建売と注文住宅はどっちがいい?特徴・費用・注意点を徹底解説
- 更新日:2025.10.29
一戸建てには、大きく分けて「建売住宅」と「注文住宅」の2種類があります。
どちらが自分に合っているのかわからない…と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの特徴や費用、注意点をわかりやすく解説していきます。
ライフスタイルや予算、重視したいポイントを整理しながら、後悔しない家づくりのヒントを見つけていきましょう。
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建売住宅とは?基本的な仕組みと注目すべきポイント
まずは「建売住宅」から見ていきましょう。
建売住宅とは、あらかじめ設計・仕様を決めて建築された住宅を、完成済みまたは建築途中の状態で販売するものです。
多くは土地と建物がセットで販売され、購入から入居までの流れがスムーズなのが特徴です。
実際の建物を見ながら検討できるため、完成後のイメージがつかみやすく、「できるだけ早く新居に住みたい」という人に向いています。
一方で、間取りや設備の自由度は低く、こだわりを反映しにくい点には注意が必要です。
費用は注文住宅より抑えられる傾向にありますが、立地や仕様によって差があるため、建物の構造や使用素材を確認し、品質を見極めることが大切です。
1.1 建売住宅の特徴
完成済みの建物を実際に見ながら購入を判断できる点が最大のメリットです。
一方で、設計や設備があらかじめ決まっているため、間取りやデザインにこだわりたい人にはやや不向きです。
価格が明確で、購入後のギャップが少ないという安心感も魅力と言えるでしょう。
1.2 建売住宅の購入プロセス
購入の流れはシンプルで、物件見学 → 価格交渉 → 契約 → 引き渡しが一般的です。
土地と建物をまとめて購入する形になるため、手続きや資金計画の立てやすさもメリットのひとつ。
完成済みの物件なら、契約から数週間ほどで入居できるケースもあり、スピード感を重視する人に向いています。
1.3 建売住宅の価格構成
建売住宅は、土地と建物がセット価格で販売されるのが一般的です。
設計や建築の工程がある程度規格化されているため、コストを抑えやすいのが特徴です。
ただし、同じエリアでも外観デザインや設備仕様によって価格差が出るため、複数の物件を比較して、自分の希望や予算に合うものを見極めましょう。
注文住宅とは?自由度やコスト面の違い
次に「注文住宅」の特徴を見ていきましょう。
注文住宅は、間取りやデザイン、設備などを自由に決められる点が大きな魅力です。
一方で、費用や完成までの期間がかかる傾向があり、計画的な準備が欠かせません。
建築家やハウスメーカーと打ち合わせを重ねながら、敷地条件や家族構成に合わせて理想のプランをつくることができます。
その分、設計費やオプションが積み上がりやすく、予算オーバーになりやすい点には注意しましょう。
また、土地探しから始める場合は、早い段階でエリアや予算の上限を決めておくことが大切です。
2.1 注文住宅の特徴
注文住宅では、建物の構造・間取り・建材・設備など、すべてを自分たちの希望に合わせて設計できます。
「家族の動線を意識した間取りにしたい」「自然素材を使いたい」といった要望を細かく反映できるのがメリットです。
2.2 注文住宅を建てるまでの流れ
一般的な流れは、土地探し → ハウスメーカー選び → 設計打ち合わせ → 着工 → 完成・引き渡し。
こだわりが強いほど、設計や仕様の決定に時間がかかるため、全体のスケジュールには余裕を持たせましょう。
完成までには半年~1年以上かかることも珍しくありません。
2.3 注文住宅の価格構成
注文住宅の費用は、土地代・設計費・建築費・オプション費用などが積み上がって構成されます。
自由度が高い分、少しの変更でもコストに反映されやすいため、予算管理が重要です。
理想を追い求めるほど金額が膨らみやすいので、あらかじめ「どこにお金をかけたいか」を整理しておきましょう。
価格比較:建売と注文住宅はどれくらい違う?
