実例紹介
新旧が息吹を与え合う家(古民家再生)
日常使用されない田の字の和室と廻り縁が大切に保存されるあまり、居住部分の為の増築が繰り返され、生活動線ばかりが長くなっていました。
今回の相談も当初はそれに則した内容でしたが、和室の一部を生活空間に取り込むことで座敷も含めて活用できる住まいを提案しました。
また、冬場の寒さ対策についてはコミュニケーションを取り、断熱性と古民家の風合い両立する着地点を探しました。
以前は二間続きの和室が、物置になっていて、カビも生えていました。仏間があった場所はキッチンへと生まれ変わりました。
以前のキッチンは壁向きのL字型で、作業動線の悪く、寒さの問題がありました。吹抜天井で断熱施工を施し、明るさと暖かさを確保しました。虹梁とステンレスのキッチン、ウォールナットの床材が空間を引き締めます。
再利用の建具をモチーフに、新たに造作した欄間。片面にガラスを入れ、断熱性にも配慮しました。
広縁周りは、天井が化粧仕上げで壁は真壁、欄間の意匠を考慮したとき、断熱設計と施工は一番神経を使うところです。
カウンター側の収納を造作しました。ケヤキで造作したカウンターと建具が古材と融合しています。
DKの隣に小上がりの畳コーナーを設けました。ちょっと腰をかけたり、洗濯物をたたんだり、ご主人様のくつろぎのスペースとしても重宝しています。
上品な雰囲気が漂う洗面化粧台。大きなカウンターは、広くて洗濯物の仕分けもできて非常に便利です。
寝室の横には、大容量のウォークインクロゼットを設けました。可動棚と、ハンガーパイプの組み合わせで様々なものを収納できます。
子供の成長を見守る家(二世帯住宅)
奥様の口から出た最初の要望が「子供達と一緒の空間で過ごしたい。」というものでした。その要望と現況の間取りを調査して、最初にイメージしたのが、家事の中心であるキッチンから子供の勉強や遊ぶ姿を見守ってあげることのできる空間でした。
そこで階段をLDKの中心に設け、LDK、2階プレイルームを吹き抜けで繋ぎました。全ての居室へはこの場所から繋がります。
奥様が顔を上げると、階段と二階ホールを見渡すことができる対面キッチンです。子供たちの遊ぶ姿や勉強を見守ってあげることが出来ます。
親世帯との界壁に防音施工もしており、ホームシアターを楽しんでいます。
奥様の「子供たちと一緒に暮らしたい。」という要望を受け一番最初にイメージしたのがこの階段の位置です。ここを中心に全ての空間が繋がります。
既存の和室の造作を、極力残しながらの設計です。既存の長押や造作材を丁寧に取り外し、再利用もしています。
既存の真壁や土壁といった造りの中で、コストを抑えながら最善の耐震補強を計り筋交い、耐力合板、耐震金物などを適材適所に配しています。
賃貸ビルの5階部分の1室を、オーナールームにコンバージョン(マンション・ビル)
事務所ビルの5階部分の改装。
賃貸事務所の空き部屋1室を、オーナールームとして住居に用途変更しました。
事務所ビル内の住宅という環境では、色んな場面でのギャップが大きいので、緩衝地帯として重要な役割を持たせるようデザインしました。
同階の他の会社とのバランスを考慮し、住居スペースを減じてでも融合するデザインを目指しました。
キッチンから食堂、居間とストレートに広々とした間取りにしたいというご要望でしたが、 広すぎて落ち着かない空間になるので、居間の位置を雁行させ、それぞれの部屋に溜まりを設けました。
白いフロアとシャープなインテリアイメージをご要望されました。
来客の簡易な寝室を兼ね、畳の空間が一つは欲しいというご要望を受け、設けました。大勢の来客時にはダイニングやリビングに早変わりします。
奥様が料理好きで、調理したものを食事の時間まで置いておく場所が欲しいというご要望でした。キッチン横に、ウォークインの食品庫を兼ねた配膳カウンターを設置しています。
当初、ご要望された間取りでは、子供室と主寝室が並んでいましたが、プライバシーを高めるため場所を離しました。
どうしても後回しになり易い空間ですが、トイレを取り込み収納を充実させ、ゆとりある空間にしました。
築70年の古民家再生
築70年程度の古民家再生です。
