【モルディブ旅行】リゾートでの食事、料理。楽しみ方やマナーを解説

目次

モルディブでは世界各国料理を楽しめます。リゾート島ステイで最も一般的なのはバフェ・スタイルの食事ですが、アラカルト・レストランも利用可能。モルディブでしか味わえない食を楽しむ提案、またホテル主催の料理教室に参加したときの様子もご紹介します。

モルディブ旅行中はどんな食事ができる?モルディブの食べ物、料理、グルメとマナーについて解説

私が実際にモルディブを訪れ、そのときに作成していたモルディブ旅行記を基に、モルディブでのリアルな食事体験、モルディブの食の楽しみ方についてご提案してみたいと思います。

モルディブ旅行中の食事はおいしいのか、飽きないのか?

モルディブ旅行では、海に囲まれた小さな島に、水上コテージなどの客室とリゾートホテルの施設がすべて整った「リゾート島」に滞在することが一般的です。基本的にそのリゾート島の敷地内だけが行動範囲となるため、食事もレストランやバー、カフェ等を利用する以外の選択肢はありません。

とはいえ、日本からカップルで旅行する方々が利用するクラスのリゾート島の食のメニューは非常に充実しており、提供される料理のレベルも非常に高いです。

世界中から訪れる、舌の肥えたゲストを長年迎え続けているモルディブのリゾートホテルは、世界各国料理を日替わりで、バフェ・スタイル提供しているところが多いようです。またバフェとは別に、複数の高級レストラン併設するリゾートも多いです。1週間程度の滞在なら、途中で食事に飽きるかもしれないといった心配は全くしなくてよいと思います。

滞在中の食事プランは、旅行の予約時に選べる

モルディブのほとんどのリゾートホテルでは、客室の選択時に食事プランも一緒に選べるようになっています。一般的な選択肢は「朝食つき」「ハーフボード(朝と夕の2食)」「フルボード(朝昼夕の3食)」です。多くのリゾートホテルのバフェ・スタイルの食事は、広いレストランの空間で、他のゲストたちと一緒に、好きな料理を好きなだけ選んで楽しみます。

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このほかに別料金で、アラカルトのメニューを注文できるレストランも利用できます。ルームサービスも利用できますし、リクエスト次第では、白砂ビーチの波打ち際のテーブルで、2人だけのこんな食事を楽しむことも可能です!

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モルディブといえば、バフェ・スタイルの食事が有名

どのリゾートホテルも、バフェの料理には非常に力を入れていると聞きます。世界中から腕の立つシェフが集められており、見た目も味も素晴らしい料理を、日替わりで楽しめます。世界各国料理を味わえることも特徴です。

毎食とも本当に、前菜からメイン、デザートまで食べきれない種類の料理が提供されます。料理一つ一つの美しさはもちろん、全体のプレゼンテーションも細部まで気が配られていて、とにかく圧巻!例えば、フルーツのコーナーだけで、こんな感じです。

バフェ・スタイルの食事の楽しみ方、マナー

バフェ・スタイルの食事は、ものすごい品数の料理がズラリと並ぶ中から、興味をひかれたものを少しずつ、食べきれる分量だけお皿にとって、自分の席に持って行って食べるのが基本マナーです。基本的には前菜、メイン、デザートと食べ進みますが、結局のところ食べる順番のマナーのようなものはありません。1つのお皿になにをどれぐらい取るかも自由です。

食べ終わったらまた次を取りに行きます。全種類を少しずつ食べるのももちろんOK!私などは、初日のバフェは4回ぐらいテーブルと往復をしましたよ。

ただし、一度にたくさん取りすぎて、食べきれなくて残してしまうのは、マナー違反です。これだけはしないようにしましょう。

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屋外の開放的なテーブル席でいただきます。朝食のときは特に気持ちがいいですよ。ちなみに下の写真の左上のオムレツは、特別に作ってもらったばかりです。

