屋上庭園ですが、瓦材で作りました。茶室につながるルーフトップですが、茶庭風の庭に見せるため、温かみがある無機質感の瓦を使い現代風のデザインと茶庭を融合させました。植え付けた山野草が不思議と枯れずに今でも茶会に一輪挿しなどで使われているようです。シダレモミジの横に広がる姿が雪見障子越しに見える景観はとても茶室との一体感が感じられます。

ワンちゃんとお子様が大好きなご自宅のお客様です。ワンちゃんが大好きな大きな芝生の庭と子供たちには屋根のある小屋風空間と梁につけたブランコが遊びの中心となっています。オリジナリティーもあり、お子様の成長やワンちゃんの嬉しそうな走り回る姿に癒される時間が流れています。

広い庭をお持ちで芝の雑草取りやメンテナンスが嫌だという方の薦めなのがテラスです。大きなテラスは様々なライフスタイルを演出してくれます。今回は石を仕上げに使いました。ラン形の石は曲線を美しく描いてくれます。夏場でも日陰では涼しく居心地の良いテラスライフは魅力いっぱいであります。

割肌の板石を使った土留です。とても陰影が割肌で表現され土留という機能だけでなく、景観としても魅力を見せてくれています。フェンスも高さを変え少しオーバーラップさせることでフェンスという概念を違う感覚のものに魅せる工夫しています。

道路からプライバシーを守るコートヤードを設置し、都心でありながら外を楽しむ空間づくりを目指した。フレームワークで空に額物を作り、駐車場もアプローチと兼用にして広いコモンスペースのように見えるような工夫しています。建物の外側に可能性をデザインしてあげるとどんどん美しく飾るような工夫が窓辺やバルコニーでも展開していきます。

中庭のデザインに透日性のあるレンガを使いました。苔のように見えるモリムラマンネングサと木のグリットと光の出る煉瓦の組み合わせで不思議な坪庭になっています。どの部屋からも見える坪庭は住宅の建物の中の雰囲気さえ変えてしまいます。窓と外の可能性が感じられるデザインとなっています。