50坪の家の解体費用はいくらくらいかかる?費用相場・内訳・安く抑えるポイントを解説!
- 更新日:2024.09.24
50坪の家の解体費用目安や費用を抑える方法は以下の通りです。
解体費用目安(50坪)
- 木造:150万~200万円
- 軽量鉄骨:150万~250万円
- 重量鉄骨:200万~300万円
- 鉄筋コンクリート造:250万~350万円
解体費用を抑える方法
- 複数の業者に見積りを取る
- 自力でできる解体作業を行う
- 残置物の処分を自分で行う
- 解体後の土地活用を検討する
- 補助金を活用する
- 業者選びを慎重に行う
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ただし、建物や土地の状況により価格は大きく変動します。
実際に自分の家の解体にはどのくらいかかるのか知りたいですよね?
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50坪の家の解体費用相場
家の解体相場は、坪数・構造・解体する範囲・残置物の量によって異なります。
また、解体は建物を壊して終わりではありません。カーポートや庭、門扉などの外構の解体や、解体後の整地も必要です。
ここでは、50坪の家を解体する際にかかる費用の相場を構造別、地域別に紹介します。
構造別相場
建築物の構造には、木造・軽量鉄骨・重量鉄骨・鉄筋コンクリート造などがあります。
それぞれの坪単価と50坪の建物を解体する際の費用相場は、以下の表のとおりです。
構造 | 坪単価 | 50坪の解体費用相場 |
木造 | 3~4万円 | 150万~200万円 |
軽量鉄骨 | 3~5万円 | 150万~250万円 |
重量鉄骨 | 4~6万円 | 200万~300万円 |
鉄筋コンクリート造 | 5~7万円 | 250万~350万円 |
一般的に、鉄筋コンクリートのような強固な構造より木造のほうが解体が簡単な分、費用が抑えられる傾向です。
しかし、家が建っている環境や状態、外構の有無、残置物の状態で費用が変わってきます。
そのため、鉄筋コンクリート造の家のほうが状況によっては解体費用が安くなるケースもあるでしょう。
ここで紹介した費用相場はあくまでも目安です。解体を依頼したい場合は業者に見積もりを作成してもらい、そのうえで検討してください。
ちなみに、解体費用の坪単価は面積が広くなるほど安くなる傾向です。
したがって、坪単価だけで見た場合、30坪と50坪の家では50坪のほうが坪単価は安くなります。
地域別相場
家の解体費用は地域によっても異なります。家の解体費用の内訳は、「産業廃棄物処理費用」「人件費」「住宅の密集度」「解体業者の設備維持費」などがあり、地域によってかかる費用が異なるためです。
産業廃棄物処理費用は自治体によって異なり、処理費用が高い自治体ほど解体費用も高くなります。
また、人件費も都市部と地方では差があります。地域別の相場を比較した場合、東京や大阪といった都市部のほうが地方に比べて高い傾向です。
ただし、必ずしも地方の解体費用のほうが都市部に比べて安いとは言いきれません。あくまでも目安として覚えておきましょう。
50坪の家の解体費用が高くなるのはどんなとき?