「建売住宅」と「注文住宅」では、価格の傾向が明確に異なります。
全国平均で見ると「土地付き注文住宅」の購入資金は約5,000万、建売住宅は約3,800万円で、差額は1,100万円程度となっています。
建売住宅と土地付き注文住宅の所要資金
| 土地付注文住宅 | 建売住宅 | 価格差 | |
| 全国 | 5,007.1 | 3,826.1 | 1,181.0 |
| 首都圏 | 5,790.6 | 4,363.1 | 1,427.5 |
| 近畿圏 | 5,192.7 | 3,826.5 | 1,366.2 |
| 東海圏 | 4,975.5 | 3,249.3 | 1,726.2 |
出典:フラット35利用者調査 2024年度データ
一般的には、建売住宅のほうが「土地+建物セット」で販売されるため、コストを抑えやすい傾向にあります。
一方、注文住宅は自由度が高いぶん、設計費や追加オプションなどで総額が上がりやすい点が特徴です。
どちらを選ぶ場合でも、初期費用だけでなく、将来のメンテナンス費やリフォーム費用まで考慮して、総合的な予算を立てることが大切です。
注文住宅と建売住宅どちらを選ぶ人が多い?
国土交通省の建築着工統計調査報告(令和6年計分)によると、新たに着工された住宅のうち、注文住宅は21万8,175戸、建売は12万1,197戸であり、注文住宅の方が建売住宅より約1.8倍多いことが分かります。
ただし、この割合は地域によって異なります。
都市部では土地価格が高騰しているため、価格が比較的安い建売住宅が選ばれることが多いです。
一方、人口が少ない地域では、建売住宅と注文住宅の価格差が小さいため、注文住宅が選ばれやすい傾向があります。
自分の希望するエリアの供給状況や相場をチェックして、どちらが現実的かを見極めましょう。
それぞれのメリット・デメリットを徹底比較
ここでは、建売住宅と注文住宅それぞれの利点と気を付けたい点を挙げ、判断材料を整理していきます。
建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅の最大のメリットは、すぐに入居できる点と、あらかじめ価格が明確である点です。
完成済み物件を内見して得られる安心感や、手続きがスピーディーに進められることも魅力です。
一方で、間取りや設備の自由度が低く、後々リフォームで手直しをする場合には余分な追加費用がかかる可能性がある点には注意が必要です。
注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅は家族の希望を最大限に反映できるため、理想のマイホームを実現しやすいのが大きな魅力です。
デザインや空間づくりにこだわり、オンリーワンの住宅を得られる喜びは大きいでしょう。
一方で、土地探しからのスタートや設計期間の長さ、さらに予算の管理と打ち合わせを重ねる労力がかかる点には注意が必要です。
建売と注文住宅の寿命・メンテナンス費用の違い
初期費用だけでなく、長期的な維持費も比較のポイントです。
寿命は建物の構造や使われる素材によって変わるため、「建売だから短い」「注文だから長い」とは一概に言えません。
ただし、注文住宅は素材や仕様を選べるため、適切にメンテナンスを行えば耐用年数を延ばしやすい傾向にあります。
どちらの場合も、定期的な点検と修繕の積み立てが資産価値の維持につながります。
選択の基準:こんな人には建売住宅、こんな人には注文住宅
建売住宅が向いている人
- できるだけ早く入居したい
- 家づくりに時間をかけたくない
- 価格を明確にして安心して購入したい
- 完成形を見て判断したい
注文住宅が向いている人
- 間取りやデザインに強いこだわりがある
- 家づくりの過程も楽しみたい
- 将来を見据えて細部まで計画したい
- 多少コストがかかっても理想の家を実現したい
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住まい探しには、注文住宅・建売・マンション・中古…いろいろな選択肢があります。
でも、自分に合った答えは比較してみないと分からないもの。
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まとめ:自分に合った家づくりを選ぼう
建売住宅と注文住宅には、それぞれ異なる魅力があります。
「手軽さ」と「自由度」、どちらを重視するかで最適な選択は変わります。
建売住宅は価格がわかりやすく、スピーディーに入居できるのが魅力。
一方、注文住宅は自由設計で理想を叶えやすい反面、費用や手間がかかります。
どちらを選ぶにしても、資金計画・家族のライフプラン・将来の維持費まで見据えたうえで判断することが、後悔しない家づくりの第一歩です。
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