イタリア中部でおすすめのお土産!ここでしか買えない中部イタリアならではのお菓子・雑貨とは?

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引用:https://wandervirtually.com/scenes-from-assisi-italy/

イタリアと言えば、北部はハイセンスでおしゃれ、南部は暖かいリゾート地でグルメも盛りだくさんというイメージですが、実は中部も見どころがいっぱいあります。

穏やかな気候は酪農やワイン、オリーブといった名産品を多くはぐくみ、その過ごしやすさから首都ローマやフィレンチェといった大都市も多く抱えます。

少し列車に揺られれば、アッシジやチヴィタ・ディ・バニョレージョといった風光明媚な地方都市でゆっくりと羽を休めることもできる、イタリアの魅力と多様性がギュッと詰まった地域です。

今回はそんなイタリア中部で、ぜひ買っておきたいお土産についてご紹介します。

せっかくイタリアに訪れたのなら、そこでしか買えない物をお土産にしたいですよね。

なので今回ピックアップしたお土産は、日本ではあまり目にしない珍しいものを厳選しています。

また食品に関して、空港の検疫を通るのか、検査が必要なのかといったところも併せて解説していきますので、中部イタリアでのお土産に悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。

イタリア中部独自のお土産の特徴とは?

引用:https://www.pickpik.com/italy-tuscany-old-houses-antique-impressions-holiday-54176

イタリア中部には4つの州がありますが、もっとも有名なのはトスカーナ州でしょう。

ここはイタリア有数の観光地のフィレンチェや、倒れそうで倒れない斜塔で有名なピサがある地域です。

この地域の料理は「クッチーナ・ポーヴェラ」と呼ばれ、直訳すると「貧しい料理」。

ですがご安心ください。これは食事がまずいというわけではありません。

新鮮な肉やタマネギ、ニンニク。スペルト小麦や蜂蜜といった素晴らしい食材が豊富で、そうした素材のおいしさが故に、凝った料理を作る必要がないのです。

 

また海に目を向ければ、雄大な地中海に浮かぶサルディーニャ島では、島独自の文化が育まれ、海産物などを利用した他ではなかなか目にできないお土産が多く作られています。

北部に近いこともあり、ハムやソーセージなども各地で生産されていますが、そうした肉製品は日本への持ち込みが厳しく制限されていることに注意しましょう。

たとえ空港内で買ったものであっても、日本についてから呼び止められ、その場で廃棄しなくてはならなくなることがあります。

基本的に肉製品は現地で楽しむもの、と考えておいたほうが良いでしょう。

イタリア中部のおすすめお土産!

では具体的な、おすすめのお土産についてご紹介します!
自分用に、あるいは大切な誰かのために、ぴったりのお土産を探してみて下さい。

ビスコッティ・カントゥッチ

引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Biscotti_and_Vin_Santo.jpg

中部イタリアで最も愛されている伝統菓子が、このビスコッティ、あるいはカントゥッチです。

いわゆるクッキー菓子で、棒状の生地を一度焼いた後、もう一回オーブンでカリッとするまで焼くのが特徴。

ビスコッティという名前も、ビス(2)とコッティ(焼く)で、この製法から名づけられています。

カントゥッチはビスコッティの中でもバターを使わない物のこと。

そのカリカリとした歯ごたえから、小さな歌(Cantocci)という単語が変化してカントゥッチと呼ばれるようになったんだとか。

イタリアでは定番のお菓子で、多くのレストランなどでお茶請けとして出されます。

紅茶やコーヒーにもばっちり合いますが、イタリア風に行くならワインに浸して食べるのが一番。

ホロホロと崩れる素朴な味わいが、病みつきになること間違いなしです。

日本でも通販などで購入することもできますが、現地イタリアに行くと様々な店で手作りのビスコッティを販売しています。

砂糖やバターやアーモンドの量、チョコやドライフルーツなどのトッピングなど、まさに種類は千差万別。

お気に入りのビスコッティを探し出してお土産にすれば、日本に帰ってからのティータイムの恰好の主役になってくれるはずです。

ただし、賞味期限にはお気をつけて。

革製品・金細工

引用:https://www.flickr.com/photos/37034324@N05/7831091354

イタリア中部・フィレンチェは歴史ある職人の町。

定番と言えば定番ですが、やっぱりここに来たからには革製品や金細工は見逃せません。

有名なブランドも数多くありますが、フィレンチェの街を歩くと、ハンドメイドのバッグやコインケースなど、美しさと実用性を兼ね備えたノンブランド製品もたくさん見つかります。

駅の近くには露店が立ち並び、皮のいい匂いが周囲に漂っています。

こうした場所では値段交渉も楽しみの一つ。正直なところ、それなりに高めの値段を提示されることもあるので、悩んだときはもう少し安くならない?と聞いてみましょう。

また、フィレンチェで売っているとはいえ本革ではなく合皮だったり、作りが雑なものも数多くあります。

じっくりといいものを探し、それでも不安なときはちゃんとしたお店で保証の付いたものを買うと良いでしょう。

またヴェッキオ橋の上には、無数の宝飾品店が軒を連ねています。

高級そうな雰囲気に気おされて、なんとなく中にはいりにくいと感じるかもしれませんが…じつは中にある商品は意外とリーズナブルなものもあったりします。

旅の思い出にぜひ一度、扉を開けてフィレンチェの金細工の世界に飛び込んでみて下さい。大切な人へのとっておきのお土産が見つかるかもしれません。

チョコレート

引用:https://www.flickr.com/photos/artnbarb/3971937348

一番気軽に買えるお土産と言えば、やっぱりチョコレート。

値段も手ごろで、みんなに喜んでもらえる定番中の定番です。

実はイタリアの中でも、中部はチョコレートで有名な都市があります。それがウンブリア州の、ペルージャとテルニ。

ペルージャは世界的に有名なチョコレートメーカーのペルジーナ社が拠点を構える都市で、同社の生産する「Baci」チョコレートはイタリア国内でも非常に高いシェアを誇ります。

