庭の外構にフェンスは必要?費用はいくら位必要で種類は?
- 投稿日:2024.08.20
- 更新日:2024.11.1
庭の外構にフェンスは必要?
費用はいくら位必要で種類は?
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こんにちは。今回はフェンスについてです。
以前は公共の場所に設置されているイメージがありましたが、最近は家の庭に設置されるいるお宅が多くなってきました。という事は、必要なのでしょうか?
フェンスの種類や素材値段相場など調べました。どご覧ください。
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目次
フェンスの役割と種類
フェンスの役割は、簡単に言うと、隣の土地や道路と自宅を“仕切る”役割があります。
種類は周囲からの視線をさえぎる目隠しフェンスと、仕切ることが目的の圧迫感のないメッシュフェンスの2種類です。
目隠しフェンス
メッシュフェンス
仕切る以外にも役割いっぱいフェンスのお仕事4つ!
フェンス役割は“仕切る”ですが、仕切る以外にも静かにちゃんと働いています。私も見習わなくては(笑)
具体的には…
の4点です。
【フェンスのお仕事】①土地の境界明示
フェンスを設置する事によって、隣の家との境界(土地のさかい)をはっきりさせる事が出来ます。これが、いわゆる仕切る役割です。
もし、隣の家と境界がはっきりしていない、もしくは、はみ出している等となると、トラブルの要素が。話が出た時点で気まずい思いをしなければならない可能性もあります。
また、土地の境界は必ず入っていると言うものではありません。
書類上の境界と土地の実際の境界、事実上の境界が違っている場合があります。
もし、隣の家と何事も起こらないよう境界を明確にしたい場合、境界の測量は土地家屋調査士が専門職として行ってくれます。その後の登記なども含めて相談できます。
【フェンスのお仕事】②プライバシー保護
住宅街や近隣が密接になっている地域などは、仲良くなって気軽にコミュニケーションが取れるようになり、暮らしていける場合は良いですが、全てが全てそういった状況ではありません。
“親しき中にも礼儀あり”という言葉があるように見られたくない場面や場所も生活している中では多々ありますね。
例えば、道に面している大きな窓などがある家や、洗濯スペースが道沿いなど、視線を感じやすい場合に目隠しフェンスを少し置くだけでプライバシーが保護されやすくなります。
【フェンスのお仕事】③侵入防止
警察庁が発表している令和5年侵入窃盗場所認知件数は約44000件超。そのうちの約3割が戸建て住宅です。
同様に令和5年侵入強盗場所認知件数は約400件超。そのうちの約2割が戸建て住宅です。こういった被害を未然に防ぐためにも目隠しフェンスは勝手に入る事を防止できて“入りにくい家”という印象を持たれやすくなります。
【フェンスのお仕事】④見た目
家の外回りが整っていてキレイな家って“どうやってこのキレイな庭を保っているんだろう?”なんて気になってしまいますよね?特に通りに面した家は出かけやすく、外出しやすい反面、人通りが多い場合は、外からの視線が気になるところ。
選ぶフェンスによりますが、外からの視線を受けにくくなったり、庭が少々整っていなくてもそんなに気にならなくなります。
なかなか庭に手入れがしにくい場合や、庭で子どもが遊んで毎回の片付けが大変なご家族などは目隠しフェンスがあると、外からの見た目が一定に保ちやすく、キレイな庭に見えやすくなります。
外構フェンスの素材は主に4種類
次は素材についてです。現在、国内で流通しているフェンスは主に4種類です。
の4種類です。
その他、樹木で作った垣根を生垣(いけがき)、竹を用いて作った場合は竹垣(たけがき)、日本にはあまり見られませんが、バラを用いて作ったものはバラ垣と言われるそうです。
【素材別フェンスの種類】①アルミ合金
アルミフェンスは形材(かたざい)フェンスとアルミ鋳物(いもの)フェンスに分かれます。
アルミ型材フェンスはアルミニウム合金を金型に流し込み形を形成したもので、鋳物フェンスはアルミニウム合金を鋳型に鋳込んだ(流し込む)ものを言います。
どちらもアルミニウム合金とその他の材料を混ぜてつくられるものですが、形材は形状が単純で、大量生産しやすく軽量なため、費用が安く抑えられます。
それに比べ鋳物は、形材に比べ形が複雑で、アルミニウムの密度も高く重い傾向で、値段も高い傾向です。