ここでは、50坪の家を解体する際に費用が高くなる要因を4つ解説します。
ただし、紹介する要因を備えた家であっても、必ずしも解体費用が高くなるとは限りません。
しかし、「解体費用が高くなりやすい」と把握しておけば、費用を抑える対策も取れます。
解体を検討している家が当てはまるかどうか、確認してみましょう。
建物の構造
家の解体費用は、構造によって変わってきます。前述したように、木造住宅よりも鉄筋コンクリート造のほうが、1坪当たりの単価が倍ほど違うケースもあります。
日本の一戸建ては木造が多いですが、近年は耐震性の高さやメンテナンスフリーなどのメリットから鉄筋コンクリート造の一戸建ても増えました。
建物の構造は、「建築確認申請書(第四面)」で確認できます。建築確認申請書がない場合は、「登記簿謄本(建物全部事項証明書)」「検査済証」「確認済証」「重要な事項等説明書」でも確認が可能です。
なお、築年数が経っている建物の中には、建材にアスベストが利用されている場合があります。
アスベストを含む建材の全面禁止になったのは2006年です。したがって、2006年以前に建築された建物にはアスベストを含む建材が使われている場合があるので、事前検査が行われます。
事前検査の結果アスベストが含まれていることがわかったら、解体工事に特別な処置が必要となり、費用が高くなります。
建物の状態
建物の状態によっても解体費用は異なります。以下のような建物は解体費用が高くなる傾向です。
- 平屋
- 地下室がある
- 老朽化している
家の解体費用は、基礎と屋根の面積が広いほど高くなる傾向です。
2階建てのほうが基礎と屋根の面積が狭いので、費用を抑えられます。また、屋根材は廃棄物の処理費用も高くなりがちなため、解体費用全体も高くなる傾向です。
屋根以外では、地下室がある家も解体費用が高額になります。地下室は都市部を中心に家を広くする手段として人気があります。
地下室がある家の場合、解体した後で埋め戻すといった手間のかかる工事が必要のため、費用が高くなる要因です。
このほか、家が老朽化している場合も解体費用が高くなります。家が老朽化していると解体に時間がかかるため、人件費と手間賃が余計に必要です。
家が老朽化しているのに加えてアスベストが建材に含まれている場合は、構造が木造でも鉄筋コンクリート造と変わらないくらい費用がかかるケースもあるでしょう。
なお、建物が老朽化しているかどうかの判断は、業者でないと正確な判断がつかない場合もあります。
長年空き家になっていた家を解体する場合や、築50年以上の家を解体したい馬合は、経験豊富な業者に相談してください。
耐震補強している場合は費用が高くなりがち
木造住宅でも、リフォームとして耐震補強をしている場合は解体費用が高くなります。
耐震リフォームにはいくつかの方法がありますが耐震壁を設置した場合、撤去費用が高い傾向です。
増築を重ねていると撤去費用が高くなりがち
増築を重ねるなど複雑な構造の家も解体に手間がかかって費用が高くなりがちです。
築年数が古い住宅の場合、現在の建築基準法を守らずに増築した物件もあります。
増築した部分や方法によっては、重機が使えずに費用が高くなるケースもあるでしょう。
敷地の状況
家の解体費用は、敷地の状況によっても変わってきます。以下のような場合は解体費用が高くなる可能性があります。
- 井戸がある
- 樹木が多い
- 大きな庭石がある
- カーポートや物置などがある
井戸や樹木がある場合、埋め立てたり伐採したりする工事が必要です。また、樹木を伐採すれば、産業廃棄物として処理する費用もかかります。
大きな庭石、カーポート・物置などがあっても撤去や産業廃棄物処理の手間と費用がかかるため、解体費用が高くなる傾向です。
家の撤去費用は、一般的に地方より都市部のほうが高めです。しかし、地方の家は敷地が広い分、立派な庭があったりカーポート、物置などを設置していたりする家もあります。
敷地の状況によっては、都市部の50坪の家より費用が高くなるケースもあるでしょう。
敷地の形状も費用に影響を与える
敷地が傾斜していたり、旗竿地だったりすると重機が入らずに費用が高くなるケースもあります。
見積もりを作成してもらう際に、敷地の状況も確認してもらいましょう。
その他の要因
家の解体費用が高くなる要因には、これまでご紹介してきたもののほか、以下のようなものがあります。
- 家の周囲の道路が狭く重機が入らない
- 解体したい家が住宅密集地にある
- 家の中に残置物がたくさんある
- 解体したい家が騒音やほこりを立てられない場所にある
都市部の住宅地の場合、住宅前の道路が狭かったり隣家との距離が1m未満だったりするケースも珍しくありません。
このような条件の場合、家の解体に重機が使えない場合もあります。
重機が使えないと解体に人手と時間がかかり、家の解体にかかる総費用も高くなる傾向です。
また、家の中に家具・家電・雑貨類などの残置物が多いと、解体前にすべて撤去しなければなりません。
