【モルディブ旅行】ビーチリゾートへの旅行に持って行くと便利なもの
モルディブ旅行に向けた荷造りの参考になる情報です。一般的な旅行ガイドブックでは詳しく解説されていない、モルディブ旅行に役立つ持ち物について、具体的に便利なもの7つ、不要なものを2つ挙げ、旅行中快適に過ごすためのアドバイスもまじえてご紹介します。
「モルディブ」を120%楽しむための必需品!モルディブ旅行に持って行った方がいいもの
この記事では、私が実際にモルディブを訪れ、そのときに作成していたモルディブ旅行記の情報を参考に、「これは便利だった」「なくて不便だった」「これはいらなかった」について、リアルな体験談をまじえながらご紹介したいと思います!
なお、一般的な旅行ガイドブックや旅行情報サイト等で解説されている「旅の持ち物」については、ここでは割愛します。一般的な持ち物も別に確認して、どうぞ忘れ物がないようにしてくださいね。ここでは私の体験談をベースに、なにがどう便利だったか、それはなぜ不要だったかも具体的に、詳しく解説します!
必需品1: 「日本の」ウォータープルーフタイプの日焼け止め
肌が露出する顔、腕や足などに塗って、モルディブの強い日差しから肌を守るために必要です。「現地で買えばいい」と思っている方も多いと思うのですが、現実として、現地では買えないかもしれませんので強くおすすめします。ぜひ日本から持って行ってください!肌の弱い方はなおさら、お肌に合うものが必要でしょう。
日本の日焼け止め製品の品質は世界一です。肌が白くならずに薄く伸びて、ヘンな匂いもせず、しっかり日焼けを防いでくれるのは、日本の日焼け止めだけだと思います!
暑いので、塗っても汗をかいて落ちやすいため、落ちにくいウォータープループタイプがおすすめです。しっかり日焼けを防ぐには、こまめに塗りなおすこともポイントです。乳液タイプや、クリームタイプ、お好きなものや使い慣れたものをご用意ください。
現地で買えないかもしれないとは、意外でしょう?モルディブ滞在中の日程は、滞在するリゾート島のギフトショップだけが、唯一買い物できるところになります。日本のドラッグストアのような豊富な品揃えはそもそも、期待できません。
それから、日本ではあまり思いつかない世界の常識として、モルディブのようなビーチリゾートは、太陽の日差しを楽しむためにある場所、日焼けするための場所、ということがあります。これが世界基準のニーズであるため、日焼け止めがあまり必要とされていないのだろうと思います。モルディブのリゾート内の屋外アクティビティに参加しているとき、ヨットやボートでのクルーズのときなどには、日陰がなくて困ることもあるほどです。日射病になりそうな炎天下に長時間いなければならない状況でも、欧米人の方々はなぜか平然としているんですよね。このようなことも、高品質な日焼け止めが手に入りにくい理由なのだろうと思います。
必需品2: 泳ぐための装備。特にラッシュガードとラッシュパンツ
モルディブで水上コテージに滞在したら、目の前は常に海です!夢のような美しい色の海をただ眺めているのもいいのですが、「モルディブでしかできないこと」をできるだけたくさん楽しむために、ぜひ海の中にも入ってみましょう!
スノーケリングの装備をして海の中へ入ると、そこはまさに別世界。ものすごい種類と数の魚が泳いでいるのを間近に見られます!私がモルディブ旅行中書いた旅日記には、見た魚の名前が50種類ほど並んでいます。名前が分からなかった魚も含めると、60~70種類ぐらいは見たことになると思います。
かなり長い間、海は「ただ眺めていたい」派だった私も、初めてスノーケリングしてみたときは、それまで海に入ってみなかったことを悔やんだほどです!
