【2024年】トルコの食べ物16選!現地で絶対に味わいたい絶品料理ガイド(最新)
目次
異国情緒あふれるトルコ!
世界遺産のイスタンブール歴史地区をはじめ、この国に訪れないと、体験できない魅力的なことがたくさんあります。
そして世界三大料理の1つに挙げられる『トルコ料理』を堪能することも忘れてはいけません。トルコ料理には、良く知られているケバブ以外にもたくさんの人気料理があります。
食べ損なった!と後悔しない為に、現地に行ったら、是非味わって貰いたいおすすめを16選でご紹介します!
トルコ料理の魅力
西洋と東洋そして中東の文化が融合したトルコ。
そして豊富な食材と香辛料に支えられ、独自に進化した食文化がトルコ料理の魅力です。
トルコ料理の特徴と歴史
・トルコ料理の特徴
トルコ料理の特徴は、大半がイスラム教徒であることから、豚肉は使われず、ラム肉をメインに鶏肉が使われます。
また海産物としては、地中海や黒海に面していることから、アムール貝や鯖等の魚介類も使われます。
更に、地中海性気候(赤)に大陸性気候(緑)と温暖湿潤気候(黄)と言った、地域によって気候が異なる国土を有するため、新鮮な野菜や果物にも恵まれている上、穀類としては米も小麦粉も併用といった、豊富な食材をベースに多様な香辛料で味付けされた料理と言えます。
・トルコ料理の歴史
トルコのあるアナトリア半島は、西洋と東洋と中東の三大文化圏に隣接しています。 そしてこの地を含め、地中海一帯をオスマン帝国により治められていた時代があり、その宮廷料理として地中海一帯諸国の様々な文化を融合し、独自に発展した料理と言えます。
トルコ料理が世界的に人気な理由
トルコ料理が世界的に人気な理由は、3つあります。
(1)その1つが、前述した豊かな歴史と文化を反映しているからです。
何世紀にも渡った文化交流の結果として、現在の豊かな形を形成しています。
(2)もう1つが、多様性です。
地中海の豊かな自然が提供する新鮮で豊富な食材から様々な料理が生まれます。
(3)最後にその美味しさです。
前述した豊富な食材に加えて、その食材の美味しさを高める香辛料もまた豊富です。 そして料理人達は、その組み合わせに熟知し、更に日々進化させています。
このことから、現地でしか味わうことができない料理がたくさんあるのです。
トルコの代表的な前菜(メゼ)
メイン料理の前の前菜ですが、お酒の席に欠かすことのできない料理でもあります。一般的に冷菜で提供されます。特に人気な料理をご紹介します。
フムス
フムスは、ひよこ豆をペーストにした料理です。
材料としては、ひよこ豆以外に、白練りゴマ、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、塩などが使われます。
そしてこのひよこ豆には、たんぱく質の他、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれるため、生活習慣病予防や便秘解消に効果が期待できます。
召し上がり方としては、パンに塗ってスプレッドとして頂いたり、野菜やチップスなどをディップして頂くなど色々な食べ方で楽しめます。
ドルマ
ドルマは、いわゆる詰め物料理で、パプリカや茄子などの野菜の中に具材を詰めたり、ブドウの葉で巻いた料理があります。
そして詰められる具材としては、お米を主体に玉ねぎの他、甘めのスパイスとして、シナモンや干しブドウなどが使われ、オリーブオイルで料理する冷菜が一般的ですが、具材に挽肉を加えてバターで料理する温采もあります。
ミディエドルマ
ミディエドルマは、野菜の代わりにムール貝に『ピラウ』と呼ばれる、ご飯を詰めた料理です。このピラウには、ムール貝の旨味たくさんの出汁が浸み込んでいるのが特徴です。
召し上がり方としては、殻を開けてレモン汁をかけ、具材がのっていない殻をスプーン代わりに、具材をすくっていただきます。
メインディッシュで楽しむトルコの味
トルコ料理のメインと言えば、ケバブはよく知られていますが、実は100種類以上もあります。 その中でも、現地で是非食したいケバブと、ケバブ以外のメインディシュをご紹介します。
ケバブ各種(ドネルケバブ、シンケバブなど)
ケバブとは、ローストされた肉料理です。豚肉は使われませんので、ラム肉が主体で鶏肉や牛肉が使われることもあります。
まず初めに、定番の
・ドネルケバブ
このドネルとは、回ることを意味し、串に重ねられた肉が回転式のグリルで焼かれ、その焼かれた表面をノコギリの様な包丁で削ぎ落したものが提供されます。