20年ほど前、結婚して入居する際に改装したが、生活の中心となるLDKなどが北側の薄暗い場所で、使用しない和室の続き間の日当たりが良いという間取りでした。
新婚当時に改装されましたが、家族が過ごすLDKや個室は殆ど北側にあり、快適とは言いがたい環境でした。 一番日当たりの良い床の間の部屋を居間にして活用する提案をしました。
畳を無垢材に替えた他は、床の間や欄間、書院などの造作を極力残して、新しい空間を生かす設計を心掛けています。
キッチンは対面にレイアウトしました。食堂の採光や居間との繋がりで、明るさと開放感がある空間です。
玄関ホールを通り過ぎ、最初に訪れるこの場所の雰囲気が次へ繋がる部屋への期待を抱かせます。 この和室はご主人の趣味で埋め尽くされそうです。
床の間で不要になった違い棚を再利用して、ホールの飾り棚として再生しています。
玄関サッシや開口部は全て断熱サッシペアガラスに取替えました。玄関周りの造作は、活かすべきものは残し、玄関サッシやタイルはモダンなものを選び、新鮮さを表現しています。
高齢者介護の断熱、耐震リフォーム(二世帯住宅)
耐震はスケルトンの状態にしたので、現行の新耐震基準に適合するよう壁量計算し補強しました。
室内犬を飼っているので消臭対策は大建の天井材や珪藻土の採用で調湿対策と合わせ、対処しました。
デザイン面では「新和風のテースト」という条件だけをお互い確認し、素材選定、ディテールなど詳細については任せていただきました。
お母様の趣味の家庭菜園を活かしながら、 エントランス・外観が損なわれないよう計画しました。 全面道路の人通りが多く、駐車場の関係でオープンなアプローチに奥行きを持たせました。
現場発泡ウレタンと断熱サッシ、蓄熱式暖房機で気密性、断熱性、快適性を高めました。 真冬でも陽だまりのような暖かさが実現しました。 耐震は全面改修だったので現行の耐震基準で計算し直し施工しました。
2階ホール吹き抜けをクローゼットにしたため、やや暗くなった玄関ホールがデザインと照明計画で雰囲気のあるものに生まれ変わりました。
薄暗く日常活用されていなかった空間が、家族全員が集う場所になりました。 蓄熱式暖房機の暖かさで真冬でも素足ですごせるリビングです。
廊下をLDKに取り込み、和室と一体化させることで、 少し長い動線と狭くした和室の空間が豊かなものに生まれ変わりました。
両隣が迫っており、昼間から薄暗い1階の採光を工夫しました。 2階の縁側床に格子を組み強化ガラスを設置する事で解決しました。
二世帯住宅の中にも個の場所を確保するため、小さなリビングを設けました。
LDKから直接の動線とし、ヒートショックのない安全な場所になりました。 介護を考慮しトイレの開口部を広い片引き戸にしました。
新居の為のリノベーション
中古のマンションをご購入され、新居としてお住まいになるためのリノベーションでした。
既存の物を極力残したくないということから間取りも全て、心機一転変わりました。色や素材、全てにおいて計算通り、おしゃれにまとまりました。
壁に囲まれた閉鎖的なキッチンでした。 家の中央にキッチンを持ってきて、風通しの良い空間にしたいというご要望でした。 キッチンの背面収納は弊社のオリジナル造作です。 キッチンとともに浮遊感を演出し、棚にも間接照明を設置して空間に遊び心を出しました。アルミと無垢のパイン材、白色の材料、塗料などが、絶妙なバランスです。
リビングダイニングスペースでした。 寝室との間仕切りには設置したフックとワイヤーに布や作品を垂らして飾ることで柔らかく境界を作ります。照明器具を縦に設置し、それだけでおしゃれな空間になりました。
よくある6帖弱の広さの洋間でした。 一面のみ設けた壁に向かって作業するPCスペースはオープンでありながら、キッチンを挟んで作業室とは距離があり、プライベート空間としても成立します。内窓を設け、防音効果が得られるので、なおさら集中しやすくなります。
主寝室の一角に、奥様のご趣味である「洋裁」の作業スペースを作られました。
