注文住宅の人気・おすすめ間取り12選!後悔しない間取り例
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注文住宅を建てる際に、多くのこだわりを詰め込みたい一つが間取りです。家族を感じられる対面型キッチン、洗濯~収納が一気にできるランドリールーム、日当たりの良いテラススペースなど、注文住宅だからこそ実現できるさまざまなアイデアがあります。
本記事では注文住宅で人気の高い間取りや、ファミリーにおすすめの間取り例などを紹介します。本記事を参考にして、理想的な家づくりを実現しましょう。
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目次
注文住宅の人気の間取り12選とおすすめの理由
これから注文住宅を建てようとしている人は「広々としたキッチンにしたい」「吹き抜けのリビングにしたい」など、さまざまな理想のイメージを思い描いている方も多いのではないでしょうか。ここからは、注文住宅で人気の間取り12選とおすすめの理由を紹介していきます。
1. シューズクローゼット(土間収納)
シューズクローゼットは土間収納やシューズクロークとも呼ばれる、靴の収納がメインのクローゼットです。玄関の横に作られることが多く、行き止まりになっている部屋タイプと通り抜けられるウォークインタイプの2種類があります。靴の他にもさまざまなものを収納でき、スッキリした玄関をキープしやすくなるというのが特長の一つです。
シューズクローゼット(土間収納)はこんな人におすすめ
シューズクローゼットは靴はもちろんのこと、雨具や子どもの遊具、庭掃除の道具などで玄関が散らかりがちな人に向いています。常にきれいな玄関で気持ちよく人を迎えることができるため来客が多い家庭にもおすすめです。
2. 対面型キッチン
対面型キッチンとは、リビング・ダイニングと対面する形のキッチンのことです。キッチンから常にリビング・ダイニングを見渡せるため、家事をしている間も家族や来客と会話できます。また小さい子どもをリビングで遊ばせていても、常に状況を確認しながら料理ができるでしょう。
対面型キッチンはこんな人におすすめ
対面型キッチンは家族とのコミュニケーションを大切にしたい人や、明るく開放的なキッチンが欲しい人に向いています。また小さな子どもがいる人も、調理や後片付け中に目が行き届くため安心です。
3. パントリー
パントリーはパントリールームとも呼ばれ、食材や調理器具、食器類をまとめて収納できるスペースです。キッチンの隣にパントリーを設置すれば、不要なものやすぐに使わないものを手軽に収納できます。
パントリーはこんな人におすすめ
パントリーは共働き夫婦など、週末に食材をまとめて購入し、ストックすることが多い家庭に向いています。パントリーの設置が難しい場合は、床下収納庫を採用するのも一つの方法です。
4. ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯・乾燥・アイロンがけ・収納の全ての作業を行えるスペースです。洗濯機や乾燥機の他、アイロン台、物干し竿、クローゼットなどを設置できます。室内干しのためにランドリールームに太陽光を取り入れる間取り例もあります。
また最近の注文住宅では、水回りを一箇所に集約した間取りが人気です。ランドリールームの近くに浴室や洗面所をまとめて設置すれば、家の中を何度も行き来する必要がなく家事の効率を上げられます。
ランドリールームはこんな人におすすめ
ランドリールームは天候を気にせず洗濯したい人や、水回りの家事をなるべく効率化したい人に向いています。室内干ししたい場合は、ランドリールームの換気や除湿を考慮した設備を導入するのがおすすめです。
5. リビング階段
リビング階段とは、リビングを通るように階段を設置した間取りのことです。2階に上がるときに必ずリビングを通るため、家族のコミュニケーションの機会が増えます。また階段下には、便利な収納スペースを設けることも可能です。
リビング階段はこんな人におすすめ
リビング階段は、家族とのふれあいの時間を大切にしたい人に向いています。また2階に子ども部屋がある場合は、子どもが行き来する様子をリビングから確認しやすいため、子どもの生活を見守りたい人にもおすすめです。
6. リビングの一角の和室
最近は和室を設置しない家も増えていますが、リビング横に間仕切りできる和室を設置するとさまざまな用途で使えます。