私が利用したリゾートホテルでは、バフェの料理が並ぶ一角にキッチンがあって、シェフに声をかけるとその場で直接いろんな料理を作ってくれました。朝食の卵料理やパンケーキ類だけに限らず、フライドライス、フライドヌードル、タイカレーまでパパっと作ってあつあつをサービスしてくれましたよ。

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「世界中、ここでしかできない食事」の選択肢はさまざま。存分に楽しもう

基本的には滞在中全食、このようなバフェレストランの利用だけで心もお腹も充分満たされるわけではありますが、モルディブのリゾートホテルには、「今ここでしか体験できない食事を楽しむ」ための選択肢もいろいろとあります。

私が滞在したリゾートホテルでは、アラカルトメニューを楽しめるレストランのほうで、スペシャル・ディナーとして週1回、特産の「モルディビアン・ロブスター」を堪能するコースがありました。ちょうど日程と合って利用できましたので、そのときの様子をご紹介します。

その日のディナー・バフェは「オリエンタル・ナイト」で、こちらもどんな料理を楽しめたのだろうかと、後ろ髪をひかれる思いではありましたが…。

サンセット鑑賞を楽しんであたりが暗くなった頃、レストランへ行くと、2人の名前入りのメニューが手渡されて、テーブルへ案内されました。キャンドルライトが灯ってロマンチック。まずはシャンパンをオーダーして乾杯しました。海風が心地よかったです。

が、最初の料理が運ばれた直後、最初に屋内のテーブルに案内された理由が分かりました。私たちは、「外のテーブルのほうがいい」と言ってついさっき変更してもらったのです。ロマンチックはよかったのですが、ここだと暗くて料理がよく見えません。写真もキレイに撮れない!(ここで「やっぱり中で・・・」とお願いすればよかったです。後悔。)

アミューズブッシュは、ロブスターの身を餃子の皮で包んで蒸したかわいいダンプリング。サフランとブラックペッパーのソースの置き方がおしゃれでした。

次に、涼しげなブルーのガラスのお皿で供されたのは、生のロブスターのカルパッチョ。薄切りの身の直径は、大きなホタテの貝柱ぐらいあります。どんな大きなロブスターなのでしょう。

次は、スパイシーなトマト・シェリーソースの上に、蒸したロブスターの切り身が美しく並べられた一皿でした。トッピングのパプリカはグリルされており、香ばしさがポイントになっていました。

そして、メインのモルディビアン・ロブスターが登場!以下の写真は、私の撮影ではなくホテル提供のものですが、実際にはこの1.5倍ぐらい、私の腕ぐらいの大きさはあった印象があります!

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どうしたら上品に食べられるかと、巨大ロブスターと格闘していると、シェフがあいさつにきました。「すいませーん、今日はこんな小さなロブスターしかなくて…ワハハハ」とジョークを飛ばす、気さくでお茶目なシェフでした。別のシェフからは「これはロブスター、という名前はついていますが、実はラングスティーヌ(手長エビ)の一種なんですよ。地元の漁師が今朝獲ったものを直接仕入れました」との解説もありました。

「裏側もぜひ見てみてくださいね」というのでひっくり返してみると、なんと美しい模様!こんな美しい生き物を食べてしまった、とちょっと罪悪感・・・。ちなみに上品な食べ方についてですが、「頭の方から尾に向かって、はがすようにすると、簡単に身が外れますよ」と教えてもらいました。もうこれ以上ないというぐらいの食べ応え。おいしかったです!

デザートは、ピスタチオアイスクリームと、温かいキャンディード・パイナップル。こちらも上品で素敵でした。薫り高いコーヒーともよく合いました。

大・大・大満足のディナー。まさにこれは、「世界中でここでしかできない食事」でした!皆さんにおすすめできます!