さて、そんな海の中を楽しむためには、装備が必要ですね。私は個人的に、モルディブのような高級ビーチリゾートの特にプールサイドでは、女性はビキニを着なければ映えないと思い込んでいたのですが、「がっつりスノーケリングを楽しむ」ことを決めたモルディブに関していうと、必要なものが少々変わってきます。映えるかどうかも関係なくなります…。
もちろん、ビキニも着ていいのですが、その上にはラッシュガードと、ラッシュパンツがあったほうがよいです。特に、水に浮かんでいる間は冷たくて心地よいので、背中や頭が日焼けしていることには、気づきにくく、夢中なって魚を見ているとひどく焼けてしまう危険性があるのです。このため、肌を全面的に覆って、日焼けから肌をしっかり守るタイプの着衣を身に着けていた方が安全なのです。このような製品は、UVカット効果のある繊維でできており、伸縮性もあるので動きやすく、乾きやすい特徴もあります。毎日長時間スノーケリングするのにも最適です。
さらにいうと、肌の露出が少ない分、日焼け止めをたくさん塗る必要もありませんので日焼け止めが海に溶け出すこともなく、地球環境や魚たちにもやさしいのです。
ラッシュガード上下を着て、スノーケルマスクとフィンをつけると、写真映えはしないことは残念なのですけれどね・・・(しつこい?)。
必需品3: スノーケルマスクのレンズの曇り止め
海の中を自在に動き回り、魚たちと戯れるには、スノーケルマスクやフィン(足ヒレ)が必要です。これらは、ホテルで借りられます。それよいとしても、泳いでいる最中にマスクの視界が曇ってくるんです。せっかくの透明度の高い海なのに残念すぎます。美しい魚がよく見えない!もう気になって仕方がなくて、マスクを外して洗ってみたり、つばをつけてみたり・・・。でもたいして改善しません。この状況は、人によってはとてもストレスになると思います。
「人によっては」と書いたのは、これまでの経験上、どこのビーチリゾートへ行っても曇るマスクしか借りられないし、曇り止めの用意もされていなかったからです。スノーケルマスクが外国人の骨格向けのせいか、私の髪が厚いせいか・・・。装着時に微妙にマスクと頭の間に隙間ができて、曇る原因になっているのかもしれません。
とにかく、マスクのレンズの曇り止めは、現地ではほとんど手に入りません。ダイビングショップで説明しても、うまく通じませんでした。そもそも気にするゲストが少ない理由で、置いていなかったのかもしれません。このような状態はどこのリゾートでも同じだと思います(私は、持って行くのを忘れるたびに、各リゾートで同じ経験をしています)。ネット通販で購入するなどして、日本から持参したほうがよいです。目薬を大きくしたような形状の、液体の製品が多いと思います。
必需品4: 水中撮影ができる防水カメラ
これは、あるとないとでは、旅の思い出を長く保存しておく意味で大きな差が出ます。スノーケリングしたらぜひ、魚の姿も記録しておきたいですよね。ちなみに、私がこれまでご紹介した水中写真は、水中撮影ができる防水仕様のコンパクトデジタルカメラを使ったものです。
ただ、水中撮影可能なカメラは、水の中に入れてもいつも必ず大丈夫、というわけではなく、かなり気をつけて取り扱っているにもかかわらず、不意に水没(カメラ機器の内部に水が入り込んで故障してしまうこと)することがあります。私も2~3回の旅行毎に買い替えるような状況であったというのが正直なところです。
最近は、スマートフォンのカメラ機能を利用する方も多いと思います。スマートフォンで水中撮影することを想定した付属品や、防水ケース等の製品もたくさん出ているようです。ただし、万一のときにはカメラ機能だけでなくスマートフォン全体がダメになってしまう可能性もありますので、実際に水中撮影に使うかどうかは、自己責任にてお願いします。
それから、撮影中に落としてしまって海の底深くに沈んでしまったり、手から離れて流されてしまったりして、なくなってしまう可能性も否めません。私も実際に落として、血の気が引く思いをしたことが一度あります。これを防ぐためには、ファスナー付きポケットがあるラッシュガードを選んだり、カメラにケースやストラップをつけて体から離れないようにする工夫をしたりするのも一案です。
