香港・マカオに行く前に知っていれば良かったこと
目次
香港とマカオに行ってきました
香港は2009年の3月以来の約7年ぶりの来訪
前回は香港ディズニーランドがメインだったので、今回はマカオにも行ってきました
1.香港・マカオ旅行のベストシーズンは?
香港は亜熱帯気候に属し、夏の期間が長く、高温多湿ですが一応冬の時季もあります
観光のベストシーズンは10~12月の秋から初冬にかけて。
この時期はさわやかに晴れる日が多いです。
くろねこちゃんは前回は3月下旬、今回は8月ど真ん中!!
マカオも香港もどちらも超湿度が高く、暑くて、暑くて死にそうでした
連日夕方にはスコール
そのためか、タクシーに乗ったら車の渋滞も酷かったです
日本が寒い時期に避寒地としていくのがいいかもしれませんね
2.空港から市内への移動方法
まず、今回は羽田からJALにて香港空港へ
そこからフェリー(ターボジェット)でマカオへ
ここがとっても重要です
香港からマカオへ行く場合ですが、
- 九龍島へ行ってそこからフェリーで行く
- 香港空港から直接フェリーでマカオに行き、そこから九龍島へ行く
この二通りの方法があります
②の場合は利用航空会社に制限はありますが、フェリーに乗り換える時に荷物を受け取る必要がないのです!
バゲージスルーが出来るの♪♪
バゲージスルーが出来るのは以下の条件の時です
- 下記の航空会社を利用していること
利用航空会社
JAL
ANA
キャセイパシフィック
チャイナ・エアライン
バニラ・エア
香港ドラゴン航空
香港エクスプレス
スクート
ジェットスター・アジア
中国国際航空
中国東方航空
中国南方航空
ジェットスター・ジャパン
タイガーエア
※ピーチはないので注意です
- 乗り継ぎに1時間以上の時間があること
- 香港空港及びスカイピアからは出ない事
- 同日中の乗り換えである事(深夜に到着して、翌日朝一で行くということはできません )
到着時刻に気をつけましょう
そうすると、マカオでの1回の入国審査のみでOKです
一度香港に入国すると、香港の出国審査→マカオの入国審査となります
マカオ以外の中国本土や深圳へもここからフェリーが出ています
この場合も、一度の入国審査だけでOKです
マカオへのフェリーは2社運航しています
- ターボジェット(赤)→アウターハーバー(世界遺産などが多くあるエリア)
- コタイジェット(青)→タイパターミナルへ到着(カジノなどが入っている巨大ホテル群のコタイエリア)
2社とも一日4便ほどです
宿泊するホテルの近い方や、到着時間に合わせて予約 するといいですね
どちらもそんなに遠くないのと、料金、乗り心地とあまり変わらないようです
ただ…フェリーっていうから大型船かと思いきや違ってた!
行く直前にネットで調べたら
「揺れる」
「船酔いが酷い」
なんて、投稿が!!
実は今回とっても乗り物酔いする人が1人いたの
乗り物酔いの薬を手にいざ乗船
最初のうちは、言われているほど揺れなかったの…
このくらいなら大丈夫♪なんて余裕の笑み
が、しかし、到着10分前にいきなり雷雨が!!
すっごい、雨風の中スピードも落とさず進むターボジェット
揺れる、揺れる!!
立って席を移動するのも大変なほど!!