小さい子どもがいる場合はクッション性のある畳で安全に遊べる他、お昼寝の場所としても適切です。またテレビが見られるような配置にしておけば、食後にくつろぐスペースとしても使えます。来客の際は間仕切りを使って、客間に変えることも可能です。
リビングの一角の和室はこんな人におすすめ
リビングの一角の和室は、「子どもの遊び場が欲しい」「来客時の客間が欲しい」など柔軟に使える部屋が欲しい人におすすめです。冬場は和室に掘りごたつを設置すれば、家族団らんの場として活用することもできます。
7. スキップフロア
スキップフロアとは、床の高さを上げて立体感や奥行きを演出するフロアを設けた間取りのことです。スキップフロアには床を一段だけ上げる小上がりタイプと、1階と2階を段差で分ける中2階タイプの2種類があります。建売住宅ではなかなか実現できない、注文住宅ならではのおしゃれな間取りの一つです。
スキップフロアはこんな人におすすめ
スキップフロアは空間を有効活用したい人や他の家の間取りとは一味違う空間を作りたい人に向いています。和室がある場合は小上がりタイプ、2階以上の家で空間に余裕がある場合は中2階タイプの施工がおすすめです。スキップフロアの下の空間は、収納スペースとしても使用できます。
8. ワークスペース
ワークスペースとは机や椅子、コンセントなどを設置し、間仕切りなどで囲った作業場のことです。近年はテレワークが普及し、在宅勤務で働く人も増えてきました。在宅で仕事をする場所として使える他、子どもの読書や宿題用のスペースとしても活用できます。
開放感が欲しい人は半個室型やカウンタータイプのワークスペース、作業に集中したい人は完全個室型のワークスペースがおすすめです。
ワークスペースはこんな人におすすめ
ワークスペースはテレワークで働く人や、子どもの学習スペースを確保したい人、趣味の部屋が欲しい人などに向いています。またキッチンの近くに設置すれば、家事の合間の多目的スペースとして活用することも可能です。
9. 共用の本棚
注文住宅で根強い人気のある間取りの一つが、家族共用で利用できる本棚です。例えば、リビングに共用の本棚を設置すれば、本を通じた家族とのコミュニケーションが増えたり、子どもが読書に興味を持つきっかけが生まれたりします。
共用の本棚はこんな人におすすめ
共用の本棚は読書好きが多い家庭や、子どもの学習意欲を高めたい人におすすめです。リビングに大き目の本棚を設置するだけで、簡単に読書スペースを作れます。リビング階段を設置する場合、階段下のスペースを本棚として有効活用することも可能です。
10. ファミリークローゼット
ファミリークローゼットは、家族全員の衣類を一箇所にまとめられる大型のクローゼットです。各部屋にクローゼットを設置する場合、衣類の収納場所がバラバラになり、衣類を取り出したりしまったりするときに手間がかかってしまいます。ファミリークローゼットがあれば、わざわざ各部屋を行き来する必要がなく、楽に収納可能です。
ファミリークローゼットはこんな人におすすめ
ファミリークローゼットは子育て世帯や家族の人数が多い世帯など、衣類の量が多くあちこちに散らばりやすい家庭におすすめです。またファミリークローゼットをランドリースペースの近くに設置すると、アイロンがけして畳んだ衣類をすぐに収納できます。共働き夫婦のように「なるべく家事の時間を減らしたい」という家庭にもぴったりの間取りです。
11. テラススペース
テラススペースはプライバシーや安全性に配慮しながら、自然光を確保できる屋外スペースです。テラススペースに隣接している部屋は、どの部屋も明るく快適な空間になります。設置する窓が増える分、風通しが良くなり開放感も生まれるでしょう。
また家の周囲が建物や大きな道路で囲まれている場合でも、テラススペースを作れば人目を気にせず、くつろぎの場を造れます。小さい子どもがいる場合も、テラススペースがあれば防犯面や安全面においても安心して遊ばせることが可能です。
テラススペースはこんな人におすすめ
テラススペースは家族や友だちで集まる機会が多く、憩いの場が欲しい人に向いています。1階に庭を作ることが難しい場合は、2階や3階に屋根付きテラスを設ける方法もおすすめです。
12. ウッドデッキ
ウッドデッキはBBQやブランチ、子どもやペットの遊び場など、屋外の憩いの場として人気の間取りです。前述したテラススペースとの違いは、室内から続く木製のデッキが設置され、地面から少し高くなっている点にあります。
ウッドデッキはこんな人におすすめ
ウッドデッキはテラススペースと同様に、家族や友だちで集まる憩いの場が欲しい人や、庭に開放感のある遊び場が欲しい人におすすめです。また木製ならではのぬくもりや特有の香りを楽しみたい人にも向いています。