狭く、暗く、廊下からは段差が設けられていました。 他の部屋の白色とは違って、青白い白色の材料を主に選びました。清潔感のある印象に仕上がりました。 ユニットバスは1618と、大きめサイズを選びました。洗面ボウルは施主支給の「IKEA」製。カウンターはアイカのポストフォーム。タイル割付けと鏡もすっきりと納まっています。トイレは将来を見据えて介護しやすいように設計しました。 間口を広くとり、便器を背後の壁より少し手前に取付け、横からの手伝いがしやすくなっています。
狭い土間部分からリビングへ続く廊下が、一層両サイドの壁の圧迫感を強調していました。 大胆に広く確保し、少し袖壁を造作し、リビングまでは視界に入らないようにしました。塗り壁と板壁が、鏡のおかげで同時に感じられ、相性の良さをアピールしています。 袖壁の裏にはスポットライトとティアラ、バレエシューズが。
レトロな木造借家新築(相続税対策)
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以前に古民家再生をしたお客様の隣地に遊休地がありました。
相続対策の提案をして、1LDKの借家を新築しました。
今、大都市圏では若い世代の入居者が、築年数を重ねた木造アパートを借りて自然素材を多用し、
ラフでモダンな改修をしてその古さを楽しみながら暮らす人が増えています。
懐かしさを覚えるデザインにしています。 改装などで手を加えた場合に、古さと新しさが面白い味わいを醸し出すことを期待しています。
硝子障子が印象的で、和風のデザインをモダンに表現しています。 床材も無垢材を採用しています。
断熱サッシに現場発泡ウレタンとグラスウールで断熱性を高め、 界壁には110mmのグラスウールを入れて遮音性に配慮しています。
玄関 土間に那智黒石を埋め込み、和のテーストを加えています。
15~20年後、建物が傷んだり空室が出始めた時に費用を抑えながら、 経年変化を味わいとして表現できる改修を想定しています。
棚田を眺める家
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TDYリモデルスマイル作品コンテスト2015 窓・玄関・外まわり部門 優秀賞受賞
母屋部分を建て替えか再生かで迷っておられた。
元々古いもの、味わいのあるものがお好きなので、再生可能とアドバイスすると再生を決断されました。
弊社事務所に打ち合わせに来られた時、弊社事務所の入り口戸に蔵戸を再生利用しているのを見られ、自邸にもこれを採用して欲しいと希望されました。 横の格子窓は屋号をモチーフにデザインしました。
杉板を古色風に加工し、板塀をイメージしました。 下駄箱の建具は縁側の建具を再利用しています。
南面の掃出し窓から棚田が見渡せます。 高低差があり外部からの視線が気にならない地形なので、格子建具で視線を柔らかく遮っています。
縁側の建具を再利用した飾り収納には、ご主人のコレクションが並んでいます。
Uターンで古民家再生 ~薪ストーブを楽しむ~ 白木町
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東京で定年を迎えられ、退職後をご主人の実家のある広島で暮らされることになり、ご両親が暮らされていた古民家を全面改装で再生しました。
和室を3LDKに変更し、薪ストーブを楽しめる空間にしました。
ご主人が一番楽しみにしておられた薪ストーブをLDKに設置しました。
対面カウンターを造作いたしました。 カウンター材はタモの耳付きに。調理作業にゆとりができ、作業効率の良いペニンシュラ型&Ⅱ列型をご提案しました。
建具:既存建具を転用し、新しい室の出入り口として利用しています。
客間のリフォームもご要望頂き、和客間の寝室としてご提案させて頂きました。
東広島の古民家再生~古民家の面影を失うことなく新しい我が家へ~
広島住まいづくりコンクール2014 奨励賞受賞
古民家を将来の二世帯生活を想定して再生しました。
リビング:庭に面した日当たりの良い和室の場所を居間にしました。
障子越しの柔らかな日差しが落ち着きを感じさせてくれます。
過ぎるときの流れを受けとめてきた差鴨居・天井・柱が美しいLDK。床は無垢のウォールナット。小屋裏へ繋がる梯子、時代を越えた存在感を見せるTOYOキッチンなど、巧みな新旧融合へ。