【素材別フェンスの種類】②合成樹脂系
樹脂系フェンスとは天然木のような風合いを合成樹脂(プラスチックなど)などで、人工的に作り出しているもので、木粉などを混ぜ風合いをだしつつも樹脂ではの耐久性をかね備えたものの事を言います。
樹脂系フェンスは柱に一枚ずつ施工していくので、設置幅やフェンス幅を途中で変えたり、色を変えてアクセントにするなど、自由度が高めです。
【素材別フェンスの種類】③スチールフェンス
スチールフェンスは街中でもよく使われている縦横の格子状のフェンスで、あの“よく見るやつ”です。
スチールフェンスは加工がしやすく、しかも足がかりにしにくいため防犯性もバツグン。耐久性にも優れているため公共施設や駐車場、境界をはっきりさせておきたい時などによく使われます。もちろんこのフェンスの素材でご紹介した中で群を抜いて安価に購入できます。
【素材別フェンスの種類】④木材(ウッド)
ウッドフェンスは文字通り、木で造られたフェンスの事です。
自然素材である木を使うため、和風、洋風どんな建物・お庭にもなじみます。
また、天然木を選べば、年月が経つと味わいとして経年変化を楽しむ事ができます。木を使うので、形や幅など自由度が高く、ホームセンターなどでも購入しやすく自宅などをDIYされる方も扱いやすい素材で値段もお手頃ですが、耐久性はあまり高くありません。
フェンスの設置費用は?素材別に紹介します‼
では、気になる費用について素材別に紹介していきたいと思います。
メーカー希望小売価格を参考に一般的な高さで簡単に試算(※注意)しました。
一例として、エクステリア大手メーカー、リクシルのカタログから一例として私が個人的に気になった商品を値段が高い順に次で紹介したいと思います。
フェンスの長さ別値【アルミ形材・アルミ鋳物・樹脂フェンス・竹垣フェンス・スチールフェンス】
(リクシル総合ダイジェストカタログ調べ)
幅(W)×高さ(T) | 商品特徴 | 2m(2000㎜)×1000㎜ | 10m(10000㎜)×1000㎜ | 20m(20000㎜)×1000㎜ | 30m(30000㎜)×1000㎜ |
アルミ鋳物 | 鋳物を使ったスタンダードデザイン品 | 2m(1000㎜)×1000㎜ 112,600円 (カタログ上は1m 56,300円にて記載) |
563,000円 | 1,126,000円 | 1,689,000円 |
木樹脂フェンス | プラスチックなどに木粉を入れた樹脂 | 76,600円 | 383,000円 | 766,000円 | 1,149,000円 |
竹垣フェンス(長さが違います) | 竹を使ったフェンス | 1.8m(1800㎜)×600㎜ 66,800円 |
9m(9000㎜) 334,000円 |
18m(18000㎜) 668,000円 |
27m(2700㎜) 1,002,000円 |
アルミ形材(横桟・よこざん) | 桟が横方向についているフェンス | 51,300円 | 266,500円 | 513,000円 | 769,500円 |
アルミ形材(縦桟・たてざん) | 桟が横方向についているフェンス | 41,880円 | 209,400円 | 418,800円 | 628,200円 |
目隠しフェンス | 外からの視線をさえぎることが目的 | 43,100円 | 215,500円 | 431,000円 | 646,50円 |
スチール(メッシュ)フェンス | リーズナブルで、耐食性に優れている。 | 19,700円 | 98,500円 | 197,000円 | 295,500円 |
※注意
1枚2メートルの商品です。
施工にかかるその他費用(消費税、工事費、配送費等)は除きます。
やはり値段が高くなるのが、鋳物。その代わり他にないデザイン性が高く、家の重厚感は自然に出てしまいます。
ヨーロッパ風デザイン商品を中心で、中にはディズニーキャラクターの商品もあります。
一方で、アルミ形材フェンスは商品の種類が多く、値段にも幅があり、予算に合わせての購入がしやすいと言えます。
樹脂フェンスも少々値段は張りますが、ウッドフェンスを使った場合、必ず経年劣化が起こりますがこちらは劣化せず日焼け程度の変化にとどまるので、後々のメンテナンスが不要と考えると少し金額がかかってもよいのでは…と個人的には思います。
竹垣フェンスは、他にない風合いで、和風の庭にマッチする名脇役として味が出ます。
何を選ぶにしろ、一度購入したら、2度目の購入はななかなか考えにくい商品です。