召し上がり方としては、エキメッキと呼ばれるトルコのパンに挟むか、ワンプレートに盛るかを選べます。
次に
・シンケバブ
このシンとは、串を意味し、串焼肉です。
ただ串焼きにするのでなく、焼く前に、玉ねぎの他、ヨーグルトに各種スパイスなどが入ったマリネ液に一晩漬けられるのが特徴です。
このマリネ液に漬けられることで、肉の臭みが無くなり、肉も柔らかくなります。
最後に
・テスティケバブ
ポトリーケバブとも呼ばれ、素焼きの壺に入ったケバブで、カッパドキアの郷土料理になります。熱々に焼かれた壺を目の前で割って、中なら煮込まれたケバブ料理を器に盛って貰えます。カッパドキアに行ったら、是非味わいたい料理の1つです。
ピデ(トルコ風ピザ)
ピデは、トルコのファーストフード! 少し甘い船形をしたパン生地に、肉やチーズをトッピングされたものが一般的ですが、ホウレン草やシーフードなどもトッピングされたものもあります。
食べやすいサイズにカットしたものを提供して貰えるので、テイクアウトや気軽に立ち食いするのにも便利です。
メネメン(トルコ風スクランブルエッグ)
メネメンは、トルコの朝食で定番とされる卵料理で、食材は、卵の他、トマト、玉ねぎ、ピーマンなどが使われます。このメネメンは、パンとの相性が良いので、よく一緒に味わうことが多いです。
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)
ファラフェルは、フムスとおなじ『ひよこ豆』がベースとなりますが、こちらはペースト状でなく、裏ごししてピューレ状にし、クミンやコリアンダーなどのスパイスを混ぜたものを揚げて作られるコロッケの様な料理です。
ひよこ豆がベースですので、ヘルシーで健康的な料理です。
トルコの伝統的な家庭料理
まだまだあります。
トルコで伝統的な家庭料理をご紹介します。
マントゥ
マントゥは、小麦粉から作った生地にラムの挽肉などの具材を詰めて茹でた料理で、トルコ風の水餃子と言ったイメージが合います。
家庭料理の定番で、一般的にヨーグルトをかけて提供されます。
カルヌヤルク(茄子のひき肉詰め)
カルヌヤルクは、茄子の中央を縦方向に割き、その割いた中に挽肉を詰めて煮込んだ料理です。
具材としては、挽肉の他、玉ねぎ、ピーマン、トマト、ニンニクなどが使われます。 家庭の煮込み料理の定番です。
メルジメックチョルバス(レンズ豆のスープ)
メルジメックチョルバスは、トルコで定番のレンズ豆を使ったスープです。 このレンズ豆には、一般的な緑褐色のレンズ豆以外に赤レンズ豆という種類のレンズ豆があり、それが、高タンパク低脂質に加え、ビタミンB類や鉄分が高く、食物繊維も豊富と、世界五大健康食品に選ばれたインドのレンズ豆に匹敵するほどの食材です。
スイーツ&デザート
またトルコでは、スイーツやデザートも見逃すことはできません。
現地で食べて貰いたい、おすすめをご紹介します。
バクラヴァ
バクラヴァは、アーモンドやピスタチオなどのナッツをパイ生地よりも薄い生地で挟み、何層にも重ねて焼き上げたお菓子です。
そして甘いシロップをかけて食べるのが一般的です。サクサクな食感と甘いシロップが滲みだし、口いっぱいに広がる風味は、言葉では表せない美味しさです。
ロクム(トルコデライト)
ロクムは、でんぷん粉をベースに砂糖を加えて、練り固められた伝統的なお菓子です。 表面に白い粉がまぶされているのが特徴です。
食感は、柔らかくモチモチしていて、わらび餅を少し硬めに仕上げた感じです。更に香料やナッツなどが加えられ、バラエティに富んだ風味も味わえます。
店頭で試食させて貰えるお店がいくつかありますので、お気に入りをお土産にするのもできます。
ドンドゥルマ(トルコアイス)
ドンドゥルマは、粘り気が強く、伸びるアイスで有名なトルコアイスのことです。 この伸びる特徴は、原材料に使われているサーレップと呼ばれる植物によるものです。
このサーレップは、ミネラル豊富で、多くのビタミンが含まれるため、とても健康的なのですが、かなり希少なため、トルコでしか手に入りません。
その為、トルコアイスは、トルコ現地でしか味わえない食べ物です。
トルコの飲み物文化
トルコは、大半がイスラム教徒の国ですが、文化の交わりが多く、アルコールにも寛容で、国民酒とされるラクなどもありますが、ここでは、ソフト系の飲み物をご紹介します。
トルココーヒー