家の廃材と残置物をまとめて産業廃棄物として処分することはできません。
このほか解体したい家が閑静な住宅街にあり、ほこりや騒音の規制が厳しかったりすると対策に費用がかかります。
都市部の駅近など、利便性の高い場所にある家は住宅密集地に建っていたり家の前の道路が狭かったりしがちです。さらに、鉄筋コンクリート造で家に地下室がある場合は費用が高額になる場合もあるでしょう。
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50坪の家の解体費用を抑える方法
解体費用を完全に無料にすることはできません。しかし、自力で解体費用を抑えられるケースもあります。
ここでは、50坪の家を解体する際にかかる費用を抑える方法を紹介します。実践できるものを試してみてください。
複数の業者に見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取って比較すると、地域の相場や業者の特徴、強み、質がわかります。
また、値引き交渉を行う際の根拠にも使えます。例えば「A工務店はこの値段で引き受けてくれた」と見積もりを見せれば、値引きに応じてくれる場合もあるでしょう。
このほか、不当に高い値段をつける業者や見積もり作成がいいかげんな業者も見積もりを比較してみるとわかります。
なお、相場よりも高い値段をつけた業者だけでなく、相場より低い金額を算出した業者にも注意が必要です。
明確な理由なく相場より低い金額を出した業者は加算前提の場合もあります。
自力でできる解体作業を行う
DIYが得意な場合は、自分でできる解体作業は自分で行う方法もあります。
例えば、カーポートや物置など簡易的な建築物は自分である程度まで解体可能です。
カーポートならば屋根を外し、支柱を切るところまで自分で行えば、業者には基礎を掘り出してもらうだけですむでしょう。
また、土台がない物置は解体も簡単です。購入した販売店に依頼して引き取ってもらいましょう。
ただし、家そのものの解体はDIYではとても難しいのでおすすめできません。
家を解体する場合、以下のような準備が必要です。
- 電気やガス・水道などのライフラインを停止してもらう
- 自治体に必要な届出を出す
- トラックを停めるため道路使用許可を得る
- 近隣に解体する旨を通達し、理解を得る
- 産業廃棄物の受け入れ先を確保する
これだけの準備を個人で行うのは大変です。業者に依頼しましょう。
庭木の処理は自分で可能
庭木がたくさんある場合は、自分で伐採して処分することはできます。
小さい庭木ならば、根本から掘り出して自治体のルールに沿ってゴミとして回収してもらえます。
大きな庭木は、チェーンソーがあれば小さく切って処分しましょう。1~2本ならば、ナタで切り倒すこともできます。
庭石は譲ることもできる
庭石は、大きさによっては需要があります。不用品を譲るサイトなどを利用して引き取り手を探せば、無料で処分できる可能性もあるでしょう。
なお、石は自然の産物ですが庭石を河原や山などに捨ててはいけません。不法投棄になります。
残置物の処分を自分で行う
残置物が残っている場合、可能な限り自分で処分しましょう。処分方法は以下のとおりです。
- 家具:自治体に粗大ゴミ・可燃ゴミとして回収してもらう
- 家電:自治体に粗大ゴミ・不燃ゴミとして回収してもらう
- 家電リサイクル法対象家電:テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電量販店に回収してもらう(リサイクル料が必要)
- 自治体では回収できないもの:専門業者に回収を依頼する
自治体のゴミ出しルールをよく確認したうえで、分類しましょう。運搬手段がある場合は、自治体のゴミ処理場に自分で持ち込むこともできます。
残置物の処理は、人手が多いほど手早く行なえます。可能ならばできるだけ人手を集めておきましょう。
解体後の土地活用を検討する
解体する費用の捻出がどうしても難しい場合、「古屋付き土地」として売却する方法があります。
古屋付き土地とは、家を解体する費用を土地の値段から差し引いた金額で売却する方法です。家を解体して整地したうえで売却するより安価でしか売却できませんが、家を解体する手間を省けます。
また、土地の活用方法が決まっていれば解体費用がある程度かかっても売却して相殺できるでしょう。
補助金を活用する
自治体によっては、空き家問題を解消するために住む予定のない家の解体費用に補助金を出すところもあります。
補助金が出る条件や金額は自治体によって異なります。
まずは、自治体が補助金を出しているかどうか、確認してください。自治体の公式サイトに記載しているケースが一般的です。
体業務を請け負っている業者に相談してみてもいいでしょう。
業者選びを慎重に行う
解体業者は複数の業者を比較検討したうえで行ってください。
近年は空き家の解体を積極的に行う方も増えており、それに伴って地域によっては業者の数も増しています。