いろいろ調べてみて下さい。
もちろん、リクシル以外にもたくさんエクステリアを扱うメーカーがあるので、一例として参考にしてください。
ちなみに、我が家は仕切る範囲が広かったのと、新築と同時にフェンスを設置したので、ハウスメーカーに言われるがまま、あまり考えずの設置でした。“もう少し考えていれば”と今なら思います。
ウッドフェンスの種類長さ別値段
上でご紹介したフェンス以外にウッドフェンスもさまざま種類があります。
ウッドフェンスの値段も表にしています。
幅(W)×高さ(T) | 商品特徴 | カタログ記載サイズ・価格 | 10m以上の場合 | 20m以上の場合 | 30m以上の場合 |
ウッドフェンス(天然木) ウッドワンウッドエクステリアカタログ 掲載商品 |
ブロック植え込み用 | 1.2m(1200㎜)×800㎜ 11,800円 |
10.8m(10800㎜)×800㎜ 106,200円 |
20.4m(20400㎜)×800㎜ 200,600円 |
30m(30000㎜)×800㎜ 295,000円 |
株式会社タカショー | アメリカンウッドフェンス | 1.9m(1900㎜)×750㎜ 30,000円 |
11.4m(11400㎜)×750㎜ 180,000円 |
20.9m(20900㎜)×750㎜ 330,000円 |
30.4m(30400㎜)×750㎜ 480,000円 |
上記以外にも木製で目隠しフェンス、格子状のラティスフェンスなどいろいろあります。
通販サイトで売られている規格化されている物から、設置したい場所に合わせて工務店などに頼んだり作ってもらう事もできます。
木製フェンスで気になるのは腐食。対応年数は一般的に5年~15年と言われていますが、保護剤などで塗装がはがれないようにメンテナンスすることにより長持ちさせることができるそうです。
フェンス vs ブロック:どちらが費用対効果が高い?
結論から申し上げますと、フェンスが良いかブロックが良いか?と言うのは住んでいる土地の状況にもよるので一概にどちらとは言えません。
今回はフェンスについて話をしていますが、私が子どもの頃は圧倒的にブロック塀が主流でした。
青い猫型ロボットが登場する国民的アニメの家の周りもブロック塀に囲まれてるシーンが思い浮かびます。
少し話がそれましたが、どちらとも言えないという事は、気になるのはここまでしてきていないブロック塀の話です。次はブロック塀の話をしていきたいと思います。
コンクリートブロックについて知っておかないといけない事
コンクリート塀は組積(そせき)造という、ブロックの中に鉄筋が入っていないタイプと、ブロックの中に鉄筋とモルタルを入れて一つひとつのブロックを一体化させた補強コンクリートブロック造の2種類に分かれます。組積造であれば、最大の高さは1.2mまでで、4m以内に控え壁を設置しなければなりません。
それ以外にもいろいろと細かな基準がありますが、基準以上になると建築基準法違反になります。
また、コンクリートブロックは強度や耐震性などの技術面や、建築基準法に基づいた基礎からの工事が必要なため、業者に依頼する事を強くオススメします。
フェンスとブロックのコスト比較【結局コスパが良いのはどっち?】
1㎡のブロックを簡単にweb上で見積もりしてみました。
よく見かける基本のコンクリートブロック、幅120mm×縦200㎜×横400㎜(目地共寸法)で、見積ります。
高さ840mm長さ2mで見積りした場合
工事内容 | 数量(単位) | 金額 |
ブロック積基礎 | 2.8(m) | 17,640円 |
コンクリートブロック積 | 3.36(㎡) | 27,888円 |
天端均し(てんばならし) | 2(m) | 1,680円 |
小計 | 47,208円 | |
消費税(10%) | 4,721円 | |
見積金額(税込) | 51,929円 | |
1mあたり | 25,964円 |
※概算価格です。
搬入出・運搬費、残土処分費用は別途見積もりのため含まれていません。
この概算見積で使ったブロックは最低価格。
オシャレな化粧ブロックを使うとかなり値段が変わります。また、長さも長くなる程、控え壁もたくさん必要になります。そうなると、最低価格は1mあたり安く見積もっても30,000円程度は必要と考えても充分だと思います。
以上の事をふまえてもフェンスと、コンクリートブロックの値段は、おおよそフェンスの場合の方が安く設置できる物が多いと言えるのではないでしょうか?