元々広さはあった玄関。残された丸窓の意匠も懐かしく新しい。タイル貼りの玄関床には、社長が施主様と一緒に探し出した沓脱石が。框と式台に使われた無垢のケヤキも風格を演出。
ダイニング側からサッシ越しに望む庭。食卓に座るお母様がお気に入りの風景だそう。老舗の一流旅館で安らぐような開放感に包まれて。
水廻りの位置は変更せず、段差のない床と新しい設備で瑞々しい空間へ。洗面化粧台は奥様と娘様の使い勝手に応えるもの。収納も容量が大きなタイプを採用しました。
床とカウンターを無垢の杉、和室の欄間と天井も再利用しました。
「田舎暮らしをはじめる」ための古民家再生
若い夫婦が、見つけた空き家の古民家を購入され、田舎暮らしをはじめるための古民家再生を決意されました。 中古物件の古い雰囲気を気に入られていたので、家の歴史を尊重した上で、住みやすくなるようなリフォームを心がけました。 家主の一番楽しみにしていた薪ストーブを家の中心に設置し、家全体を暖めるとともに家族の憩いの場となっています。
家主の一番楽しみにしていた薪ストーブを 家の中心に設置。家全体を暖めるとともに インテリアとしても楽しめます。
「床・棚・書院」が新しい生活になじむようにデザインしました。
床が貼られてしまっていた玄関土間を復活し、古民家の伝統的な玄関空間に仕上げました。
L型キッチンを対面型となるように造作でカウンターを設置。 差鴨居や柱を活かしつつスペースを確保。
自然素材により快適なマンションリノベーション
中古マンションを購入され、7年間住まわれていましたが、どうしても中古の臭いが気になるため、いつかリフォームをしたいと考えられていました。間取りに特に不満はないとのことでしたので、住み慣れている環境を変えずに、質を高めるリフォームをご提案しました。
キッチン廻りには、奥様好みのタイル、チェリー材の食器棚を取り付け。 家事スペースを広げるため、背面の壁を移動させ、ゆとりを持たせました。
リビング横の畳スペースは、障子窓を開けるとすぐに対話できるように繋がっています。
家具と建具は造作としているため、素材やデザインを一緒に選定して造り上げました。
娘家族がご両親と同居するための家
ご両親が住んでいる家に娘様家族が同居することになりリフォームを考えられました。既存の建物は2棟の家を廊下でつなぐ増築がされていました。既存を活かしながら、各自の個室と娘様夫婦用のリビングを設けたいとご要望いただきました。既存の和風なつくりを活かし娘様夫婦のリビングは寝室と一体にできるつくりで広々と使えます。
「自分たちのオリジナルな家」へのリフォーム
中古の木造戸建住宅を購入された後、「自分たちのオリジナルな家」へのリフォームをご相談いただきました。生活の主となる1階部分を改装し、LDKの中心には
アイランド型のシステムキッチンとオリジナルのダイニングテーブルを配置しています。
生活のスタイルにより、テーブルとキッチンの組み合わせ方を変えることが出来ます。
母親の為のバリアフリーリフォーム
増築を重ねた家でしたので、段差が多く、動線も重なりあっていました。高齢のお母さんのためにと、お子さん達がリフォームを計画されましたので、段差の解消や、断熱リフォームで、快適な住まいにするとともに歴史ある家の風合いを活かしました。
既存の和室続き間をLDK改装。床は杉の無垢フローリングを採用。
造作で設けた対面カウンターを介して、リビングが見渡せます。
生活の主となる、洗面,洋室に続く廊下は段差を解消しました。
洗面室と浴室は断熱性能を向上させ、ヒートショックを防止。ゆったりとした温かい空間に
二世帯住宅へ古民家再生
古民家であるご実家を改装してご両親と一緒に住むためのリフォーム。
古民家ならではの趣を活かしながら自分たちの好きな雰囲気の家にしたいとのことでした。
使い勝手の悪かった南向きの和室をリビングダイニングとして再生しました。
欄間や差鴨居、柱など古くても思い出の残りそうな部材を極力活かすような作りにしています。
照明は埋込型の間接照明を造作し、古民家に合う柔らかい光でくつろげるようにしています。
子世帯の玄関には地松の式台・框・造作下駄箱を配しています。
家の中心部に位置するキッチンにUB・廊下を介して自然光を取り入れる工夫を施しています。
