実例紹介
洋風庭園
リゾート風洋風庭園です。
色々なスペースに、数々のアイデアがいっぱいのこの庭は必見!
富士朴石の土留めも迫力満点です。
縦2台の使いにくい駐車場と広い芝生の周りに何本か高木が植栽されている殺風景な印象の庭でしたが、お庭に既存の敷レンガが1000枚位あったので1枚ずつ綺麗に洗って使わせて頂く事にしました。まず、芝生・カーポート・ブロック・土間コンクリートを撤去し、計画図に合わせて残土を掘削・処分します。
その後、砕石を入れてからパーゴラの遣り方を出し、鉄筋を組み基礎コンクリートを打設しました。お庭の広さと存在感を考えパーゴラの柱は鉄筋コンクリートの円柱の物を計画したので安定感と強度のあるものに仕上がると思います。
駐車場の真ん中に既存の敷レンガを敷き詰める為の下地のコンクリートを打設し、周りの土留めは斜めに法を切りワイヤーメッシュを張ってコンクリートを打ちました。これは、富士朴石の石垣を造る為の下地の補強コンクリートです。
そして、駐車場から上がる階段とお部屋に上がる階段、サークルの縁取りに黒いピンコロを使用し、石垣との一体感を出しました。サークルの柱のコンクリートも打ち終わり、樹木もトネリコ・アオハダ・シラカバなどの高木が植栽され、新しいお庭の形が見えて来ました。
続いて、土留めの石垣に使う富士朴石を隙間の無い様にモルタルを入れながら1つ1つ丁寧に積み上げていきます。かなりの技術がいる職人技です。
そして、人の目をさえぎりプライベートを守ってくれるレンガ積です。このレンガには、圧迫感を出さない様に所々にスリットを入れました。ここまで来ると、仕上げの石貼り・砂利舗装、そして、樹木の植栽をしてほぼ完成です。
木々と芝生に囲まれたベンチと小鳥の水のみ場は既存の物を綺麗にして再利用し、やすらぎの空間に変わりました。
黄色と黒のコントラストが楽しいサークルは既存の敷レンガを所々に入れる事により奥の芝生の庭へのつながりを持たせてあり、土留めの石垣の中段にはSの字状に乱形石でベンチを造り、リゾート風のプライベート空間になりました。そして、このサークルの上のパーゴラにはモッコウバラの黄色い花が目を楽しませてくれるでしょう。季節の移り変わりを感じながら木々の中を散策できる贅沢な洋風庭園の完成です。
洋風池庭園
道路より2Mも高く、限られたスペースに造った5tの洋風池です。
錦鯉が優雅に泳ぐ池はとても良いものです。池の強度もバッチリです。
既存の小さい洋風庭園は道路より2Mも高い所にあります。まず、土を道路の高さまで全て搬出し、井戸を掘る為に土留め擁壁の基礎に穴を開ける作業から始めます。
残土処分完了後、既存の擁壁にアンカーを取付け、レンガを積み上げました。これは、お客様がお部屋で座ったときに錦鯉が良く見えるように 池の仕上がりの高さを上げる為です。いくらお金をかけて良い庭を造っても、お客様の目線を考えてプランニングしなければ、お客様の納得のいく庭は造れないのです。
割栗石を敷き込み、その後に砕石を敷き、共に転圧を掛けます。これは、沈下に対する支持力を持たせる為です。
道路より2.5Mも高くなるので、地震の事も想定して鉄筋とアンカーの数はものすごい数を使いました。鉄筋は、お家の基礎と擁壁にアンカーによって一体化になっています。これを怠ると大きな地震が来た時に擁壁ごと崩れる事も有るのです。高台に池を造る場合、それだけの強度も考えて設計する事が肝要です。
基礎コンクリート打設後、型枠を組み、立ち上がりのコンクリートを打ち込みます。池の水漏れの原因はコンクリートのクラック・配管の廻り・コンクリートの打ち継ぎ目です。
このことを十分に配慮して施工すれば、防水加工をしなくても写真のように一滴も水は漏れません。そのためには、コンクリートを打ち込む前の工程がとても大事なのです。
前工程までの水漏れ試験には合格しましたが、念には念を入れて防水モルタルを塗ってから タイルを貼りました。そして滝口の施工に入ります。2段に設けた水受け石は 特注で作って貰った物で、御影の錆石を使用しました。滝口の立ち上がりの壁と池の縁に乱形石を貼って池の完成です。池のポンプには、湧清水10型というポンプを使用しています。このポンプを使うと池のメンテナンスがほとんど要らず、いつも綺麗な状態が保て、なにより一番大切な鯉のための水づくりをしてくれるという優れものです。
