安全な暮らしをおくる手助けができれば幸いです。 高所での作業になりますので、お客様自身での施工は大変危険です。また、屋根材を下手にいじれば雨漏りなどの深刻な被害を招く恐れもあります。 まだ雪止めを設置していないお客様! 屋根のプロショップの当社まで、まずはお気軽にご相談ください。 施主様にはたいへん満足していただき長い付き合いをと、お願いされたので凄く嬉しかったです。
群馬県高崎市 B様邸
塗装がもう出来ないのは分かっていたのですが、どういう工事が適正なのか分からず、丁寧に色々と提案してくれたのでお任せしました。
高崎市でスレート屋根にカバー工法を用いて金属屋根であるガルバリウム鋼板を重ね張りする現場です。築33年経ち、塗装がもう出来ないの分かっていたらしいのですが、どういった工事が適正なのか分からず丁寧に色々と提案し相談した結果、任せてもらう事になりました。まず安全確保と作業性を上げる為に仮設足場を組み必要な道具、材料を荷揚げし段取りしておきます。一々、足場を上って~下りて~なんてしてたら日が暮れてしまいます。次に軒先水切りか、ルーフィングを張るんですがどちらが先でも構いません。今回は軒先水切りを先に取り付けました。雨水が建物内部に入り込まないようにする為に軒先に付ける水切り板金の事を軒先水切りと言います。鉄や銅、アルミやステンレスの素材があります。
次に防水シート(ルーフィング)を張っていきます。この作業を専門用語で下葺きと言います。横200㎜、縦150㎜以上の重ね幅をとり、カバー工法なのでそのまま張るのではなく、細かく切った板金などを支(か)いものにし、その上から留めていきます。防水シートが張り終わったらケラバ水切りを取り付け、棟板金の下地作業に移ります。棟芯を出しそれを基準に木下地を固定します。平場を葺いてきた時に最後ガルバリウム鋼板を立ち上げ、棟板金を上から重ねる事で水が内側に回り込まないようになります。屋根の形状は切妻なんですが、段違いなので壁際の取り合い部分は雨押えを付けます。
ここまで来たら後は早いものです。軒先から葺き始め、二段目から雪止め金具を取り付けます。屋根材がブラックなので雪止め金具もブラックで統一しています。雪止め金具は軒出より外側へ付けないようにします。軒出とは壁より外側へ向かって出てる軒天井の部分の事を言います。あまりにも大雪が降り、凄い負荷がかかると躯体を中心に軒出ごと折れてしまう危険性があります。それに真っ直ぐ取り付けるより、千鳥にする事で多少、力が分散されるので雪止め金具は軒出より内側、そして千鳥で取り付ける事をオススメします。その後は平場をひたすら張っていきます。ガルバリウム鋼板は非常に軽く耐久性に優れているので、昔の金属屋根で言うとトタンなどが良く使われていましたが、今ではほとんどがガルバリウム鋼板へと変わってきています。
下屋の無い、このぐらいの面積であれば、ルーフィング以降の施工はプロの手にかかれば一人でも2~3日で終わってしまいます。下から上へ張っていき、最初に打っておいた棟板金の下地に向かって葺いていきます。ドンつきになってら木に対してガルバリウム鋼板を立ち上げ、棟板金に包まれるような状態にしておきます。そこへ棟板金を被せ立ち上げておいた部分ごと留める事で雨水が中側に絶対入り込まないようになります。施工はこれで終わりなので足場をばらして完工になります。当社はプロの屋根やとして業界、最速、最安値を目指していますが、まずはお客様に満足していただく事です。綺麗になり安心して暮らしてもらえるようになって良かったです。
群馬県藤岡市 Y様邸 コーキング一部打ち替え補修工事
飛び込み業者に指摘され考え出したが、やはり近くで安心して任せられる弊社にて施工させていただく事になりました。
まずは外壁材を汚さないようにと、傷付けないようにするため縦目地の際にテープを貼って養生し、既存のコーキング材をカッターナイフで切り取り撤去していきます。
ある程度、外壁とコーキングの密着部分を切り離すとこのように引っ張るだけで簡単に取れていきます。ただ、これだと外壁の内側側面に少し材料が残ってしまう可能性があるので、剥がした後にまたカッターナイフ等で擦り、削り綺麗に落としていきます。
除去し終わったら、外壁内側の側面と正面のジョイナー部分とでコの字形になるので、ジョイナーではなく外壁側面だけにプライマーを塗布していきます。プライマーとは密着性を高める為の物で、プライマーを塗らないと将来的な持ちが変わってくるのでコーキングの打ち替えの際は、必ず塗るようにします。
プライマー塗布後に、高耐候性のコーキング材をガンで注入し、コーキング専用のヘラで丁寧に均していくんですが、ガンでコーキングを打つ時に一つポイントがあります。今コの字になってるので普通に打つと右・左・正面の三面にくっ付くようになるんですが、そうではなく外壁側面だけの二面接着になるように打っていきます。要は右と左側だけにくっ付くように打つんです。
