夫婦旅行 ドイツ ミュンヘンとベルリン【8月の海外旅行におすすめ!】
海外旅行に求めるものの好みが異なる2人
海外旅行が趣味のくろねこちゃんとぶちねこちゃん。ハネムーンのギリシャはたまたま一致しましたが、実は好みの旅行スタイルが大きく異なります。 私は美しい景色を眺めながらリゾートでゆったりと過ごしたい「リラックス派」、ぶちねこちゃんは史跡や都市部の文化的な見どころを精力的に周って「学びたい派」。
普段から、どちらにしようかと迷ったら「どちらかひとつ」ではなく、「両方」選択する主義の私達 は、旅行の主導権も交互に譲り、それぞれの希望の旅行を交互に実現させるようにしています。
それまで興味のなかった旅行スタイルを一緒に経験してみることは、お互い新鮮な発見となり楽しいです。
ベストシーズンのヨーロッパ旅行
【メリット】
1.天候的に観光がしやすいです。夜の21時過ぎまで明るいこともあるので、観光する時間を長くとれます。
2.気温的に海や湖、プールなどにも入れます。
【デメリット】
1.ベストシーズンだけあって値段が高いです。飛行機もホテルも値段が張ります。
2.みんなが旅行をする時期なので、観光名所はとにかく人が多いです。
今回はぶちねこちゃんが旅行を選ぶ番。行き先は「ドイツ」
今回はぶちねこちゃんが旅行を選ぶ番。ぶちねこちゃんはドイツにルーツがある人で常にドイツを恋しがっているところがあり、何度か訪れています。
「またドイツに行きたいんでしょう。いいよ、私も連れてって!」一人旅をよくしていた頃、旅行中の会話が英語しかできなかった私は、ヨーロッパに一人で行く勇気はありませんでした。通訳と解説付きでドイツに行ける機会、逃してなるものですか!(笑)
どの街もたいへん魅力的な広いドイツ。ぶちねこちゃんはどこに行こうかとかなり迷っていたようですが、私も一緒に楽しめそうな「ミュンヘン」と「ベルリン」を選んだようです。
そういう時に
各社のツアー料金を一括で問い合わせ出来るサイトがあるととても便利だと思います。
「タウンライフ旅探し」というサイトを利用したのですが、おすすめです!
2013年8月5日1日目
成田からは昼発のフライト。全日空のミュンヘン直行便です。
機内ではいつも、新作映画の視聴に没頭するぶちねこちゃん。私は旅行ガイドブックで旅行先の予習をします。
ミュンヘン到着、ホテルは「ドイツ博物館」へ徒歩1分の位置。
空港からはSバーンで乗り換えなしで35分、Isartor駅下車。「パートナー」割引22.3ユーロ(現在24.3ユーロ)
今回のホテルは、「ホテル・アドミラル Hotel Admiral」。ミュンヘン滞在のメインの目的「ドイツ博物館」へ徒歩1分の立地です。
ホテルを詳しく見てみる
・旅行予約のエクスペディア
・海外・国内ホテル格安予約のアゴダ
・世界最大手オンライン宿泊予約のホテルズドットコム
まだ夕方で明るいので、ちょっとだけミュンヘン観光に出かけます!
Isartor駅からMarienplatz駅へ。
マリエンプラッツ広場へ出ると、いかにもドイツ!ヨーロッパ!という風景が目に飛び込んできました!
「ミュンヘン新市庁舎」です。
高級紳士服のデパートも外観はこのカワイさです。
重厚で威厳のある建物が多いです。
そろそろおなかが空いてきました。ドイツといえばビアホール。
この日のディナーは、「アウグスティーナ・ケラー」で、ぶちねこちゃん念願のドイツビールとともに、ソーセージの盛り合わせをいただきました。
混み合う時間からずらしたせいか予約なしでも入れましたが、日本から予約しておくとより安心だったかもしれないです。
2013年8月6日2日目
7:00 ドリルのガガガガガ!という音で目が覚める。なんと!お隣が工事の真っ最中!
普段から騒音に敏感なぶちねこちゃんは、早速大さわぎ開始。
「あなたが選んだホテルでしょうよ!」
「日中はほとんどここにいないんだし、たった2日の辛抱でしょう。
私がなだめても収まらない。うーん。
「あなたの文句言う声の方が、工事の音よりうるさいよ!」でやっと黙ってくれました。
ドイツのホテルの朝食バフェは豪華
気を取り直して、朝食へ。このホテルは朝食付きです。一般的にドイツのホテルの朝食バフェは豪華と聞いていたので、期待しました!