寝室の床は絨毯敷きとしています。ベッドの位置を想定しヘッドレストを造作しています。
木の趣ある玄関へ再生するために、外壁のサイディングを撤去し、杉板の腰壁と漆喰仕上げにしています。
店舗併用型住宅 ~「和」へのリノベーション~
古民家再生にあこがれのあるご主人とモダンな雰囲気の好きな奥様。
ご夫婦がともに落ち着ける空間づくりを行いました。
DIYの好きなお父様がつくられた手作りのものに囲まれてきたご家族は
弊社の家造りに於いて職人の手作業を重視した考え方や、既存の古い部材を活かす設計、既製品でない建具や家具を採用する姿勢に共感していただき、随所に取り入れています。
古民家をモチーフにモダンなテーストを加えた和風の仕上がり。店舗と住宅の視線・動線が交差しないようになっている。
格子戸や内障子により柔らかい明るさに包まれる。奥の戸はシューズクロークに繋がる。
太い大黒柱や浮造りの床など伝統的な和風要素を取り入れながらもモダンなデザインにまとめる。既存を残した柱はキズを隠すため縄を巻いている。LDKに階段、和室を連続して設けることで実面積よりも開放的に感じる。
階段をLDKに取り込み、吹抜けと一体化させた空間が上下の解放感と機能性を向上させています。
一人暮らしの母と4人家族が同居する古民家再生
広い古民家にもかかわらず生活動線が不便なため、日当たりの悪い台所廻りでお母様一人で生活されていました。改修後は日当たりの良い和室の続き間をリビング・ダイニンとし、家族全員が気持ちよく過ごせる空間になりました。お母様の部屋はLDKのそばに置きいつでも家族の気配が感じることができます。家事スペースを広いユーティリティを中心にまとめることでとても使いやすい間取りになっています。
納屋をセカンドリビングと子供部屋に再生利用
長年納屋として使用されていた和風建物をお客様をもてなすセカンドリビングと高校生になるお子さんの子供部屋に改装しました。採光をとれる面が1面のみかつ、道路に面して開口を取ることが難しかったため、吹抜を設けることで明るく豊かな空間にすることができました。
自然に囲まれた古民家再生
古民家の特性を生かした家で、自然にかこまれた環境で快適になるようにリフォームさせていただきました。一番日当たりのよく、風通しの良い和室の続き間をリビングとして配置し、古民家ならではの梁や柱をそのまま活かしました。素朴で落ち着いた空間となるように、残した梁や柱に合うような自然素材の内装材を採用しました。間伐材を燃料にした「ペレットストーブ」を設置しています。
ストーブの有る憩いの場所
今まで物入として使っていた納屋を、農作業や家事の合間に使う休憩場所として改装しました。
二階部分と一階を吹き抜けでつなげて広々とした空間を作り、大きめの薪ストーブを据えることで全体を温めることができます。
出入口に設置した下駄箱は昔からあった箪笥のパーツを利用して造作しました。
主要空間の改装
リビングを中心に、元々の風合いを生かした改装工事を行いました。
東広島の空き家を購入し、古民家再生
新たに女の子が生まれる予定のご夫婦が、東広島市で古民家を購入し、全面改装を決断されました。
柱、梁、差鴨居、施主様のお気に入りの既存の建具などを生かした古民家再生を行いました。
その他、必要に応じてオリジナルの造作家具や、建具を作成を行いました。
玄関 オリジナルの造作家具や建具を作成しています。
板の間 既存の建具を利用しています。床には無垢のウォールナットを使用しています。
子供室 既存のレトロモダンな窓が映えます。内側には断熱サッシを施工しました。
広島県豊平の古民家再生
広島県豊平にて古民家再生をしました。特徴的なのはリビングに薪ストーブを設置しております。
リビングの内観も薪ストーブに合うようデザインしました。その他にもキッチンや洗面台にカウンター造作を行い、手心のある空間にしております。
リビング・・・既存仏間スペースをTVスペースとしております
キッチン・・・対面型とし、造作カウンターを付けております。
築100年以上の祖父母の家を譲り受け、住むための古民家再生
築100年以上の祖父母の家を譲り受け、古民家再生して移り住む計画。先祖から代々受け継がれてきた家なので、移り住んだ後も親戚の皆さんが集まれるような間取りとしました。
