外構(エクステリア)工事で見積もりの出し方のポイント
- 投稿日:2024.04.25
- 更新日:2024.09.12
外構(エクステリア)工事で
見積もりを取る際のポイント
目次
①外構(エクステリア)リフォームの見積もりを取る際のタイミングや、見積書の読み方、取り方とは?
(1)外構(エクステリア)リフォームや見積もりを取る方法やコツは?
外構工事で見積もりを取る方法としてはいくつかありますが、状況別での見積もりの仕方をお伝えします。
〜現在注文住宅で新築を建築中の場合〜
戸建てを建てている業者や提携業者に依頼する
外構の見積もりが手間だと考えている方やスムーズに外構を進めたい場合は同じ工務店・ハウスメーカーやその提携業者で行うのが早くなります。
提携業者などの方が建物の状況を伝えるにしてもスムーズですので打ち合わせ時間などを削減したい場合はそちらのほうがお勧めです。
デメリットとしては提携業者で安心ではありますが、提携業者の場合は中間マージンが20%〜30%とられる場合があるのでコストが高くなる可能性があります。
コストを気にしない方なら問題はありませんが、手間がかかってもコストを削減したい場合は外部に発注して相見積もりする方がコストが削減できる場合が多いです。
外構のみ専門の業者に外注する
注文住宅を工務店やメーカーなどで建てながら外構のみ別の専門業者に外注するという方法があります。
その場合のメリットは外構(エクステリア)を作る際の自由度が高いことと、コストを削減出来る可能性が非常に高いということです。
先程述べた通り一戸建てを建てている業者で外構をする場合には中間マージンが発生する場合が殆どで割高になっていることが多く、建物とのセットメニューにもなっていることが多く自由度が非常に低くなっています。
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デメリットとしては建物の状況を自分で資料で提出しないといけないことや別に打ち合わせ時間をとらないといけないことになります。
どうしても時間と手間はかかることとなってしまうので、コスト削減や外構にこだわりがない人にはお勧めしません。
〜既存の住宅で外構リフォームを考えている場合〜
既存住宅を建てた工務店やハウスメーカーに依頼する
元々建ててもらっていた工務店やハウスメーカーに依頼することで、状況を説明する時間や資料提供の手間を削減出来るために、スムーズに見積もりを進めるためには同様の業者にする方が早くなります。
別の外構(エクステリア)専門業者に依頼する
新築を建築中の場合と同様に建ててもらった工務店やハウスメーカーとは別の外構(エクステリア)業者に依頼することができます。
新築時と同様に手間と時間はかかりますが、自由度はあがりコストも削減できます。
新築時と違うのは建物の進捗度合いや以前建ててもらっていた業者に気にせずに出来ることです。
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(2)外構(エクステリア)リフォームの見積もりを取る最適なタイミングは!?
外構(エクステリア)リフォーム業者を探す場合はできるだけ早い方が良い!?
外構(エクステリア)リフォーム業者を探すのは早いに越したことはありません。
すぐには業者を絞る必要はないですが、いま注文住宅建てている場合ならその地域に対応していて、自分がしようと考えている外構(エクステリア)工事に対してどれだけの業者があるのか早めに知っておくほうが選定にする時間を削減できます。
外構(エクステリア)リフォームの見積もりは間取りなど詳細が決定してから!?
注文住宅を建築中で外構(エクステリア)工事の見積もりをとる場合は、自宅の間取りが決まってからになります。
基本的に間取りが決まっていないと外構(エクステリア)がどれくらいの規模で出来るのかがわからないからです。
見積もりのタイミングについてですが、既存住宅の方は気にする必要はありません。
外構(エクステリア)工事ですので、大規模な工事でない限り家を出ていかないと出来ないということはないです。
外構(エクステリア)業者への見積もりのタイミングはある程度自分が行いたい外構計画をピックアップしてから行いましょう。
外構(エクステリア)工事を外注して相見積もりをするという意思については住宅の間取りが決まった段階で注文住宅業者に伝えるのが良いでしょう。
(3)複数の業者から見積もりを取ることの重要性とは!?
相見積もりが重要な理由とは?