ブロックとフェンスのメリット・デメリットは?
ブロックVSフェンス両者のメリット・デメリットについて簡単にまとめました。
フェンス | ブロック | |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
フェンスのメリットにあげている倒壊した時の心配が少ないのは大きなメリットと個人的には感じます。
デメリットとしてあげている衝撃に対する弱さ。サッカーボールで遊んでいただ時にボールを当てて、目隠しフェンスの板が1枚ポロっと落ちてしまった。なんて話を実際に聞いたことがあります。
ブロックのメリットは、周囲を完全にさえぎるので、プライバシーは保護されます。耐久年数も長く、耐火性にも優れていますが、デメリットとして考えられるのは、地震による倒壊。
たまたま通りががった人が倒壊に巻き込まれる可能性や、周辺道路や隣の家、自宅に被害が出る事も大いに考えられます。特に組積造の古いブロック塀の場合、倒壊の危険性が高いと言えます。
しかし、どちらも“どういった理由でフェンスやブロックを設置するのか?”を考えて外構に取り入れる事が大切だと思います。
ブロックとフェンスの目的別評価
では、私の目線で目的にどちらが合っているか表にまとめました。
◎…とても適している 〇…適している △…場合により適している ▲…あまり適していない
目的 | ブロック | フェンス |
プライバシー | ◎保たれる。 | △目隠しフェンスを設置した場合は保たれる。 |
耐久性 | 〇設置後30年程度耐久すると言わている。 | ▲衝撃により適さない。 |
美観(家の印象) | 〇化粧ブロックを使うとさらに美しい印象に。 | ◎保たれる。 |
風通し | ▲さえぎってしまう。 | ◎風通しが良い。 |
防犯 | ▲高くなるほど侵入されやすい。 | △高さのある目隠しフェンスを設置すると防犯性が低くなる。 |
災害 | ▲倒壊の可能性がある | ◎倒壊しても被害が少ない傾向。 |
先ほども言いましたが、ブロック、フェンスをどちら選ぶポイントは建てる方が外構に対して何を求めているかがポイントになってくると思います。
どちたにせよ、費用もかかりますし、設置後に撤去がすぐに出来ないもの。じっくり考えて取り入れて下さい。
費用を抑えるには?選び方と業者の選定ポイント
先ほどからの試算や、価格表からも設置距離にもよりますが、外構工事はフェンスにかなり費用がかかるものという事がわかりました。
費用を抑える具体的な方法やポイント2つです。
【費用を抑えるための具体的な方法】①費用だけで選ばない
費用はなるべく抑えたいですが、費用を気にしすぎて、付けたい機能を諦めたりすると、後々“こうすればよかった…”と後悔してしまいまったり、もう一度やり直しなんて事にもなりかねません。安さを前面に打ち出している業者は要注意、気になる外構業者はホームページやSNSなどをチェックしてみましょう。
【費用を抑えるための具体的な方法】②イメージや予算を具体的に持つ
フェンスの購入を検討したり、外構工事をするという方は、その前後で家などを建てた方が多いと思います。
家も住みたい雰囲気など具体的なイメージや予算を持つことで理想の家を持てると言えますが、外構にも同じ事が言えると思います。
また、業者によって得意な工事があります。施工事例をチェックして理想とする庭が得意な業者に依頼する。その時に予算やどうしてもこれはやりたいというこだわりを見積もりの段階で話しておくと後々スムーズに話が運びやすそうですね。
費用を抑えるためのポイントを知った上で、業者はどう決めれば良いでしょうか?