トルココーヒーは、そのいれ方に特徴があります。深煎りの極細挽したたコーヒー豆と砂糖を加えた水から、煮出してコーヒーが抽出されます。その抽出は、1杯毎に行われ、抽出されたコーヒーは、そのままコーヒーカップへ注がれます。
注がれたコーヒーには、コーヒーの粉が混じったままですので、粉が沈殿するのを待って、上澄みをいただくことになります。風味は、エスプレッソ風で、濃厚でビターな味わいです。
また上澄みコーヒーをいただいた後、カップの底に残った粉の形で、占いをする文化もトルコにはあります。
チャイティー
チャイティーもまた、そのいれ方に特徴があります。水で紅茶葉を煮出した後、少し休めて、飲む時にお湯で濃さを調整して飲みます。
好みで砂糖も加えます。更に深く澄んだ赤色も特徴の1つで、味も香りも濃厚です。トルコでは、日々何杯も飲まれる欠かせない飲み物となっています。
アイラン(ヨーグルトドリンク)
アイランは、ヨーグルトに塩を加え水で薄めた発酵飲料です。薄める際に撹拌しますので、泡立っているのも特徴です。甘味は無く、すっきりした味わいで、食事によく合います。
実はヨーグルトは、トルコ発祥の食べ物で、このアイランも、古くから親しまれている飲み物です。
トルコ料理を楽しむためのおすすめレストラン&エリア
2024年の4月中旬に現地(イスタンブール)を訪れた際、美味しい上に安いお店がありましたので、ご紹介したいと思います。
Karaköy Çorba Evi(カラキョイ スープ ハウス)
新市街のカラキョイにあるスープ専門店です。
店内には、前述しました健康的な赤レンズ豆スープをはじめ、20種以上のスープが用意されていて、各スープの種類と価格が詳しく記載されたメニュー表が入口横に掛けられています。
私は、赤レンズ豆のスープを頂きましたが、とても美味しく、ボリューム満点。価格も90TL(約420円)と、お得感いっぱいでした。
またお店は、余り広くないですが、テーブル席が店内に2つ、屋外に20席ほどありましたので、込み合うことなく、ゆっくり食事ができましたので、是非おすすめしたいお店です。
tarihi eminönü midyecisi(エミノニュ ムールショップ)
新市街のガラタ塔近くにあるミディエドルマなどのムール貝料理がメインのレストランです。私が探した限り、ミディエドルマを提供するお店は、このお店の近くに数件ある程度で、他の地区にはありませんでした。
このお店のミディエドルマに入っているピラウと呼ばれるご飯には、ムール貝からでた旨味たくさんの出汁が充分過ぎるほど浸み込んでいて、病みつきになるほど、美味しかったです。
価格も、(目安1人前)5~6個入って100TL(約470円)で、とても安価だと思いました。お店の中でも食べられますが、私はビールと一緒に頂きたかったので、テイクアウトしました。
勿論、レモンも付けて貰えますので、おすすめしたいお店です。因みに、写真は目安2人前の200TLです。
Beyoglu Bereket Halk Doner(ベイグル ベレケット ハルク ドナー)
新市街のタクスィム地区にあるロカンタ(大衆食堂)です。前述してきたドルマやケバブをはじめ、カルヌヤルクなどの家庭料理も味わえます。
私が訪れた時間帯が、丁度夕食時のためでしょうか、店内はとても混雑していたことと、お酒を飲みながら味わいたかったので、ここでもテイクアウトしました。
その時驚いたのが、レンジで温め直しができるテイクアウト用のパケージです。とても使い勝手が良く、環境にやさしい紙製でした。また私がテイクアウトした料理は、カルヌヤルクだったのですが、通常のモノと異なり、大きな挽肉の塊を茄子で包んで煮こまれたモノでした。
通常のカルヌヤルクよりボリュームがあるので、食べ応えがあり、価格も170TL(約800円)と、ロカンタならではの価格です。タクシム地区に宿泊する方に、おすすめしたいお店です。
まとめ
異国情緒溢れるトルコを訪れ、世界遺産などから受ける見る感動に、世界三大料理の1つであるトルコ料理から受ける味合う感動をプラスすることで、より高い非日常感を体験して頂きたい気持ちから、現地で是非食べて貰いたいトルコ料理をご紹介してきました。
私も実際行って見て、見る感動・味わう感動を受け、更にトルコ人のやさしく親切な人柄にも触れられました。私が行った4月では、未だ日本からの直行便はありませんでしたが、ここ最近、直行便も就航されましたので、更に行き易くなっていると思います。 トルコ旅行が気になっている方が、いらっしゃれば、是非体験することを推させて頂きたいと思います。
最後まで、お付き合い下さりまして、ありがとうございました。