外構(エクステリア)工事と一口でいっても業者さんによって外構の中でも普段から多く取り扱っている得意なものと普段あまり扱っていない不得意なものがあるので、それによってクオリティーや費用に大きな差があります。
ですのでいくつかの業者から相見積もりをとって費用も勿論のことどのような提案がその規模と予算が出来るのかを見積書や提案書で確認するのが賢明です。
提案書や見積書によってはこちらでは考えられなかったアイデアや工夫で予算内で行ってくれる業者もあるかもしれませんので、相見積もりは必ず行いましょう。
(4)何社から見積もりを取るべきか、その適切な数とは!?
外構(エクステリア)工事は最低3社以上は見積もりを取る方が良いでしょう。
3社以上とることにより比べられることは勿論のこと、同じ内容での平均値がわかります。
見積書により現在の相場を知ることも重要ですし、この見積書が値引き交渉の材料にもなりますので、必ず複数業者さんに見積書や提案書を依頼しましょう。
(5)相見積もり時に見積書を読む際に注意すべきポイントや、重要な項目とは!?
外構(エクステリア)工事の業者によって見積書の出し方が異なっており。
外構(エクステリア)工事の見積もり項目が一式表示になっていないか確認する
注意して見積書を確認するポイントが(カーポート・メーカー名・商品名・工事込み)の一式での料金が表示されている場合です。
これでは依頼した商品に割引が入っているのか、定価はいくらだったのか、実際の工事費はいくらなのかわからないので、他の見積書と見比べるのが困難になります。
ですのでそのような場合、業者の方に実際の定価や割引率など細かい部分まで聞きましょう。
外構(エクステリア)業者ごとに同じ商品の割引率などをチェックする
見積もりを出す時に外構(エクステリア)メーカーや業者によって商品別の割引率が違う場合があります。
それは普段から外構(エクステリア)業者が多く付き合いがあるメーカー製品は安く仕入れが出来るけど、あまり普段使っていないところは仕入れが高くなるからです。
あまり扱っていないものは工事費が高くなり割引率をそこから捻出している場合もあるので、必ず見積もりを取る場合は同じ商品の見積もりを各業者でとっていきましょう。
諸経費が20%を超えていないかチェックする
諸経費とは人件費や通信費など、外構(エクステリア)業者が設計や工事をする際に必要な経費となります。
諸経費の相場が約10%が目安とされ、もし20%を超えていた場合はとりすぎている可能性があるのでなぜこれだけかかるのかを確認しましょう。
もし諸経費の記載が安かったとしても諸経費を工事費用に分散している場合もありますので、全体的な費用をチェックして他の業者の見積書と比べてみましょう。
②外構(エクステリア)費用の相場と業者選定の方法とは!?
外構(エクステリア)工事の費用は施主の要望や建物以外の土地面積などにより大きく変動します。
こちらの項目では外構費用の目安や業者選びのポイントなどを順に解説していきます。
(1)外構(エクステリア)工事にかかる費用の目安や相場は?
まずは外構(エクステリア)工事費用の相場を表でみていきましょう。
外構(エクステリア)工事 | 費用の相場 |
サイクルポート・カーポート・ガレージ | 25~85万円 |
境界フェンス | 25~55万円 |
機能性門柱(表札・インターホン・ポスト) | 10〜30万円 |
塀・囲い | 50〜100万 |
アプローチ(玄関や周囲含む) | 20~60万円 |
テラス・ウッドデッキ | 10~50万円 |
ガーデンルーム・庭・植栽 | 15万円~200万 |
照明・ライト | 20万円前後 |
もしこちらの項目の全てを揃えた場合は商品グレードにもよりますが外構(エクステリア)費用は200万〜500万前後になります。
おおよそになりますが外構(エクステリア)工事をする人の平均費用が100万〜300万といわれています。
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(2)外構(エクステリア)工事を依頼するまでの手順とは?
- 外構(エクステリア)工事業者をネットなどで探して、電話やメールなどで連絡します。
- 連絡がつけば希望している工事内容を伝えて現場に確認しに来てもらいます。
- 現場に来て確認してもらった後に見積書や提案書をいただき、希望に添った内容になっているのかチェックします。
- 内容が希望に添えている場合は工事のスケジュールなど納期をチェックし、具体的に決めていきます。
- 内容やスケジュールに納得できた場合や契約し工事をスタートします。
(3)見積もりを取る前に準備しておくべき事項や必要な資料とは?