完成です。限られたスペースがとても広く感じられ、お客様にも喜んで頂けました。鯉の購入時にお孫さんにプレゼントさせて頂いた 小さな錦鯉達も元気いっぱいに泳いでます。夜になるとライトアップされてキラキラ光りながら優雅に泳ぐ錦鯉を部屋の中から見ていると時間が経つのを忘れてしまう位見入ってしまいます。池の周りとフェンスには、お客様の好きなバラを植栽し、このバラが何年か後にはフェンス一面に満開の花を咲かせてくれるでしょう。その時がこの庭の本当の完成となります。
枯山水庭園
坪庭風枯山水庭園です。
山石・玉龍・白川砂のバランスと曲線が美しい、開放感のある明るい庭になりました。
玄関と門扉の下の既存の古いタイルと石貼りのハツリ作業から始めました。それから、既存の植木・庭石・飛石・織部燈籠を撤去し、盛り上がっていた土を搬出して、庭を平らにします。
残ったのは門冠の松とローソク仕立てのカヤだけになりました。燈籠と飛石は後で再利用致します。
今回は、鳥海石の小さめの物を使用し、石の形・向き・高さ・位置・全体のバランスなどを考えて、色々な角度から見ながら組んでいきます。
松の周りの土留めは、崩れ積という工法で石を組みました。既存の飛石と燈籠を据え付けると、庭の形が見えて来ました。砂利敷の下地には防草処理を施してあるのでメンテナンスも、最小限に抑えた日本庭園になります。そして、アプローチは段差を無くし、車椅子でも楽に出入りが出来るようにスロープにしました。
玉龍・低木を植栽し、白川砂を敷き込み完成です。石の配置、玉龍の曲線のライン、敷砂の波紋に侘・寂を感じる落ち着いた枯山水庭園に仕上がりになりました。鉄平石を貼ったアプローチも、とても渋くて良いものです。
洋風坪庭
3坪の洋風坪庭です。
石貼りの豪華さと、白いピンコロと玉砂利が広さと清潔感を感じさせます。
まず、遣り方を出し、土を鋤取ります。基礎のコンクリートを打ち、ピンコロの形をひとつずつ見ながら積み上げていきます。
その後、ピンコロを敷き込み、テラスの下地コンクリートを打設して イエロー系の乱形石を貼りました。簡単そうに見えますが、ピンコロも石貼りもとても手間のかかる作業で、綺麗に仕上げるためには職人の技術が必要となります。
3坪程の庭が明るく素敵な洋風坪庭に変わりました。黄色い石貼りと白いピンコロのコントラストは清潔感を感じさせ、広さを出す為に立体感を付けました。又、足元には季節の草花を植えて頂きガーデニングも楽しめる様に土壌も改良してあります。
洋風庭園
洋風オープンガーデンです。
テラスのタイル、砂利舗装、ピンコロは、ピンク系でまとめて有り、優しい感じがします。お客様の趣味がガーデニングなので、草花を多く使った可愛らしい庭になりました。
テラスの下地作りから着工しました。家の基礎と同じ形でテラスを作るため、遣り方を出して高さと形に合わせて水糸を張ります。
下地のブロックが終わったところで砕石転圧、アンカーの取付、鉄筋の配筋、ワイヤーメッシュを張り、コンクリートを打設しました。一緒に砂利舗装の下地コンクリートも打設して、基礎工事の完了です。
ここからは、仕上げの工事です。玄関前に擬木の枕木の取付とポスト、表札、照明の取付をして、ピンコロのコバ立て作業に取り掛かります。ピンコロはバランスを見ながら高さをランダムに仕上げました。今回の工事の中で一番手間の掛かる作業です。その後、テラスのタイル貼り、植栽工事、砂利舗装をして完成です。
洋風のオープンガーデンの完成です。 玄関前のナチュラル感のある枕木から庭に入るとテラス、ピンコロ、そして可愛らしい草花たちが目を引きます。テラス、砂利舗装、ピンコロは、色をピンク系でまとめたことで、優しく暖かさを感じる仕上がりになりました。 お客様の趣味がガーデニングということで色とりどりの草花をふんだんに使った可愛らしいナチュラルガーデンに仕上がりました。