たった、10分の間にすっごい船酔いになってしまい到着した時にはげっそり…
その後も、夕飯が食べられなかったほど
翌日も、マカオから香港へ乗船しましたが、もう恐怖で恐怖で(笑)
しっかりと、酔い止めの薬を飲み臨戦態勢で挑みました
2回目は嵐もなかったので揺れるといっても、そこまででは無く、無事に到着
船酔いされる方は絶対にお薬は忘れずにね
ここで、朗報♪♪
2018年10月に香港=珠海=マカオをつなぐ橋 が完成しました
これで、船酔いを恐れずにマカオと香港が行き来できます
市内から香港空港へ
香港から空港へ行く手段は下記のとおりです
エアポート・エクスプレス+無料シャトルバス(九龍駅・香港駅から主要ホテルまでの無料シャトルバスがでています) | ||
行き先 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
九龍駅 | HK$115 | 22分 |
香港駅 | HK$115 | 24分 |
空港バス | ||
行き先 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
九龍、尖沙咀方面 | HK$33 | 約30分 |
香港島、セントラル、アドミラルティ方面 | HK$40 | 約60分 |
湾仔、銅鑼湾方面 | HK$45 | 約60分 |
タクシー | ||
行き先 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
尖沙咀 | HK$270 | 約30分 |
銅鑼湾 | HK$315 | 約60分 |
一番安いのは空港バス
時間も一番かかるように思えますが、エアポート・エクスプレス着の九龍駅や香港駅から離れている場合で、停車場所がホテルに近ければ、こちらのほうが早く面倒で無い場合もあります
タクシーも3人で乗れば、エアポート・エクスプレスより安くなります
エアポート・エクスプレスも『Klook』で購入すると、かなり割引となります
3.香港・マカオ旅行観光スポット
マカオ
1999年にポルトガルの統治から中国へと返還され、以来独自の進化をたどっているマカオ
2005年、多数の歴史的建造物や広場が世界遺産に登録されたのをきっかけに、注目が集まるようになりました
カジノというと、ラスベガスというイメージでしたが、今はここマカオが一番です
世界のカジノランキングでも1位がマカオのヴェネチアンです
東西の文化が行き交い、異国情緒たっぷりの街です
世界遺産めぐり
マカオの世界遺産は全部で30か所
すべてがマカオ半島内にあります
とても狭いエリアに集中しているので、半日あればまわれちゃいます
- 媽閣廟
- バラ広場 / 媽閣廟前地
- 港務局
- リラウ広場
- 鄭家屋敷
- 聖ローレンス教会
- 聖ヨゼフ修道院及び聖堂
- ドン・ペドロ5世劇場
- 聖オーガスティン教会
- 聖オーガスティン広場
- ロバート・ホー・トン図書館
- 三街会館
- 民政総署
- セナド広場
- 仁慈堂
- 聖ドミンゴ広場
- 聖ドミンゴ教会
- 大堂 カテドラル
- 大堂広場
- 盧家屋敷
- イエズス会記念広場
- 聖ポール天主堂跡
- ナーチャ廟
- 旧城壁
- モンテの砦
- 聖アントニオ教会
- カモンエス広場
- カーザ庭園
- プロテスタント墓地
- ギア要塞
こちらはセナド広場。残念ながら工事中でした。
聖ポール天主堂より下を見下ろすとこんな景色です
変な形をしたビルは『グランドリスボア』
地上52階、高さ258mのカジノとホテルです
ド派手~!!
カジノ
ここは世界有数のカジノ大国
コタイエリアには、光輝く巨大ホテル&カジノがたくさんあります
今回、くろねこちゃんは世界のカジノ ナンバーワンに輝いた「ヴェネチアン」に宿泊しました
ホテル内にカジノ、ショッピングモールが入っておりとにかく巨大!!
カジノの中は未成年は通過することが出来ないので、ぐるっとまわらなければ反対側にいけなかったり…とまるで、迷路!
ショッピグモールエリア内には、イタリアのヴェネチアをイメージした水路まであり、ゴンドラに乗る事もできます
度肝を抜かれる、豪華絢爛な巨大ホテルです
屋外リゾートプールもあるよ
エンターテイメントショー
アクロバットかつ幻想的なショーが楽しめる『ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター』
シティ・オブ・ドリームズ内グランド・ハイアットマカオ1階に劇場があります
シルク・ド・ソレイユの舞台美術監督だったフランコ・ドラゴーヌがてがけたショーです
幻想的な水の演出、既成概念を超えたダンス、最先端の特殊効果を駆使した水上ショー
ハラハラどきどきが止まらない素晴らしいショーでした
是非、観て欲しいですね
席により、値段がかなり違います
くろねこちゃんは一番安いチケットを購入
円形舞台の前から2列目だったので、舞台全体が見えるのかしら?