外構(エクステリア)工事の依頼をする前に準備出来ていたら望ましいものをお伝えいたします。
図面で提出する場合
- 配置図など敷地図面(土地や建物の形状がわかるもの)
- 住宅の間取り図面(1階のみでほぼいけます)
- 住宅の立面図(窓や屋根の高さを確認するための真横からの図面)
写真の添付で提出する場合
- 建てている住宅の全体の写真
- 道路側からの写真
- 隣地の状況がわかる写真
などが準備されていれば良いでしょう。
(4)外構(エクステリア)工事の業者選びにおいて、確認しておくべき点は?
外構(エクステリア)工事業者選びで注意すべきポイントは予算内で家庭のライフスタイルにあった提案が出来ていることや、安全面や保証面がしっかりしている会社になります。
そのような業者を選ぶためには?
1.自分にあった外構(エクステリア)プランとはどういうものか知る
外構を業者に依頼する前に自分自身でこのような記事やYoutubeなどネット動画や書籍で勉強しておく必要があります。知識を知った上で業者のプランを聞くことで理解しながら打ち合わせを進めることが出来ます。
2.外構(エクステリア)業者の施工実績で品質を確認する
業者のHPなどで外構(エクステリア)の施工実績や受賞歴を調べておくと良いでしょう。
それを見ることで完成図がイメージできて、安心感にも繋がります。
3.相見積もりや電話対応などで比較する
費用の比較もそうですが対応力や親身になってくれるかなど、連絡をした中で比較するのも重要になります。
このような事項をチェックすることで自分にあった優良会社を選ぶことが出来やすくなります。
(5)注文住宅で外構(エクステリア)工事を外注するメリットやデメリットとは?
外構(エクステリア)工事を外注するメリット
【専門性の高い施工が期待できる】
外構(エクステリア)工事を専門の業者に外注することで、外構に関する専門知識や技術を持ったプロが作業を行うことができます。そのため、外構の品質やデザイン性が高まります。
【相見積もりできる】
複数の業者で相見積もりができるので、より値段が安く優良な業者を選択出来る可能性が高まります。
外構(エクステリア)工事を外注するデメリットト
【外構部分が住宅ローンから外れる】
外構工事を専門業者に外注する場合、建築会社との一括契約ではなくなるため、住宅ローンを組んでいた場合は建築会社とのパック料金でローンが組めていた外構部分を別途実費で支払わないといけなくなります。
【デザインの一貫性が難しくなる】
注文住宅と外構工事を別々に行う場合、建築会社と外構業者の間でのコミュニケーションや調整が必要となり、建物と外構のデザインや仕様の一貫性を保つのが難しくなり、統一感や調和にかける可能性があります。
(6)見積もりを取る際に業者に伝えるべき情報やポイントとは?
見積もりを取る際は美容室で髪型を決める際にイメージ写真を見せるように、イメージできる写真や商品をピックアップしてみせると良いでしょう。
いまはインスタグラムやピンタレストなどでイメージ出来るような画像が多くありますので、その中で自分のイメージしているものをピックアップして準備しておくと業者の方も施主にあった提案がしやすくなります。
【まとめ】
外構(エクステリア)工事は一生のうちで多くの方が1回しか経験することがなく、業界と関係しているお仕事をしている人以外は相場観も持っていないので、クオリティーや費用を比べるのは困難となってきます。
ですのでもし外構(エクステリア)工事をする場合はこちらのような記事やYOUTUBEなどの動画コンテンツで出来るだけ多くの情報を入手した上で見積もりを取る方が良いでしょう。
述べたように外構(エクステリア)工事は一生に一度の機会かもしれませんし、費用面やクオリティー面で後悔しないよう十分な知識と相場観を持つことが重要です。
外構工事に関する基本的な知識や工事の流れ、費用の相場を把握し、業者の提案や見積もり内容を理解できるようにしておくことで、希望に沿った素敵なお庭やテラスを実現することに近づきます。
そして業者とのコミュニケーションも大切です。
自分の要望やイメージを明確に伝え、業者との信頼関係を築くことで、より満足度の高い外構工事が実現するでしょう。
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