古民家ならではに歴史ある柱・梁・鴨居や、古い建具は活かしつつ、新しい材料を組み合わせることで、趣を味わいながら快適な生活を行える家を実現しました。
玄関:洗い出しの土間と既存の構造部が調和する温かみのある玄関
和室側を見た玄関:既存建具と新規の敷台が合わさり、味わい深い雰囲気を生み出す
寝室前の前室:寝室前に空間を隔てる前室を設け、旅館のような落ち着きのある空間演出を作り出す
リビング:オリジナル造作家具と和室が調和した落ち着きなある空間に
マンション一室のリノベーション、和風空間
この現場は、マンションの外装を始めとする、複数のリノベーションのうちの一つです。
築40年となるため、内装デザインや設備の更新の為、今回弊社で施工を行わせていただきました。
LDK:木材本来の良さを出すため、フローリングを始め、無垢材を使用し、自然塗料のクリア塗装を行いました。
造作家具としてTV台として使える、木製の2段カウンターを作りました。
奥の居室との開口は、大きくとっており。建具を外して大きな一室の空間としても使えます。
納屋の改装、伝統的ななまこ壁
当現場は古い納屋を改装したものです。状態の良い構造材は再利用し、もろくなっている個所は差し替え、長く使い続けれるように工事を行いました。
外観1:土間部分の梁桁には既存の物を使用しています。
土間:外延部に使っている柱は、丸太梁を支える為、240角の欅材を差し替えて使用しています。
外観2:納屋の西面には瓦と漆喰を使った、なまこ壁をこさえました。
西区井口の古民家再生
親から譲り受けた築100年の古民家を建て替えるか、再生するかという相談を受けました。
広々とした玄関土間の式台の前に大きな沓脱石を据えました。古臭く見えていた玄関空間の式台、梁丸太、舞良戸、照明器具など全て再利用ですが、生き生きと蘇っています。
舞良戸や雪見障子など古くても造作の良い建具は再利用しています。下駄箱や台所収納、洗面台などの造作や家具の他、玄関建具や室内建具なども自社設計製作です。
玄関土間の様子です。既存の建具はそのままにしております。
ダイニング天井の様子です。既存の梁や構造材をあえて見せるようにしております。
キッチンの様子です。棚は弊社が造作設計しております。
リビングの様子です。TV台は造作とし、その他も珪藻土塗りとしております。
洗面所の様子です。こちらも棚造作を行い、温かい空間となっております。
外観の様子です。玄関扉も一からの作成をしております。
洋室の部屋の様子です。古民家の中にも現代の内観を演出しております。
母屋と蔵を改装し三世代古民家へ
アイランド配置のキッチンや吹き抜け空間に戸惑いを持っておられたようでしたが、暮らし始めて動線の快適さと吹き抜け上部から柔らかく降り注ぐ光に満足頂いています。キッチン収納や階段家具、下駄箱などの造作家具以外に洗面カウンターやTV台なども設計製作させていただいています。屋根の葺き替えや蔵の全面改装の他、外構も全てリニューアルさせていただきました。
DK~吹抜けの様子です。既存の梁を残しております。
キッチンの様子です。キッチンパネルではなくタイルを使っております。
リビングの様子です。TV台造作工事をおこなっております。
主寝室の様子です。天井は吹抜けで2層の大空間となっております。
江戸時代末期の古民家を再生
ご両親と同居のための二世帯リフォーム。
築150年を超える古民家は色んな部位に痛みが散見されました。
広いLDK空間は薪ストーブ一台で十分暖房を賄っています。
キッチン収納、ダイニングテーブルも設計制作しています。
腐食が激しい部分は撤去し作り替えています。
桔木という造作と隅木の反りなどは技術のある大工でないと携われません。
2階の若夫婦の主寝室は、奥様の要望で洋のテーストと明るさを表現しました。
和室の一部をLDKとして1部屋とする計画した。キッチンからはLDKが見渡せる。
主寝室に居間スペースを設けている。 一階にも居間空間はあるが、親世帯と子世帯のプライバシーを高めている。
2階の寝室に薪ストーブの煙突を通し、排熱を利用することで、暖かい空間とした。
背面収納は全体の風合いに合わせ、メーカー品ではなく造り付けとした。