業者が増えると業者の質もばらつきが出るため、ある程度時間をかけて行うことが大切です。
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50坪の家の解体業者を選ぶポイント
最後に、家の解体を依頼する業者を選ぶポイントを5つ紹介します。解体業者を選ぶ際、どうしても費用にばかり注目しがちです。
しかし、費用が安くても質が低い業者に依頼すると、最終的に追加費用がかかって高額になる可能性もあります。
50坪の家を解体しようと検討している方は、参考にしてください。
資格や許可を持っている業者を選ぶ
建築物を解体する場合、「建設業許可」と「解体工事業登録」の2つが必要です。
許可を得ている業者ならば、公式サイトや事務所の見やすいところに許可証・登録証・番号などを掲載しているはずです。
家の解体を依頼する業者を探している方は、「建設業許可」と「解体工事業登録」の両方を持っている業者を探してください。
また、以下のような資格を持つ従業員が所属している業者は質の高い工事が期待できます。
- 解体工事施工技士
- 技能検定とび
- 1級土木施工管理技士
- 2級土木施工管理技士(土木)
- 1級建築施工管理技士
- 2級建築施工管理技士(建築、躯体)
これらの資格も公式サイトに記載しているケースが多いので確認は容易です。
なお、「資格も登録もしていないからこそ安くできる」などの宣伝文句でセールスをかけてくる業者は違法業者です。依頼しないように注意しましょう。
過去の施工実績を確認する
起業したばかりでも優秀な技術を持っている業者もあります。
しかし、施工実績が豊富な業者のほうがイレギュラーな事態があっても的確に対応してくれるでしょう。
現在は、施工実績を公式サイトに掲載している業者もたくさんあります。
自分が依頼したい工事に実績が豊富な業者に依頼すれば、満足いく工事をしてもらえるでしょう。
なお、増改築を繰り返した、住宅密集地に家があるといった解体が難しい工事ほど実績を重用して業者を選ぶのがおすすめです。
難しい工事は経験豊富な業者のほうが成功率は高い傾向です。
見積もり内容を詳細に確認する
見積もりが詳細でわかりやすく、施主の疑問にすぐに答えてくれる業者は信頼できます。
見積もりは専門的な内容も含んでいるので、個人ではわからないこともたくさんあります。
「意味がわからないことがあって当然」という態度で接してくれる会社ならば、疑問があっても質問しやすいでしょう。
反対に、見積もりの内容がいいかげんだったり内容がわかりにくかったりする業者は依頼しないほうがいいでしょう。
加算されたり工事に取りかかってから「この工事は見積もりに含まれていない」と言われたりする可能性があります。
担当者の対応を確認する
満足いく解体工事をしてもらうには、担当者との相性も大切です。
評判が高く口コミも優良な会社でも、「なんとなく担当者さんと馬が合わない」と感じたら、別の業者に依頼したほうがよい場合もあります。
なお、担当者だけでなく電話の対応や工事をする職人さんたちの受け答えも重要です。ぶっきらぼうだったり挨拶もしなかったりする業者は論外です。
このほか、業者の連絡先が携帯電話の電話番号だけの場合は注意しましょう。
携帯電話は固定電話に比べて解約が容易です。業者によっては施主とトラブルになったらすぐに音信不通になれるように携帯電話の番号しか公開していないところもあります。
依頼する業者で迷ったら、事務所を構えている業者に依頼してください。
アフターフォローを確認する
解体工事にもアフターフォローがあります。例えば、整地が不十分、残置物が残ってしまったといった場合、すぐに対応してくれる業者ならば信頼できます。
また、アフターフォローの有無、期間を詳しく説明してくれる業者は優良な業者です。
口コミや評判を確認する
実際に解体業者を利用した方の口コミや評判はとても参考になります。
口コミサイト、GoogleMap、SNSなどを利用して口コミや評判をチェックしてみましょう。なお、質が悪い業者の中にはトラブルが発生すると名前を変えて業務を続ける場合もあります。
業者の名前と評判をキーワードにしてインターネットを検索してみましょう。思わぬ評判が見える可能性があります。
まとめ:解体工事業者を選ぶ際は複数業者を比較することが重要
家の解体は、業者選びが重要です。
単に建物を壊すだけでなく整地を行い、新たに活用できるまでにするのが解体です。50坪の建物は一戸建ての中では大きいほうです。
条件によっては費用が高額になる可能性もあるため、業者選びは入念に行ってください。
目に付いた業者に即依頼するのは控え、最低でも見積もりの比較は行ってください。
家の解体とその後の活用に関してお悩みの方はタウンライフ土地活用にご相談ください。
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