必需品5: (水中用)手袋と、薄い靴下
自然保護のため、サンゴや岩は触らないのが一番なのですが、遊泳中ぶつかりそうになった時によけるためなど、どうしても触らなければならないときは、素手で触ると手が傷つく可能性があります。それで手袋をしたほうがよいのです。なお、モルディブではサンゴの保護を目的に、「ダイビング中の」手袋の着用は禁止されているそうです。とはいえ、全くの素手ではこちらが怪我をしてしまいますよね…。ダイビング用の厚手の手袋でなければ大丈夫だと思います。
また、水上コテージから水面に降りるときのはしごに、藻がびっしり生えていて滑りやすくなっていることもあります。そしてこの藻は直接皮膚に触れるとかぶれたりすることもありますので、手袋や靴下を身に着けていた方が安心です。
また、ホテルから借りたフィン(足ヒレ)を履くときも、靴下を履いた上から履くと、泳いでいる間に痛くなったりすることもなく、長時間快適に楽しめます。
なお靴下は、利用する航空会社によっては、機内で配られるアメニティに入っていることもあります。その程度のものでも充分です。布に藻がこすれてついたものは洗ってもとれませんので、使い捨て覚悟で準備するとよいです。
あるとベター: マイ・スノーケルマスク
前述のとおり、頭や顔の形に合うスノーケルマスクで泳ぎたい場合は、日本人向けに作られた製品を、日本で購入するに限ります。スノーケルも、ホテルで貸してもらえますが、日本のようなしっかりした消毒処理などは、さほど期待できません。このため、ゲスト共有のものを口でくわえるのに抵抗がある方は、これも自分専用のものを用意していった方がよいでしょう。
さて、次は海以外で使う、あると便利なもののご紹介です。
あるとベター: お湯を注ぐだけでできる、スープやみそ汁
ゲストの国籍によって、ビーチでカップラーメンを食べるのが大好き、という人たちがいます。私が過去に訪れたとある(モルディブではない)ビーチリゾートで、実際に遭遇したそんな人たちは、タイの人と韓国の人でした。そんな人たちが視界に入ると、雰囲気がぶち壊し!高級リゾートだろうがロマンチックなカップル向けリゾートだろうがお構いなしの彼らの行動には、非常にショックを受けました。ファミリーやグループが多い日本の海水浴場のようなところならまだよいとしても、モルディブの景色と雰囲気には、NGでしょう!日本人には、モルディブの美しい白砂ビーチでカップラーメンを食べないでねと、個人的に願っています。
さて、一方で、モルディブの食事がハーフボード(朝と夕)のときなどには、お部屋にいる間、小腹がすいたときにスープやみそ汁があるといいです。実際に私も、フリーズドライの味噌汁や、粉末タイプのスープの素を持っていって、重宝しました。
新婚旅行でモルディブを訪れる日本人のリゾートホテルへの平均滞在日数は、3泊~4泊とのこと。その間においしい食事が続いて満足していたとしても、なじみのある味に触れると、なんだかホッとするんですよね。
あるとベター(女性): パレオ
パレオは、もともとタヒチの民族衣装で、カラフルなプリントが施された大判の布です。簡単な巻き方をいくつか覚えておくだけで、スカートになったりワンピースになったりと大活躍。とても便利なので、女性にはおすすめです。
そして、パレオを身に着けると、そのビーチリゾートに一瞬で溶け込めることも大きなメリットだと感じています。パレオを上手に着こなせるようになると、なんというか、「リゾート慣れ」している雰囲気も出ます。スタッフからのサービスがよくなった?と感じることもありましたよ。
出典:https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/1c/37/17/49/mirihi-island-resort.jpg?w=1200&h=-1&s=1:https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/1c/37/17/49/mirihi-island-resort.jpg?w=1200&h=-1&s=1