築80年の古民家に30代の若い夫婦が暮らす
大規模な改装計画ですので建て替えも可能な予算でしたが、祖父母の思いを大切にしたいという気持ちが強く、再生が大前提でした。室内は全面改装で一部減築工事をしています。使用されていなかった物置を減築し、来客を誘う通り土間風にしています。現場調査時に構造材の腐食やレベルの狂いなどが見受けられましたが、ジャッキアップや金輪継などの大工の技術で補強しています。
新旧が息吹を与え合う家
ご両親を亡くし空き家になりかけていた築80年超の古民家リノベーションです。新築する以上の費用をかけて改装する価値があるかどうかの相談から受けました。
百寿の祝いと古民家再生
翌年にお祖父様の百寿の祝いを控え、
古民家のリノベーション(再生)を計画されました。
使用されていなかった玄関をお客様が迎えられるように整え、
使用頻度の高い家族用玄関をアプローチから整備しました。
木製建具は襖や障子迄、丁寧に制作しています。
増改築を重ね乱れていた外観は、
杉の南京下見板貼りや大和塀とし母屋の風合いに調和させました。
棚田を眺める家
母屋部分を建て替えか再生かで迷っておられ、
再生可能とアドバイスすると再生を決断されました。
居間の造作家具の建具と玄関収納家具の建具には、既存の木製建具を再利用しています。
居間の掃き出しサッシの内窓に設けた格子戸は、
外部からの視線を遮りながら柔らかな日差しを取り込んでいます。
表に出ると仁井の棚田が広がっています。
ダイニングテーブル、ソファ、ペンダント照明などはご主人の好みで揃えられました。
両親から譲り受けた古民家を再生
子供が生まれ家族が増えたことで手狭になった今の住まいと、両親が住まわれていた古民家を交換し再生リノベーションする計画です。古民家と蔵の風合いを活かしつつ、子供たちを育てる環境を整えるための合理的なプランニングに工夫を凝らしました。洗面脱衣場には洗濯物の取り込みや、アイロンがけのための畳スペースを設けました。
リビングの様子です。竿縁天井は昔のままを再利用しています。
ダイニングの様子です。テーブルや引き戸は造作しております。
キッチンからの様子です。既存の鴨居はそのままにしております。
玄関の様子です。既存の壁も活かした風合いのある空間にしております。
玄関ホールの様子です。天井高さがあるので、開放的な空間となっております。
洗面脱衣室の様子です。部屋の一角には畳コーナーがあります。
居室の様子です。一部傾斜天井の上、既存丸太梁を見せています。
両親から譲り受けた家をリノベーション
DKとリビングが階段によって切り離されており、各部屋も細切れで狭苦しい印象でした。
LDKの中心に階段を移設し、吹き抜け空間とし、伸びやかな空間を作り出しました。
子供室に繋がる廊下も吹き抜けを見下ろす渡り廊下のような空間になり、子供室に向かうまでも楽しい場所になっています。
建物東南隅の欠けている部分を増築し、そこにウォークインのシューズクローゼットを設けました。
吹抜の空間の為、明るく開放的.天井板や欄間はそのまま残しております。
既存は壁付けでしたが、奥様の希望で対面型としました。
玄関及びシューズクローゼット。ここは一部増築しています。
2階からの吹抜け。既存の梁は残し、焦げ茶で塗装しました。
東広島の古民家再生
和室の続き間の中ほどに二階収納の為の跳ね上げ階段があり
生活動線を分断していました。
階段の移設も検討しましたが、存在自体が面白く活かす方向で設計しました。
跳ね上げ用の滑車も風合いに溶け込むレトロなものを探し出しました。
建物の中央部になるDKはそのままでは暗いので
二階の床を一部撤去し採光を確保しています。
食堂の飾り床の掛け込み天井は網代で仕上げています。
揚家からのリノベーション
お二人暮らしのご夫婦が1年程空き家になっていた家を、孫の代まで使えるようにリフォームしたいとの相談を受けました。
基礎は経年劣化に加え無筋のものでしたので揚家をして基礎を打ち換えることにしました。
現状は二階建ての建物でしたが、二人暮らしにとって二階は使いづらく、平屋として生まれ変わることとなりました。