このほかに、「世界中でここでしかできない食事」の例としては、ルームサービスをたのんで水上コテージで二人だけの朝食。これは比較的簡単にできると思います。それから、前述のビーチの白砂の上でのランチやディナー。そこまでしなくても、浅瀬に椅子と小さなテーブルを置いてもらって、足にはやさしい波と白砂を感じながら冷えたシャンパンをすする、というのも素晴らしく気持ちがよかったです。

モルディブのリゾートホテルのサービスはとてもフレキシブルなので、これ以外にも思いついたことを相談してみると、きっと実現してくれますよ。

モルディブは「ツナ」の産地。お料理のベースもかつお・まぐろだから日本人の口に合う

モルディブは海に囲まれた国。もちろんシーフード全般が新鮮でおいしいです。前述のモルディビアン・ロブスターも圧巻でしたが、他に特筆しておきたい食材はお魚、「イエロー・フィン・ツナ」です。 日本ではキハダマグロと呼ばれている魚のようです。

日々のディナー・バフェに並ぶ、ツナ料理のバラエティの豊富さには驚かされっぱなしでした。タルタル、刺身、和え物、サラダ、炒め物、香草蒸し、スープ、シチュー、タイカレー、インドカレー、モルディビアンカレー、etc. 生だけでなく乾燥したもの、半乾燥したものなども食感が違って興味深くおいしかったです。

それから、「モルディブ・フィッシュ」は日本のかつおにあたるもののようです。特にモルディビアン・ナイトやアラビアン・ナイトの料理の味のベースとして多用されている、乾燥モルディブ・フィッシュは、日本の鰹節とそっくりです。私が生まれて初めて口にしたモルディビアンカレーが、全く抵抗ない味でとても美味しく感じられたのは、日本人の舌にもなじみの深い、魚のだしがベースになっているからだったと思います。

近隣諸国の食が反映された、バラエティ豊かなメニューを楽しめる

モルディブのリゾートのバフェは毎日テーマが変わりますが、ここは日本食や中華料理に期待するよりも、ぜひモルディブ地元の料理と、近隣諸国の料理を期待してください。インド料理、スリランカ料理、中近東の国々の料理、タイ料理など、本場の味をそのままに、1か所への滞在で次々楽しめるなんて、非常に貴重な機会です。

「これは一体なに?初めて見る!初めて食べる!」という食材や料理にもたくさん出会うと思います。私などは、「日本って、実は食材が少ない国なんだ」と思ってしまったほどでした。

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その他おすすめのモルディブの食の楽しみかた

私のモルディブでの食体験のハイライトとなったのは、ホテルが主催する有料アクティビティのひとつ、「Cooking Class」への参加です。そのときの様子も詳しくご紹介しますね。

ホテルのお料理教室Cooking Classに参加すると超楽しいのでおすすめ!

普段から料理好きな私は、ここのヘッド・シェフ直々に教わるというお料理教室がランチの時間帯に開催される日があると聞いて、即申し込みました。これが超・超楽しかったので、少しでもお料理を作ることに興味がある方には強くおすすめしたいです。英語が分からなくてもお料理好きなら、手順を見ていれば何をしていて何がポイントなのかは不思議と理解できるものです。また、英会話を勉強中の方にも、よい機会になると思います。

私が参加したときは、白砂ビーチのすぐ横の屋外の開放的なキッチンで、かぼちゃとフレッシュ・ココナッツとツナのサラダ、魚のカレー、レンズ豆のカレー、ツナが入った焼きまんじゅう、デザートにバナナフリット、と盛りだくさんのモルディブ料理を教えてもらいました。レシピブックももらえましたので、ポイントを書き込みながら説明を聞きます。まず、材料の説明から初めて見る&聞くものばかりで、一気に引き込まれました。