お土産にもピッタリ!…と言いたい所ですし、実際喜ばれることは間違いないのですが、こちらは有名故に日本でも手に入れる機会が結構多かったりもします。

町を歩くと日本ではまだ知られていないメーカーのチョコレートがいっぱい並んでいますので、そちらを購入するのもオススメ。

またここペルージャでは、毎年秋にユーロチョコレート祭りという大きなイベントが開催されます。

期間中はイタリアどころか世界中のチョコレートメーカーが集い、色々なフレーバーのチョコが販売されますので、これに参加すれば最高のチョコレートのお土産をゲットできるでしょう。

またペルージャにほど近い街、テルニでもチョコレートが有名です。

ここは聖ヴァレンティーノの聖地とされ、バレンタインデーの発祥の地でもあります。

バレンタイン=チョコレートというのは、実は日本だけの感覚でして、イタリアでは必ずしもチョコレートを贈る習慣があるわけではないのですが…

それでも恋人への愛の証明のため、チョコレートはプレゼントとして愛され、親しませています。

街の中には恋人向けのハートのチョコレートなども多く売られていますので、大切な人に向けたプレゼントとして探してみるのもいいでしょう。

オリーブオイル

引用:https://www.flickr.com/photos/norio-nakayama/14632224135

これもまた、イタリアの定番ともいえるお土産の1つ。

しかしイタリア中部、その中でもトスカーナ州やウンブリア州で採れるオリーブオイルは、他の地域に比べてビターでスパイシー。地域性のある味わいになっています。

これはこの地域で採れるオリーブの品種が関係していて、比較的早摘みされたモライオーロというオリーブには、ポリフェノールが他の品種よりも多く含まれているのも嬉しい点。

色も鮮やかな緑がとても美しく、喜ばれること間違いなし。

日本でも買うことはできますが、現地で買ったもののほうが鮮度も良く、値段も手ごろです。

ハチミツ

引用:https://jamesnudes.getarchive.net/amp/media/honey-honey-jar-glass-food-drink-ec9175

中部イタリアの隠れた名物が、ハチミツです。

中部の温暖な気候と豊かな風土はハチの養殖に向いていて、養蜂が盛んにおこなわれています。

日本ではあまりなじみのない、栗やシトラスなどのはちみつがオススメ。

中でもピサのサンロッソーレで採れるハチミツは、柔らかくて繊細な味で評価が高いです。

ちょっと変わり種が欲しいあなたには、サルディーニャ島で生産されているコルベッツェロというハチミツはいかがでしょう。

西洋ヤマモモから採れるこのハチミツは、通称「苦ハチミツ」。

蠟のように濃厚で、舐めると独特の苦みがあります。

その大人な味わいは、エスプレッソと一緒に食べたりチーズにかけたり…様々な料理に活用できますよ。

ちなみに、ハチミツなどをお土産にするときに気になるのが検疫があるのかについてですが、ご安心ください。

実はハチミツは規制が緩く、空港で検査を受けることなくお土産として持ち帰ることができる食材なのです。

ただし、ハチミツの中にハチ本体が入っていたりすると検査が必要。

また液体扱いですので、機内への持ち込みできる量に制限がある点にはご注意ください。

検疫で止められてしまうかも…注意したいお土産について

素朴で新鮮な味わいが嬉しい、イタリア中部のお土産の数々。しかし中には日本に持ち帰るとき、検疫にひっかかってしまうかもしれない物もあります。

よくある事例を交えて、注意しておきたいお土産についてご紹介します。

小麦・米類

引用:https://www.flickr.com/photos/akane86/5418766052

まず、イタリア中部で愛されている主食の1つ、小麦。

近年ではこの地域で古代から作られていた、エンマー小麦などが健康にもいいということで人気が高まりつつあります。

しかし圧縮、細断、破砕又は粉砕されていない小麦類は、日本に持ち込む際には検査証明書が必要。

これに違反すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金を科される可能性があります。

最近では小麦だけでなく、米類も厳しく見られているようです。イタリアでよくオススメされているお土産に、インスタントリゾットがありますが、これも場合によっては違反ということで、空港で廃棄を求められてしまうこともあるようです。

アーティチョーク

引用:https://www.flickr.com/photos/peachyogurt/5857788127

不思議な見た目のこの野菜は、チョウセンアザミの若いつぼみです。

ゆり根のようにほくほくした味で、生で食べてもオイル漬けにしても美味しい中部イタリアの隠れた名産品。

珍しいお土産品として、是非とも買って帰りたい所ですが、こちらも残念ながら検査証明書が必要となります。

イタリア中部には見逃せないお菓子・雑貨のお土産が盛りだくさん!

引用:https://www.flickr.com/photos/harshilshah/49798817106

今回はイタリア中部ならではの、オススメのお土産についてご紹介しました。

イタリア中部は素朴な村々と、ローマやフィレンチェなどの大都市の両方を持つイタリアの心臓部です。

深く知れば知るほどに、魅力的なイタリア中部。ぜひ今回の記事を参考に、この土地ならではのお土産を探し、大切な方へのプレゼントにしてくださいね。

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