上の方で届かないところは梯子を壁に立て掛けて行います。綺麗に均し終わったら、一番初めに貼ったテープを剥がして最終確認をしコーキングの打ち替え工事は完工になります。 お客さんも凄く良い方で、満足していただき綺麗になって良かったです。また、何かあれば相談してくれるとの事なので、今後も長いお付き合いができたらいいなと思っております。ちなみに今回、本当にちょっとしたコーキング工事でしたが、高耐候性の材料を使っているため5年の保証を付けております。工事して終わりではなく、アフターメンテナンスも行いますので工事後も安心していただけるかと思います。
群馬県前橋市 U様邸 一部屋根葺き直し工事
瓦屋根から雨漏りし、ネットで弊社のホームページを見つけご依頼くださいました。
今回もそうなんですが瓦屋根の雨漏りで、何もない平場からという事は多々あります。その原因の多くは、瓦の下に張ってあるルーフィング(防水シート)の劣化です。雨漏りしてる所の瓦を剥がしてみると、ルーフィング(防水シート)に大きな穴が空いていました。剥がした瓦は葺き直しするので綺麗に置いときます。
先程の穴を埋める為に瓦桟を外し、少し広めに新しい改質アスファルトのカッパ23というルーフィング(防水シート)を張りました。
そして防腐剤が注入されている新しい瓦桟を取り付けます。瓦によって働き幅が決まってるので、寸法通りに固定します。
その後、最初に剥がした瓦を葺き直し、雨漏り修理は完了になります。
¥25,000と、かなり激安で請け負ったのですが、ついでに一部漆喰の上塗りをしておきました。
使用したのはなんばんの黒です。とりあえず、雨漏りしていた所は今後心配ないと思いますが、築年数的に他の所から更に雨漏りしてもおかしくないので、何かあったらまた声をかけてくださいと言ってきました。
埼玉県本庄市 H様邸 棟調整・漆喰詰め直し工事
棟のズレと漆喰の劣化が気になり、お知り合いづてで工事をさせていただきました。
埼玉県本庄市で屋根工事です。棟がズレ、漆喰が劣化してきたので、その部分だけ手直しする事になりました。そんなに大きな工事ではないですが、瓦屋根にとっては大事な作業になるので、丁寧に、かつ素早く仕上げようと施工しました。主な工事内容は、歪んだ大棟の通りの調整と漆喰の詰め直し工事です。棟は全体的に、漆喰は鬼瓦と熨斗瓦廻りを施工しました。
鬼瓦というのは、基本的に棟の一番端に設けられる瓦の事で、鬼瓦廻りの漆喰が劣化し鬼瓦がグラグラになると落っこちる危険性があるので、早急な処置が必要になります。このまま漆喰を上塗りしてもそこまで強度は変わらないので一度、既存の漆喰をある程度まで剥がし、再度、詰めていく流れになります。
まず使用する材料は黒のなんばんです。昔は、土や粘土や漆喰を混ぜて固定していましたが、今ではほとんどの屋根やさんが漆喰にはなんばんを使います。撤去した隙間になんばんを詰め、鏝で綺麗に均していきます。ここから見ると、棟が歪んでるのが分かりますね。切妻屋根には大棟しかないのでメーター数はそこまでないですが、一般的なお家に比べると少し大きいお家です。
棟の調整は通りを見ながら行います。職人を続けていると、目で見ただけでちょっとした曲りや出っ張りに気付けるようになります。熨斗瓦と丸瓦を結んでいる番線が緩んでいるので、通りを綺麗に戻したら番線を結び直してあげて漆喰を詰め直していきます。
なんばんは熨斗瓦よりも外側へ出ないようにし、熨斗瓦の勾配も忘れずとっておくようにします。なんばんを詰めたとこの和形瓦の汚れを刷毛で綺麗に拭き取り、棟の調整と、漆喰の詰め直し工事は完了になります。
ぱっと見では気付かない工事かもしれませんが、施工前と比べるとだいぶ通りが出て、棟も強化された感じです。瓦屋根に限らず、お家の事なら何でもお任せください。
群馬県藤岡市 W様邸 棟取り直し工事
棟に最低限の部材が何にも入ってないので施工する事となりました。
エクセルーフというセメント瓦屋根の棟取り直し工事を藤岡市で行いました。通常、瓦屋根の棟部には「漆喰」「野縁」「棟金具」等の部材が使用されてるはずなのですが、このお宅には何一つ入ってなく、棟瓦を平瓦にビス留めしてあるだけでした。これでは雨水が中に入り込み雨漏れする危険性があるどころか、地震の揺れで棟が崩れる可能性すらあるので、一旦インパクトドライバーでビスを外し棟瓦を解体していきます。
本当は、ここで棟金具を付けてからの方が強度が増し耐震性も上がるのですが、予算の関係で今回は野縁だけの取り付けになります。
そこへ黒のなんばんを野縁の天端と棟瓦の内寸いっぱいまで詰めていきます。なんばん漆喰は耐水性が高く、施工性も良いので今では頻繁に使用される漆喰となってますが、昔は漆喰に土やガラを混ぜて施工するのが当たり前でした。
なんばんを詰めたら最初に解体しておいた棟瓦を再び積み直し、先程取り付けた野縁に瓦一枚に対してパッキン付きビスを2本打ちガッチリと固定していきます。
これにてエクセルーフ瓦屋根の棟取り直し工事は完了になります。見た目は何にも変わってないので誰も気付かないかと思いますが、棟にとってはだいぶ大きな進化をしました。これで以前までの不安要素はひとまず無くなったので良かったです。