と、ちょっと心配だったのですが全く問題なし!!
逆に、水しぶきが飛んで来たり、俳優さんがすぐ近くまで来たりと、とってもスリリングでした
水しぶきがかかってもいいようにブランケットも置いてありました
それでも、ちょっと濡れちゃうかも~~~
気になる方は、何かカバーを持参するか後方のお席をおすすめします
香港
ビクトリアピーク
ここは夜景の名勝地
香港と言えば100万ドルの夜景ですよね
世界三大夜景のひとつです(2012年からは、モナコ、香港、長崎らしいです)
夜景では無く、明るい時間に行っても香港の街並が見渡せてとっても良いところ
ビクトリアピークへはタクシー、バス、ピークトラムで行くことができます
このピークトラムが凄い急勾配を登る事でも有名
香港の歴史ある登山電車です
香港に行ったら必ず乗って、香港島の超高速ビル群を見てきてくださいね~
夕暮れ時からは凄く混みます
座席の争奪戦が凄いので、ぐいぐいと行ってください
かなり傾いているので、お年寄りや小さい子供は座ったほうが安全ですよ
頂上からの景色
今回くろねこちゃんは、オープントップバスで市内めぐりと、この夜景観賞のセットをツアー にて行きました
ピークトラムへは登りだけの乗車
凄く混んでいる中、優先乗車できました
普通に乗りに行ったら、平気で1時間待ちとかでした
帰りは頂上からバスにて下山(楽々~♪)
時間短縮になって、とっても良かったです
自力でも簡単にはいけますがツアー参加だとこんなメリットもありますね
シンフォニー・オブ・ライツ
香港のもう一つの夜景の楽しみ方
それは毎日20時から、ビクトリアハーバーで行われる『シンフォニー・オブ・ライツ 』です
ギネス世界記録に認定されている香港が世界に誇る光と音楽のレーザーショーです
では、ではどこで見たら一番いいのかな?
王道は、尖沙咀のウォータフロント
ビクトリアハーバーの海沿いにあるプロムナードからは、ダイナミックな香港島の夜景を間近に見ることができます
ショーの間はレーザーに合わせて、テンポの良いバックミュージックがプロムナード一帯に流れるため、気分も盛り上がります
シンフォニー・オブ・ライツをどこから見ようと悩んでいるなら、尖沙咀ウォーターフロントに行けば間違いありません
香港島 湾仔ウォーターフロント
一般的に九龍半島側から香港島のズラリと並んだ高層ビル群を見るほうが、香港島から見るよりも人気があります。
しかしここ数年は九龍半島にも高層ビルが建ち始めたので、香港島と同じように楽しむことができます
ビクトリアハーバー 船の上から
香港島、九龍半島の両方を見たいかたにおすすめです
海の上ならどちらも見えます。360度楽しむことができます♪
シンフォニー・オブ・ライツの時間に合わせた、ハーバーツアーや、クルーズ会社や地元の旅行会社のツアーもあります
お金をかけたくないわ。という方は尖沙咀とセントラルや湾仔を結ぶスターフェリーでも、十分に雰囲気を楽しめますよ
レストランから
ビクトリアハーバーの夜景を売りにしているお店なら、窓際の席から見ることができます
ショーの間は照明を暗くしてくれたり、ラジオで音楽を流してくれるお店もあります
中でもおすすめはインターコンチネンタル香港のホテルラウンジ
暑さ、寒さをしのげて美味しいお酒やお料理を食べながら堪能できて最高に贅沢な雰囲気です
プロムナードから見た景色
インターコンチネンタル香港のラウンジから見た景色
ちなみにこちらが明るい時の景色
どちらも素敵ですよね~~
オープントップバス
香港名物のオープントップバス
頭上すれすれの看板たち
これぞ香港に来た!って、いう感じがします