ポイント3つです。
【信頼できる業者の見つけ方】①自分が求めるサービスを行ってくれる業者か?
信頼できる業者は人によって“何を求めているか”により信頼できる業者が変わると思います。
デザイン性の高い庭に合うフェンスを探しているのに、大手メーカーの大量生産されている物の提案だったり、すぐにフェンスを設置したいと希望して業者に頼んだら、“3ヶ月待つと、安く施工します”と言われても不信感を感じる方もいるのではないでしょうか?
やはり、求めていることを実行してくれない業者はどんなに口コミが良くても、施工実績が豊富でもその人にとって“良い業者”とは言えません。
【信頼できる業者の見つけ方】②自分のイメージする(好きな)感じが得意な業者
外構工事をするという事は、家の外観を良くしたいという気持ちでされる方がほとんどかと思います。
あまり検討せずに家の近く業者に頼んだら、希望するイメージフェンスはあまり扱っていないと言われ、好みでないイメージのもの提案がされると、モヤモヤして不信感を感じてしまいますよね。極端な例えですが、洋風の庭に合うフェンスが欲しかったのに和風の竹垣フェンスを提案されたとすると、“ちがう業者にすれば良かった…”となりかねません。
家の近くだったから、などと言って安易に考えず、ホームページやSNSを検索して自分の好きな感じの実績がたくさんある業者に頼みましょう。
【信頼できる業者の見つけ方】③施工時だけじゃないその後を見越している業者
施工後すぐにキレイに仕上がっているのは当然のことですが、時間が経つと傷がついたり汚れます。少しでもキレイに保てるためのコツや、メンテナンス方法のアドバイスがあったり、実際、アフターサービスのある業者の方が信頼できる業者ではないでしょうか?ホームページやSNSのなかにもメンテナンス方法などが記載されているものもありますのでチェックする時も細かいところまで気をつけて見てみてください。
フェンスの選び方のポイント(高さ、素材、デザインなど)
では、フェンスのポイントです。
【高さ】
土地の条件にもよりますが、目隠しフェンスを設置した場合、地面と土地の高さがあまり変わりない場合は180cm程度あれば安心です。
目隠しフェンスではない場合はフェンス設置の高さは80cm~100cm程度が一般的に多く販売されている高さです。
【素材】
上でも紹介しましたが、住宅に使われるフェンスの素材は、アルミ(形材、鋳物)・木樹脂・スチール・竹垣・木(ウッド)などがあります。最近の住宅の多くに使われているのアルミフェンスが主流です。
アルミは錆びにくく、腐りにくい素材が特徴です。加工しやすい素材のため、大量生産しやすいので価格も安定して種類も豊富です。
【デザイン】
アルミ形材は、シンプルですが、スタイリッシュな物が多く、アルミ鋳物はデザイン性が高く特に、洋風スタイルの庭に合うデザインが多い印象です。
木樹脂は樹脂素材に木の粉を入れたものなので、錆びませんし、腐らず耐久性が高いですが、木の風合いを感じられます。
スチールフェンスは公共施設などにも多く設置されており、目隠し効果はあまりありませんがシンプルなデザインです。
フェンスを設置するときの注意点
フェンスを設置する時に気を付けたいのは隣の家などとトラブルになりやすいポイント3つです。
などが気を付けたいポイントです。
いずれにせよ、ある日突然隣家にフェンスが立ったなんて事にならないように工事の前にはひと言、断りを入れた方がベターと言えます。
【フェンスを設置するときの注意点】①風通しが悪くなる
家を建てる時に多くの方が気にする風通し。
特に、コロナの流行時に盛んに換気を言われた時期を経て、5類に移行してからも風通しの重点を置く方が増えたそうです。
フェンス設置した事により、窓を開けても目線が気にならなくなった反面、風が通らなくなると、なんだか本末転倒ですよね。
また、家が密集して建っている地域や住宅街のお住いの方が隣の家にフェンスを設置されたことによって、風が通らなくなると、不快感を感じる方も少なからずおられるかと思います。それが、最近引っ越して来た隣の家がそうであればと思うと余計ですね。