リビング 古材の丸太梁を活かした傾斜天井:LDKは明るく開放的な空間となるよう、天井高を高く設計し、傾斜天井としました。その際、既存の丸太梁や柱 等はそのまま残し、木の温もりを感じる温かい空間となりました
外観 新規取付サッシと明るい吹付塗装が調和した外観
キッチン 機能面,利便性のある施主様こだわりのキッチン。ワークスペースを十分に取りたいとの事 だったので、隣に作業台を造作しました。
玄関 下駄箱は設けずSC棚とすることでシンプルな玄関形状とした
洗面脱衣室 明るく清潔感のあるデザイン。左側には可動棚を設け、収納を充実させております。
小屋裏収納 キッチン横の天井からタラップで 小屋裏へ行くようになっております。
ピアノ室 建物北西側に増築した部屋です。 ピアノをするため、下地には防音シートを貼っております。
夫婦二人の移住~中古物件を購入し古民家再生~
子育てがひと段落され、夫婦二人となった生活の為の移住を計画されました。建物は古民家に興味をもたれ、空き家バンクで物件を見つけられました。外壁に途中リフォームでサイディングが張られ、古民家に相応しくない風情になっていました。それらは全て剥がして真壁に、木部と漆喰を塗り直し、一部腰壁に杉板を下見板張りに仕上げました。
。玄関を入った正面に薪ストーブを設置したことで、この家の表情が作り上げられています。
リビング:既存の床の間は残しつつ、塗り壁や桧フローリングを張りました。
キッチン:キッチン側面はキッチンパネルではなくタイルで雰囲気を出しております。
薪ストーブ:お施主様のご要望でリビングの一角に薪ストーブを置きました。
和室:LDKに隣接した和室です。塗り壁や畳を綺麗にしました。
外観①:元々サイデイングで部分改装されていたのを、塗り壁に直しました。
外観②:外壁杉板を塗装し、古民家の風合いを出しました。
オーストラリア人シェフの古民家カフェ
古民家購入からの再生でカフェを計画されていた方から相談を受けた。
オーストラリア人シェフの作るピザやパスタ、ケーキを提供するカフェを出店したいという計画。
要望は古民家の持つ和と古さと、洋風カフェの料理を融合させた空間にしたいというもの。
建築の立場としては基本的な構造である真壁造をはじめ、床の間や欄間などの造作を最大限生かしながら、カウンターの造作などに多少の洋のテーストを加えた。
カウンター式DKの空間へ
元々はキッチンだった空間を土間にしたいという間取り変更から始まり、応接室だった洋間をおしゃれな対面型キッチンとなり、その前にカウンターテーブルを造作し、カウンター式のDKとなりました。
キッチン:対面型のシステムキッチンを取り入れました。周りの腰壁は造作しました。
DK:腰壁の立ち上がり部分はタイル材を使っております。
昭和レトロなオーダーキッチンと薪ストーブ
一般的にはシステムキッチンが普及されている中、お施主様は「昭和レトロが好きなので、そういう雰囲気のキッチンを作って欲しい」というご要望にて弊社ではワークトップのカウンター材を銘木店で吟味してデザイン仕様もお施主様と入念に打ち合わせして作成しました。またオーブン機能の付いた薪ストーブも設置したいとの事だったので、リビングの一角に置きました。
キッチンコンロ側です。下部は収納スペースを設けています。
キッチン部屋全体です。天井も雰囲気に合わせ、竿縁天井の焦げ茶塗装にしました。床材は既存利用です。
洗面化粧台も造作しました。鏡や照明器具はお施主が準備されました。
薪ストーブの設置の様子です。シンプルかつ深みのあるタイル材を使っております。
蔵を再生して美容院へ
母屋を数年前に弊社でリフォームしていただき、その後、隣にあった蔵の利用方法を考えられていました。奥様が美容院で働かれており、独立して美容院をされることになりました。和の雰囲気のある美容院づくりをしました。
美容院②:美容院の待合室になります。完成時すぐの為、家具などがありませんが、今はソファー、テーブルが置いてあります。
美容院③:美容院の出入り口です。入口に入ってすぐに手洗い器を設けています。美容院の出入り口は黒いクロスを貼ってモダンな雰囲気にしています。
美容院④:美容院のストックヤードです。壁面に貼っているタイルは和の雰囲気の出るものを選択しました。