フルーツのコーナーだけでこの種類の豊富さ!赤すぐり、デーツ、ラズベリー、ブラックベリーなど、なかなか日本では気軽に味わえないようなものもいろいろ。遠慮なくたっぷりといただきました。
それではミュンヘン市内観光へ。張り切って出かけるよー!
ドイツ博物館Deutsches Museum
イーザル川に架かる橋を渡ったら、もう博物館入口。ほんっとに近かったです。
「世界最大級の自然科学と工業技術の博物館」で、入場料は8.5ユーロ(現在12ユーロ)
入ってすぐ、「ライト兄弟が初飛行に成功したときの飛行機」がありました。えっ!ライト兄弟ってドイツ人だっけ?(アメリカ人のはず。)なぜここにあるの?
・・・から始まり、いやー、度肝を抜かれるような展示の連続でした!
自動車はもちろん、蒸気機関車、鉱山を掘削する重機、戦闘機、大きな船舶などなど、丸ごとの展示!しかも一つずつだけではではない。
ドイツは、スケールの大きさが違うー!
どうやって運び入れたんだろう?とヘンなことが気になる私でした。
さて次は、Königsplatz駅まで移動。ぶちねこちゃんの大好きな絵がある美術館に行きます。
レーンバッハギャラリーStädtische Galerie im Lenbachhaus
画家でもあったレーンバッハ侯爵の邸宅を、丸ごと美術館にしたんですって。入場料10ユーロ。(現在は12ユーロ)
あまり美術に詳しくない人にも分かりやすく美しく、なんというか、見やすい美術館だと思いました。
入ってすぐのこの巨大オブジェが圧巻!
天井からぶら下がっている斬新さと巨大さもスゴイですが、外からの光がキラキラ反射してキレイなんです。
ぶちねこちゃんは、大好きな絵の本物が見られてとってもうれしそうです。フランツ・マルクの「青い馬」
このあとは、Odeonsplatz駅へ移動して、「レジデンツ」の外観を観て、タッチすると幸せになれるというライオンの像の楯に2人でタッチしました。
その後、「バイエルン国立劇場」の荘厳な建物を眺めながら、・・・ノド湧いたねー。
「ホフブロイハウス」でビール休憩。
ミュンヘン名物の「白ソーセージ」も食べる!白ソーセージは朝に食べるもので、朝しか出さないレストランもあるんですって。
一口大に切り、皮を外して右上の甘いマスタードをつけて食べます。
「ドイツソーセージ = 粗挽き」のイメージがあった私にとっては、きめ細かくてフワフワの食感は衝撃でした!おいしいです!
このあと夕方はショッピング・タイム。
日本で売られている靴や服を好まない&イマイチ体に合わないぶちねこちゃんのものをまとめ買い!いつもは何時間も見て回って何も買わない結果になるぶちねこちゃんが、ここでは即決の連続!
やっと気に入るものを買えましたか。よかったですねー。
2013年8月7日3日目
今朝も中庭で緑を眺めながら、ゆったりと優雅な朝食・・・ではなく騒音に耐えながら(これ、本当に残念。)の朝食。その後は荷造りして、チェックアウト。今日はベルリンへ移動します。
空港へはIsartor駅からSバーンで。切符は昨日のうちに買っておきました。
14:30頃、ベルリン到着。ホテルへはタクシー使うつもりだったけど、バスを使ってみようか?
乗り場はすぐ分かり、街に着いたら買おうと思っていた4回回数券もここで無事ゲット。
Alexander pl. 駅の一つ手前のホテル最寄りのバス停、Spandauer Str.で無事、降りられました!
ベルリン大聖堂ビューのホテル
今日からの宿は、「ラディソン・ブルー・ホテル」です。ロビー中央に天井高く巨大水槽があるホテルです。
熱帯魚が泳いでるー。そういえばしばらくスノーケリングしてないねー、したいねー。客室は、ミュンヘンのホテルとは正反対の近代的、クールでスタイリッシュな印象でした。
「ベルリン大聖堂が見えるお部屋」をリクエストしていたんですが、通された部屋は低層階だし、どうかなー、とあまり期待せずにカーテンを開けると・・・
わ!大迫力!ち、近すぎるんですけど!このホテルは大聖堂のシュプレー川をはさんだ向かい側にあるのです。低層階でも眺望は支障なしでした。
スーツケースの荷ほどきを始めた私、出かけたくてうずうずしているぶちねこちゃん。
「ベルリンに着いたら最初に行くべきところは?」と聞くと、
フランデンブルク門
との答え。統一ドイツの象徴だから。だそうです。じゃあ行きましょう。
SバーンのHackesher Markt駅から2駅。Brandenburger Tor駅を出ると、おおーっ!