もしかしたら、ホテルのギフトショップでも素敵なパレオに出会えるかもしれませんね。お気に入りが見つかったら、ぜひ入手して滞在中に活用してみてください。
モルディブに持って行きがちだけれど、いらないもの
必要なものをいろいろとご紹介しましたが、不要なものもご紹介しておきます。
不用品1: 浮き輪
泳ぎの苦手な人が、初めてビーチリゾートへ旅行するときに「泳げないけれど、せっかくの美しい海があるリゾートへ行くのだから、絶対に海に入って間近で魚を見なければ!」と、考えがちで、持って行きがちな持ち物が「浮き輪」ではないでしょうか。実は私も、初めて水上コテージを予約した旅行に、わざわざ買って、持って行きました。
が、これはいりません。実際、海の中で使ってはみたのですが、身動きがほとんど取れなくて、邪魔なだけでした。
ホテルには必ず、「ライフジャケット」の貸し出しがあります。これを身に着けて海に入ればいいのです。しっかり浮かびますし、浮き輪よりも断然、動き回りやすいです。「マスクの曇り止め」のところの写真で、私が身に着けているライフジャケットも、ホテルから借りたものですよ。
不用品2: 日傘
日本国内では、冬以外の天気の良い日は「日傘」を差して歩くことも普通になっていますが、モルディブの、特に欧米人の多いビーチリゾートでは、日傘の使用について注意が必要です。使わない方がよい、と言った方がいいかもしれません。日傘を差すとまず、場の雰囲気に合わないんです。実際、差したことがある私も、明らかに浮いていることを感じて、すぐ止めました。日光を避けたければ、日傘を使うのではなく、つばの広い帽子をかぶるなどしたほうがよいようです。
なお、中国人や韓国人などアジア人客の多いホテルでは、この限りではありません。彼らも日本人同様、日差しは避けたい人種のようです。
しかし前述のとおり、モルディブに訪れる大半を占める欧米からのゲストは、日の光を浴びることを目的にモルディブに来ています。「日差しが強いことを知りながらビーチリゾートに来たのでしょう、なぜそんなに徹底して日差しを避けるのですか?」と私は、ホテルのスタッフに聞かれたことが何度かあります。日差しを避けるために傘を差すという行動は、「日本の常識は世界の非常識」の一つなのかもしれません。
この話を裏付けられる良い写真がありました。こちらはリゾートから提供されている写真ですが、ビーチパラソルはあるものの、ほとんど日陰になっていないでしょう?モルディブのビーチパラソルは、あっても日傘の機能は期待されていないものなのだと思います。
出典:https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/13/de/ff/7b/beach.jpg?w=1200&h=-1&s=1
モルディブ旅行に持って行くと便利なもの 注意点とまとめ
旅行に持って行くと便利なものは人それぞれで、滞在中に何をするかによっても変わってきます。でもほぼ初めて行く旅先、日本の日常とは全く異なる環境でなにが必要になるかは、そもそも予想しづらいものではないでしょうか。
私は、何度も海外旅行をしているにもかかわらず、毎回行きの機内の中で、忘れ物がなかったかと不安になります。必要なのに現地調達ができないものを忘れてしまうと、本当に、とても不便な思いをするからです。この記事をお読みいただいた方は、忘れ物がありませんように!ご紹介した情報が、あなたのモルディブ旅行の荷造りの参考になり、より快適な滞在になれば幸いです。
出典:https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/13/de/ff/7b/beach.jpg?w=1200&h=-1&s=1
かかった費用
旅行当時2012年 1USD=79.80円 約610,000円(2人分)
うちリゾート滞在費用 約430,000円(水上コテージ6泊、有料アクティビティ、食事、飲み物、水上飛行機往復)
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宿泊した施設
ミリヒ・アイランド・リゾート
※なおこのリゾートは、改装工事のため、2025 年 5 月 5 日から 11 月 30 日まで、クローズとなるそうです。