トピックス・お客様の声
お客様の声:移住で実現した自分たちらしい家。
玄関のある南側外観。ベランダのヒノキの格子が特徴。
■今度こそ、好きなようにしたい。
五大堂にも瑞巌寺にもほど近く、松島町の中心部に建つM邸。終の住処を建てるにあたり、Mさん夫妻は「自分たちの好きなようにしたい」という思いを強くしていました。
「僕は仙台出身なのですが、仕事の都合で長らく大阪にくらしていました。大阪の住まいも自分たちで新築したのですが、そのときは大手ハウスメーカーに依頼したこともあり、一定の規格の中での家づくりとなりました。今度こそは自分たちらしい家にしたいと考えつつ、土地探しからはじめました。インターネットでいえのわさんを見つけ、高橋さんの実直な人柄に惚れ込み、お願いしようと即決しました」(ご主人)
料理が趣味というご主人のいちばんの希望は「大きなキッチン」でした。キッチンをリビングの中心に、そして家全体の中心に据えることにして、プランがはじまりました。
■くらしの真ん中に、こだわりキッチン。
目指したのは、十分なサイズがあって、フラットなアイランドキッチン。市販にない3.6m幅のシステムキッチンを探しだし、さらに石材店から天然石の天板を取り寄せて組み合わせることに。世界にただひとつ、Mさんだけのキッチンが完成しました。
「食事の3分の2は主人がつくってくれます。粉ものが得意でね。パンやケーキ、うどんはもちろん、ピザは生地からこねるし、肉まんも皮からつくるんです。主人はいっつもキッチンにいるので、相当気に入っているんだと思います(笑)」(奥さま)
キッチンを中心としたリビングは、節なしのヒノキの無垢フローリング。友人を招いたときは目の前で調理し、できたての料理を振る舞います。冬には堀ごたつに入りながらの団らんを。堀ごたつとヒノキの床のおかげで、冬場でも暖房を使う期間が短いといいます。
■夫婦それぞれのリクエストを叶えて
こだわりキッチンが目を引くM邸ですが、ご主人、奥さま、双方の要望を汲みながら、住みやすさを考えた工夫がすみずみにまでほどこされています。
「僕は開き戸があまり好きじゃないんです。開閉スペースが必要だし、人にぶつかったりもするし、いろんな意味で行動を妨げるところがあって。そこで、屋内の扉はすべて引き戸にしてもらいました」(ご主人)
「私は、郵便物が屋内から受け取れるようにってお願いしました。ちいさいですが、毎日のことですからね。それから、床下収納と食品庫があるのも助かっています。買いだしではだいたい1週間分をまとめ買いするので、食料はもちろん、トイレットペーパーなどの日用品、猫のエサなどを置いておくスペースが必要なんです」(奥さま)
途中で変更もありました。当初は平屋建てを考えていたところ、2階に1部屋を設けることにしたのです。これにより、3人の娘さんたちが帰省したときもゆったり過ごせるように。それぞれの「こうだったらいいな」をコツコツと積みあげることで、本当にくらしやすい住まいが実現しました。
■松島という土地を選んでよかった
ところで、Mさん夫妻が松島に移り住んだのは、2011年の東日本大震災以降のことです。海沿いの町に引っ越すことに抵抗はなかったのでしょうか。
「この土地は比較的高さがあって、震災のときも津波は免れたらしいんです。それが決め手になりました。故郷である仙台も候補のひとつではありましたが、やはり松島に比べれば土地代が高く、家づくりのほうに予算がかけられないのも悩ましいところでした。ここ松島は、観光名所にしては静かで、安心してくらせる場所です」(ご主人)
家づくりをはじめたころはまだ大阪にお住まいだったMさんとは、電話でコミュニケーションを頻繁にとりながら、お話を進めていきました。こうして松島に移り住む方のための家づくりができるのも、いえのわにとって、とてもうれしいことです。
お客様の声:屋上から星を眺める家
■夜空の星を眺めたくて
白石川の畔に建つO邸。外観からもわかる特徴のひとつが、屋上バルコニーです。春には桜並木、晴れた日には蔵王山と、それは見事な眺望が楽しめます。でも、このバルコニーの本当の目的は、ご主人が癒しの時間を過ごすことなのです。
「星の写真を撮るのが趣味なんです。こんなご時世ですから、暗くなってから大きなカメラを抱えて外をうろうろしていると怪しまれちゃうでしょ(笑)。自宅の屋上からなら心置きなく撮影できる、というわけです」(ご主人)
こうして夢のひとつを叶えたOさん一家。さらに、実際に住んでみてはじめて実感したことがたくさんあったといいます。
■無垢のヒノキの心地よさに開眼
奥さまが気に入っているのは、1階のリビングダイニングに敷きつめたヒノキの無垢フローリングです。当初はラグを敷くつもりであちこち探していたそうですが、なかなかピンとくるものが見つからず、それが功を奏したとか。
「ラグなしで過ごすうちに、無垢の床が、夏は気持ちよく冬はあたたかいことに気づいたんです。ついつい裸足になってしまうので、用意していたスリッパを全然使っていないくらい。夫の両親が泊まりにきたとき、3月だというのに底冷えする日だったんですが、80歳過ぎの母が『この家はあったかいね』といっていました。もうラグは必要ないですね(笑)」(奥さま)
■家族も猫も、それぞれの時間を楽しめる
