⑦ 成功させるために『出発前の最終チェックをする』
旅行プランの予約ができたら、実際に持っていく荷物などを用意しましょう。
海外旅行の場合、日本で使えるものが使えなかったり、飛行機に持ち込めるものの制限も厳しかったり、国内旅行以上に気を付けなければいけない事がたくさんあります。
旅行先で万が一のことがあったときのために、海外旅行保険に入っておくと安心です。
保険会社や保険の種類によっても補償内容は異なりますが、怪我などをしてしまった場合だけでなく、荷物を盗まれてしまった場合なども補償してもらえるものが多いです。
インターネットで加入することもできますし、旅行会社でも扱っているので、旅行プランと一緒に申し込むと手間なくスムーズです。
海外旅行の際に注意したいのが「ロストバゲージ」です。
ロストバゲージとは、「出発空港で預けた荷物が到着したら見当たらない」というように荷物が紛失してしまうことを指します。その原因としては、飛行機への積み忘れや、積み間違いなどの「手違い」があげられます。なくなってしまった荷物は別の国に向かってしまっていることもあるので、手元に戻ってくるまでに数日かかったり、最悪の場合戻ってこなかったりします。
万が一預けた荷物が手元に届かなくても数日は過ごせるように、機内持ち込み手荷物に数日間分の下着や生活用品を入れておくと安心です。
もし紛失されてしまってもその後手元に戻ってくるように、荷物にはネームタグなどを付けておくと良いでしょう。
飛行機内に持ち込む手荷物については、いくつか制限があります。
まず、持ち込める荷物本体の大きさや個数は航空会社や機体によって異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
次に荷物の中身として注意が必要なのが、「危険物」と「液体」です。
何気なくカバンの中に入れていたものが、実は機内持ち込みができないものだった、ということがないように事前のチェックをしっかり行いましょう。こちらでは代表的なものをいくつか挙げますが、行き先などによっても異なってきますので、旅行先に合わせて再度調べるようにしてください。
電池・バッテリー・ライター・マッチ・着火剤・酸素ボンベ・ガス類・火薬類 など
ハサミ・ナイフ類・先がとがったもの・スタンガン など
液体は100 ミリリットル以下の容器に入れ、それらの容器を密閉することができるジッパー付きの袋(容量1リットル以下)の袋に入れなくてはいけません。
携帯電話の充電器や、ドライヤー、へアイロンなどを旅行先で使う機会も多いでしょう。
その場合注意したいのが、「電圧」と「電源プラグの形状」です。
日本の電圧は100V ですが、この100Vの電圧を利用しているのは日本だけで、海外では120V~240V という電圧が主流です。日本の電化製品でも「100V~240V」と記載があれば海外でも利用することができますが、通常の100V 対応のものはそのまま使うと電化製品の故障や、発火の危険性があるので変圧器が必要になります。
また、電源プラグの形状も、国によって異なります。アメリカ、カナダなどでは日本の電源プラグを利用することができますが、その他のほとんどの国では差込口の形状が日本のものと異なるので、変換プラグを利用する必要があります。
旅行先へ持っていきたい電化製品が100V以外に対応しているのかどうか、旅行先の国の電源プラグの形状はどのようなものか、確認を忘れないようにしましょう。
海外旅行の場合、半日近く飛行機の中で過ごすということも珍しくありません。狭い空間で長時間動かずに過ごすとエコノミークラス症候群など、体に支障をきたしてしまうこともあります。ずっと座りっぱなしで過ごすのではなくたまに機内を歩いてみると、気分転換にもなり良いでしょう。
また、リラックスして過ごすためにオススメなのが、スリッパや枕、アイマスク、耳栓などです。
薄めの作りのスリッパや空気を入れて膨らます枕などは持ち運びやすいので、事前に準備しておくことをオススメします。