高い位置からの景色も楽しいよ♪♪
バスとバスもすれすれ~~
上記でも紹介しましたが、こちらとビクトリアピークからの夜景観賞がセットのツアーにて行ってきました
黄大仙寺(ウォンタイシン寺)
香港のパワースポットといえばここ
香港は風水の力や影響を重んじる人が多く、こちらのお寺も大変人気です
超高層ビルでも方位や気の流れに注意して建設され、生活の中に風水が根付いています
必ず願い事がかなうお寺として地元の方々から愛されています
また、黄大仙寺は道教、仏教、儒教の3つが習合したお寺
なんだかご利益がありそうですよね
こんな銅像がお出迎え
中国風建築の池
MTR黄大仙駅下車すぐ
4.香港・マカオ グルメ情報
今回マカオでの旅で一番気にいったものは『エッグタルト』
ロード・ストウズ・ベーカリーのエッグタルト
ヴェネチアンの中にも店舗がありました
アツアツでとっても美味しかった♪
それからやっぱり義順牛乳の『牛乳プリン』
写真がないのが残念
小豆のトッピングのあるものと2種類食べてみました
どちらも甘さ控えめで、牛乳の味が濃くておいし~
小豆はほんとに甘さうっすら
甘い日本の餡子を想像しているとちょっと、物足りないと感じるかもしれませんね
なので、私はトッピング無しで十分な感じがしました
5.香港・マカオちょこっと情報
通貨
- 香港はHK$
- マカオはパタカ
- 中国は元
同じ中国なはずなのに、出入国手続きが必要だったり、通貨が違ったり近くても異なる国ですね
そりゃ~長い年月の間に色々な歴史が刻まれているので仕方がありません
それも、また楽しいところです
ガイドブックなどではマカオの通貨はパタカが表示されていますが、実際はHK$がどこでも使えます
なので、今回はパタカは一度両替してしまうと、日本円に再両替出来ないということなのでしませんでした
HK$のみ で全く問題ありませんよ~
タクシー
今回の旅行は5人
宿泊先はコタイエリアのホテル
世界遺産の集中しているのはマカオ半島
ということで、ホテルからタクシー2台で行きました
言葉も通じず、地図を見せてホテルのドアマンが説明してくれて『聖ポール天主堂跡 』を集合場所に
そうしたら、1台のタクシーは上までは上がってくれず、土産物屋街道の入り口付近で
『ここから歩いていけ』
と降ろされてしまったの
もう1台は直接天主堂まで
携帯電話を持っていたので、つなぐ予定はなかったけどつなげて連絡が取れた
ここまではひとまず良かったの
で、ひととおり観光して牛乳プリンやらおでんやら食べていざ帰りましょうって、セナド広場下の大通りでタクシーを拾おうとしたら、全然止まってくれません
近くの観光センターやポリスあたりに尋ねたところ、上の天主堂すぐのタクシー乗り場へ行けと
せっかく降りてきたのに、お土産屋街道をまた登りタクシー乗り場へ
しかし夕方になってきたからか、タクシーがなかなか来ない
タクシー待ちの列もかなりの人数
そんな中30分程待ち1台に先発隊が乗車
残りの後発隊は待てど待てどタクシー来ず
現地の人は携帯電話で迎車タクシーを呼んでいて、タクシーがきてもそれは彼らのもの。
日も暮れてとても心細くなってきましたが、別のポイントに行ってもタクシーがつかまらないかもしれないので結局1時間待ち、やっとのことで乗車してホテルに帰ることができました
その後、香港へ移動の予定だったのですが
フェリーの乗車券を買っておかなくて良かったよ~
無事に、ホテルから港までの無料シャトルバスにのり、香港へ移動できましたがハラハラドキドキでした
団体様だと大変ね~
こんな時はやっぱりツアーに入ってしまうのがいいですね
これから行く方に参考になれば幸いです