「この葉っぱはなんですか?」「パンダンリーフとカレーリーフです」「なんですか、それは」「風味付けに使うものです」「へ~!」

「この白いのはなんですか?」「削ったココナッツの実です」「えっ、ウエルカムドリンクでもらったココナッツ?」「そうです」「へ~!」

スパイス類も、日本で手に入るのかなぁ?というものがたくさんありました。シェフの、「スパイスは、スーパーで買うのではなく、量り売りをしている専門店で買いましょう」との説明に、「無理です!日本にはそんなお店はありません!」と言って驚かれたり、「日本ではフレッシュ・ココナッツは手に入らないです」と言ったら、シェフに「えっ、ホント?なんで?なんで?」と何度も聞き返されたりなど、ちょっとした文化(情報)交流もあって、楽しかったです。

「カレーは、長い時間じっくり煮込むことでおいしくなる」が常識だった私には、10分程度軽く煮ただけでとびきりおいしいカレーができてしまうことにも、非常に大きな衝撃を受けました。

できあがったあとは全部を並べて、参加者全員で試食会です。ホテルのキッチンからはごはんも届きました。「わー、このパラパラのごはんに、このカレーがすごく合うね。日本米ではこうはいかないね、きっと。」「魚がふわっふわ、おいしい!」「このおまんじゅう、シンプルなのにおいしいね。カレーに合う!」と大騒ぎしながらの楽しい、おいしいランチでした。

私は帰国してから、がんばって材料を探して取り寄せて、自宅で再現もしてみました。以来ときどき作る定番メニューになっています。こちらは、かぼちゃとココナッツとツナのサラダです。

モルディブ・フィッシュがカツオで、カレーに使うのも鰹節でよいことが分かりましたので、自宅では鰹節を使って作っています。ちなみに、このとき習ったレンズ豆のカレーは、「パリップ」という名前のスリランカの定番カレーらしいことが、何年も経ってから分かりました。モルディブの食は、基本的にスリランカやインドの影響を大きく受けているのだそうです。

このように、旅行中に一度覚えた料理は、何年先にも再現することができて、楽しかった旅行のことをまるで昨日のことかのように思い出せることも、いいんですよね。だからホテルでのお料理教室への参加、ぜひ多くの方におすすめしたいです!

モルディブの食べ物、料理、グルメとマナーまとめ

世界60都市以上へ旅行している私の中で、ベストだと感じる食体験は、実はモルディブです。これほどまでに未知の食材・料理に出会えた機会は本当に貴重でした。モルディブではグルメな方にも、きっと唸ってしまうような興味深くておいしい料理に、必ずいくつか出会えるだろうと思います。

美しい景色と一体になりながら、おいしい料理をさまざまに楽しめるモルディブを、ぜひ存分に楽しんできてください。

かかった費用

旅行当時2012年 1USD=79.80円 約610,000円(2人分)

うちリゾート滞在費用 約430,000円(水上コテージ6泊、有料アクティビティ、食事、飲み物、水上飛行機往復)

日本⇔シンガポールは2人分無料特典航空券を利用

宿泊した施設

ミリヒ・アイランド・リゾート

※なおこのリゾートは、改装工事のため、2025 年 5 月 5 日から 11 月 30 日まで、クローズとなるそうです。

モルディブでの食事の注意点

・予約時の食事プランが適用されるサービス範囲について。朝食バフェのフレッシュジュースやコーヒー・紅茶などはバフェの一品とされていると思いますが、それ以外の飲み物(アルコール類、ミネラルウォーターも)は、別会計である場合もあります。最初に利用するときに給仕係等に確認するとよいでしょう。

・チップについては、食事のたびに給仕係にあげるのはなかなか難しいです。チェックアウトのときに全滞在分まとめて支払うことが一般的だと思います。

・「ハーフボード」や「フルボード」の食事プランで予約して、バフェを利用せずにアラカルト・レストランを利用した場合の、バフェ未利用分の返金は、基本的にありません。リゾートによって異なるかもしれませんので、ここはご利用のリゾートへ直接確認してください。なお、「オールインクルーシブ」のリゾートはこの限りではありません。

 

 

 

 

 

 

 

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