猫たちもまた、自分たちの空間=猫部屋(!)を謳歌しているそう。1階の一画に猫専用の空間があり、ちいさなドアを通って階段やリビングと行き来できるようになっています。
「猫は『自分の場所』があると安心するみたいですね。猫部屋をつくったことで、人間も猫もお互いにストレスが減ったように思います。そして何よりニオイの問題が解消されましたね」(奥さま)
■家づくりは、本当に信頼できるパートナーと
築50年近い住まいを建て替えようと考えたとき、Oさん夫妻はまず大手ハウスメーカーに依頼しました。ところが、間取りの要望を伝えても、屋上の希望を相談しても、「規格外なので無理です」といわれてしまい、理由もわからないまま諦めざるをえない状況でした。
「メーカーからの返答にはがっかりしました。そんなとき、当初は夫婦ふたりで住む予定だったところに、息子と娘が『一緒に住みたい』といいだしたんです。息子も娘もアレルギーがあるので、そういうことに配慮した家づくりはないものかとインターネットで検索し、いえのわさんを見つけました。珪藻土に無垢の床……自然素材の家づくりはとても魅力的で。家を建てるときに『健康』という選択肢があったのかと驚きました。実際にくらしてみて、急激な変化はないものの、思えば子どもたちの咳や肌荒れの症状が軽くなっているようです」(奥さま)
「こちらは家づくりの専門家じゃないですからね、わからないことだらけです。高橋さんは、僕たちの質問や要望をちゃんと聞いて、ひとつひとつに答えてくれました。むずかしいときは、なぜできないのかも教えてくれます。使う木材1本1本のことまで説明してもらい、楽しく家づくりができました」(ご主人)
家づくりは、家族にとって一大事。夢をカタチにすること、住んでからの心地よさ、どちらにもきちんと心を配ることが大切です。そして、できあがったあとも長いおつき合いをしていけたら……いえのわは、そんなふうに考えています。
お客様の声:そらとつながるパン屋さんの家
道路の裏側から望むのは、リビングやお庭のある東面外観。 大通りに接しないことで人目を気にすることがありません。
■いえのわとの出会い
神奈川県から移住してきたH様は、パン屋さんを始めるにあたって、家付きの店ができる古家有りの土地を購入しました。しかし、リフォームをするには予算が合わず、先にお店だけを建てたそうです。約1年半ほど前に、やはり家も作りたいという思いもあり、家づくりについて再スタートをきりました。
いえのわのことは検索をかけ、ヒットしたホームページで知り、一番感じた印象は高橋社長の人柄の良さと、自然素材の家づくりだったそう。家族がアレルギー持ちのため、自然素材であること、特に壁がクロスではなく塗り壁であることにはこだわっていたようです。松島の見学会でみて自分たちのイメージと近く感じたそうです。
■家のお気に入りの場所
ご家族はそれぞれどこで過ごすことが多いですかときくと、一人一人の普段の様子を丁寧にお話しするH様。家族皆さんに共通していたのは、床で過ごすことが多いことでした。ヒノキとナラのフローリングは手触り良く、リビングで寝転がると吹き抜けも相まって、気持ちがいいそうです。寝る時もベッドではなく、お布団を敷いて寝るH様家族。今回のお家では、H様の希望でかなり小さめの寝室なのですが、お布団で過ごすことによって空間の狭さを感じることはなさそうでした。
また、2階には漫画本のサイズに合わせた、壁面収納がある部屋があります。これは、ご長男の趣味に合わせたものです。以前は、洗濯干す部屋と一緒だったのでプライベートな空間ではなかった様子。一人でゆっくり読めるスペースができて良かったのではないかと話します。のんびりと過ごせる自分だけのお部屋も作れるのも家づくりの醍醐味ですね。
そして、このお家には店舗との間にある中庭とお家のさらに奥にある庭、2つの庭があります。H様の希望もあって作った中庭では、人目を気にせずに過ごせる場所として、先日も家族でバーベキューを楽しんだ様子を聞かせていただきました。また、奥にある庭はビオトープがあり、そこにはH様が以前から飼っていたというメダカが過ごしています。ビオトープを家族みんなで囲って観ている時があるくらい、家族の中心の場所になっていることを感じました。敷地の使い方によって、色々な空間が生まれるのがこのお家でよくわかります。
床下冷暖房の快適さについても話していただきました。掃除のことを結構考えてしまうお施主様にとって、床下冷暖房は掃除の手間がなく快適だそうです。寒さが苦手なH様は、玄関入った瞬間からあたたかく感じられる冬になるのが楽しみだと語ります。
■これから家づくりする人へ
お家の中では、お施主様がオーダーした真鍮の金物や照明、家具が使われています。これらは「良いものを長く使ったほうがいい」というH様の考え方によるものだそう。そんな素敵な感性を持ち合わせているH様ですが、情報収集はしたほうがいいと話します。H様も家づくり前はYouTubeなどでたくさん勉強をされていたみたいです。このようなこだわりのあるお家になったのも納得です。
また、お庭は作って良かったと繰り返し話されていました。つい後回しにされがちなお庭ですが、枕木で区画が整備されるだけでも印象が変わるので、ぜひ最初から計画の中に入れてみてください。