【フェンスを設置するときの注意点】②日当たりが悪くなる
これも、先ほどと同じく、家を建てる時に気になる所です。
例えば、日当たりが良い持ち家に住んでいたのに、すぐ近くに高層マンションが建ち、過去には訴訟問題にまで発展したことがあるそうです。日当たりとは、文字どおり日光が当たることを指します。あるアンケートでは日本人の外干し派は約6割。洗濯物は太陽の当たる外干しが好きな人が多数派です。なのに、今まで日当たりが良く洗濯物がよく乾いた場所がフェンスの設置によって日当たりが悪くなったなんて事になれば、隣の家にとっては迷惑な話ですね。
【フェンスを設置するときの注意点】③圧迫感が出てしまう
フェンスは日本語で言えば柵です。柵とは外から中が見通せるものという意味ですが、今まで何もなかった場所に突然フェンスが設置されると少なからず圧迫感を感じてしまうものです。
そして、現代の主流は見通せる部分をあえて少なくしている見えない部分が多くしてある目隠しフェンス。それが高ければ高いほど圧迫感を感じてしまう事が想像できますね。
土地と道路の位置関係にもよりますが目隠しフェンスの平均的な高さは180cm~200cmが一般的な高さ。あまり高くなりすぎると塀のような圧迫感になります。気を付けておきたい所です。
【オシャレに見えるけど実はコスパ良し‼】オススメフェンス3選!
では、ここからはオシャレな家に見えるけど、実はコスパの良いフェンスを紹介していきます。
【コスパ良し!オシャレフェンス】オススメフェンス①三協アルミハイブリッドT・T
こちらの商品は見た目、メッシュフェンスの様ですが、アルミ形材。フェンス本体は3色フェンス上下の笠木と呼ばれる部材のカラーも5色から選ぶ事ができます。また、笠木上下で別の色も選択できるのでカラーバリエーションが充実しています。
価格は、高さ60cm長さ2mで約27000円~です。
【施工例】
【コスパ良し!オシャレフェンス】オススメフェンス②リクシルリクシルフェンスAB YL2‐K型
こちらは風が抜けるルーバータイプのフェンスで柱と床板の色が変えられるタイプもあり、6色から8色のカラーに分けられます。
価格は60cm長さ2mで柱付きのセット価格で約33600円です。
【施工例】
柱の色がフェンスのアクセントとなっており、引き締まった印象を受けますね。
【コスパ良し!オシャレフェンス】オススメフェンス③グローベン株式会社プラドone
こちらは、一見、木製フェンスに見えますが、実は樹脂フェンス。樹脂素材に木粉を混ぜ質感よく表面をコーティングしていて、なおかつ、一つひとつの木目が違っているので、本物に負けないやさしい風合いを醸し出しています。
和風から洋風、アメリカンスタイルまで、さまざまなお庭にあう商品があり価格も60cm長さ2mで柱付きのセット価格は25000円程度で大変リーズナブルです。
【施工例】
まとめ
- 家にフェンスがあると、隣人トラブルを未然に防ぐ、防犯性も高くなり、見た目もスッキリとした印象にする。
- 家が隣接している場所でフェンスを設置する場合は工事前に隣にひと言断ると安心。
- フェンスのメリットは値段の幅、予算に合わせられる。デメリットは変形しやすい。
ブロックのメリットは耐久性メンテナンスフリー。デメリットは自然災害などによる倒壊リスクを考えて。 - 業者選びのポイントはイメージや予算を具体的に持ち、値段だけで選ばない。複数社に見積もり依頼をする。
自分の欲しいお庭を手に入れるために、人生でするかしないか分からない大きなお買い物のうちの一つです。“分からないからおまかせ”ではなく、分からないからこそ、知識をつけましょう。私も、家を建てた当時そうすれば良かったとほんとに思います。
この記事が誰かの何かの役に立ちますように。最後までお読みいただきありがとうございました。
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