ファミリーにおすすめの注文住宅の間取り例
空間を自由にデザインできるのが注文住宅の醍醐味の一つです。しかし暮らしやすさを無視した間取りにしてしまうと、せっかく完成しても後悔ばかりの家になってしまう可能性も。デザインだけでなく住みやすさを重視した間取りを考えることが大切です。
なお住みやすい間取りとは、各家庭で異なります。同じ家族構成であっても、家族のライフスタイルが異なれば適切な間取りは変わってくるでしょう。
ここからはファミリー向けの注文住宅で、住みやすさを重視した間取り例を3つ紹介します。家族の生活スタイルや将来のことなどを考慮した上で、間取り例を参考に快適な住まい空間をデザインしてみてください。
生活導線を意識した間取り
住みやすさを考えるなら生活動線を意識した間取りにしましょう。家の中で過ごすときの家族の動きを分析し、移動距離がなるべく少なくなるように水回り、リビング・ダイニング、玄関、階段などの空間を配置します。
間取りを考える際には、まずゾーニング(大まかに空間の配置を決めること)を行ってください。ゾーニングによって、ある程度生活動線や家事動線を意識した間取りにすることが可能です。その後細かく設備などを決めていく段階で、改めて動線を考えながら間取りを考えてください。
例えば生活動線では、各個室とリビング、洗面所、トイレがバラバラの位置にあると、複数人が朝の忙しい時間に部屋を行き来しなければなりません。
またリビングとトイレが隣接していると普段は生活しやすいのですが、来客時に家族がトイレに行く際にお客様と出くわしてしまう可能性があるというデメリットもあります。各家庭での優先順位を考えて間取りを考えるようにしてください。
日々の家事を楽にするためにも、家事動線も重要です。キッチンが玄関や駐車場から遠いと、買い物の後に荷物を持って移動する距離が長くなり手間がかかります。洗濯スペースと干すスペースが離れている場合も、毎日の洗濯に時間がかかりやすいです。ライフスタイルと家族のプライバシーなどを考えながら、それぞれの動線をイメージしてみましょう。
2階にランドリールームと浴室を配置した間取り
ファミリー向けの注文住宅におすすめなのが、2階にランドリールームと浴室を配置した間取りです。 1階にリビング・ダイニングや和室などの生活スペース、2階に浴室、ランドリールーム、洗面所などの家事スペースをまとめることで、「ゆっくり過ごすときは1階で」「家事をするときは2階で」とメリハリの効いた間取りを実現できます。 浴室やランドリールームを2階に配置する分、1階のリビング・ダイニングなどのスペースを広く確保することも可能です。
また浴室、ランドリールーム、洗面所の3室を隣接させれば「汚れがひどい服を洗面所で予洗いし、そのまま隣のランドリールームの洗濯機に入れる」というスムーズな作業が可能に。無駄に部屋を行き来する必要がなくなり、効率的に家事をこなせるようになります。さらにウォークインクローゼットも2階に設置すれば、同じ階で洗濯~収納までの一連の流れが可能になるので、家事にかかる負担が軽くなるでしょう。
間仕切りなどの可変性の高い間取り
注文住宅の間取りを決めるときは、どうしても現状の生活に目が向いてしまいがちです。しかしこれから長い時間を過ごしていく中で、家族の生活が変化することも念頭に置いて間取りを考えましょう。
簡単に間取り変更が可能な作りにすることが、将来の住みやすさを左右するポイントです。例えば、子どもが2人いる場合はそれぞれの個室を隣接させ、将来子どもが成長して家を出た際に壁を取り除いて一部屋にできるような設計にする、といった方法があります。
また老後のことを考えて、バリアフリーを前提とした住まいにすることも大切です。具体的には1階に個室を一つ確保しておいて将来の自室にすれば、足腰が弱った際にも階段の上り下りをせずに自室に行けるようになります。
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自由に間取りを決められる注文住宅では、自身の思い描く理想の家づくりができます。
ただし自由度が高い分、いくつかポイントを押さえておかないと、住み始めてから後悔してしまう可能性もゼロではありません。特にファミリー向けの注文住宅を建てる場合は、今回紹介した間取り例を参考に、家族にとって住みやすい家づくりを考えてみましょう。
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