東西ドイツ統一前は、このすぐ近くに「ベルリンの壁」があって、この門をくぐることはできなかったのだそうです。
しばし(ぶちねこちゃんが)感慨にふけったあとは、
ドイツ・ドームDeutscher Dom
コンツェルトハウス・ベルリンKonzerthaus Berlin
などを見て回りました。
次は、UバーンでWittenberg pl.へ。
ベルリンのデパート カーデーヴェー KaDeWe
目的はショッピングではなく、フードコート。フードコートって呼んでいいの?というぐらいオシャレなカウンターバーみたいなお店がたくさん並んでました!
私たちは、オイスターバーでグラスシャンパンと、フランス産とスコットランド産の生牡蠣を半ダース(6個)ずつ注文しました。シェフが目の前で開けてくれるんですよー。
2013年8月8日4日目
今日はここから徒歩5分、世界遺産にもなっている「博物館島」 にある博物館や美術館を周ります。
ペルガモン博物館
ギリシャで見てきたような遺跡がすっぽり、建物の中に入って展示されていました。ここでもドイツのスケールの大きさに感嘆!
「ゼウスの大祭壇」(現在は修復のためクローズ中)
「バビロニアのイシュタール門」
ナショナルギャラリーNationalgalerie
ボーデ博物館
博物館・美術館巡りって、ものすごい距離を歩くことになるんですよね。この日は疲れすぎました・・・。
ただ、ホテルの部屋からは、大聖堂越しにこんな美しい夕景が見られましたよ。
2013年8月9日5日目
ホテル近くのパン屋さんの「ベルリーナー」というパンがおいしいことに気づき、毎朝これだけあれば満足!
大聖堂とシュプレー川を眺めながらの朝食です。ここは静かで快適です。(笑)
今日は、入場の予約をしていたドイツ連邦議会議事堂へ行きまーす。
ドイツ連邦議会議事堂
「10:30の人!」と呼ばれて集められ、パスポートと予約名簿を照合、セキュリティチェック。エレベーターで屋上へ。
あーれ?何か似てる。と思ったら、レーンバッハギャラリーのオブジェと同じ人の作品だそうです。
「政治に嘘や隠し事がない象徴」 なのだそうですよ、このオブジェは。
さてこの後は、市内観光ツアーです。
シュプレー川クルーズ
市内中心部を流れるシュプレー川の遊覧船です。所要時間は約3時間。
窓口で切符を買うだけ、予約なしの利用です。料金は25ユーロぐらい ?(ぶちねこちゃんが現金で払ったので覚えていない)乗り場は、ホテルのすぐ横はじめ市内あちこちにあるようです。
私たちが利用したボートは2階構造で1階はレストランを兼ねたテーブル席。2階が見晴らしの良い遊覧席で全員2階へ直行・・・。直射日光で日射病になりそうな勢いなのですが、ドイツの皆さんは平気らしいです。私は帽子とサングラス、日焼け止め持参で対策していってよかったです。
それでも暑いので、ぶちねこちゃんがときどき下にアップルサイダーを買いに行ってくれました。
このクルーズ中は、遠目ではありますが、「イーストサイド・ギャラリー」のような観光スポットを次々と見られ、
旧西ドイツと東ドイツの建物と新旧異なる印象の建物や街並みがまとめて見られ、
ステキな橋や、
カレンダーの風景画のような景色もときどきあり、
現地の人々の生活も垣間見られて、と意外なほど盛りだくさん。かなり楽しめました。
夕方からは、お土産ショッピング。
ベルリン名物「アンペルマン」
ドイツの歩行者向け信号機の人の形には特徴があって、緑のときも赤の時もカワイイ。これがキャラクターグッズになっているので、ベルリンのお土産にぴったりなんです。
ベルリン名物料理も食べてみなくちゃ!
「カリーブルスト」
焼きソーセージにトマトソースとカレー粉をふりかけたベルリンのスナックです。フレンチフライも注文したらこんなに大盛りで、ランチとしてこれで十分な量でした。
「ケーニヒスベルガー・クロプセ」
肉団子に酸味のあるホワイトソースがかかった料理です。私は自宅でもよく作るのですが、本場の本物を食べてみて、勉強になりました。
2013年8月10日6日目
もう帰国の日!いつもながら、短かかったと感じてしまいます。
盛りだくさんのミュンヘン&ベルリン、私もドイツがとても気に入っちゃいました。また必ず訪れることになるでしょう。
帰国便はフランクフルト乗り継ぎで成田へ。おつかれさまでした!
これから、旅行に行く方の参考になれば嬉しいです。それではまた次の旅で~!