④ 成功させるために
『旅行先でやりたいこと・行きたい場所を決める』
ツアープランを探していると、プランが多すぎて決められず疲れてしまうことがあるのではないでしょうか。そういう時は、旅行先で何をやりたいのか、どこに行きたいのかを決めておくことで、探しやすくなります。また、プランを絞り込む時の判断材料としても使うことができるので、事前に決めておきましょう。
大満足の旅行にするためには、漠然と「この国に行きたい」ということだけではなく、旅行の目的をしっかり持つことが大切です。
旅行の目的とは、「観光名所を巡りたい」「その国のおいしいものが食べたい」「買い物がしたい」など、その国の中でどのように過ごしたいのか、どこを観光したいのか、というイメージです。
この目的は1つに絞る必要はありませんが、複数ある場合は優先順位をつけておくと、プラン選定がしやすくなります。
また、旅行の目的は旅行会社にも伝えましょう。「現地のこのアクティビティを体験したい!」など具体的な目的があってもそれが組み込まれたツアープランが用意されていない場合があります。そんなときもオプショナルツアーを(探して)つけてもらえたり、旅行会社によってはオーダーメイドで作ってもらえたりもします。
少し無謀と思われるようなものでも、旅行会社に伝えると意外と叶えてもらえるかもしれませんし、叶えられなくても代替案をもらえるので、遠慮せずにまずは伝えてみましょう。
次に、その旅行の目的の中で何を重視するのかを決めましょう。
例えば、現地での自由度を重視する方もいれば、とにかく安く楽しみたい方、その逆にお金に糸目をつけずに満喫したいという方など、人によってそのポイントは様々です。
また、海外旅行の経験値によっても、重視すべきポイントは変わってきます。海外旅行が初めての場合は、「添乗員がつくのか」「メジャーな観光地をまわるのか」を重視しても良いですし、反対に、海外旅行に行き慣れている方なら、「現地での自由時間の多さ」「日本人観光客が少ない地域に行けるか」なども基準の一つになるでしょう。
「重視するポイント」は、最終的に旅行プランを決める際の「軸」となります。
旅行会社では、料金の安さを重視したもの、内容の充実度を重視したものなど、幅広く旅行プランを用意しているので、この軸がないと次から次へと目移りしてしまい、最終的な決断ができなくなってしまいがちです。
まずは重視するポイントを判断基準としてプランをピックアップしてみてください。
さらに、「重視するポイント」とあわせて、「妥協できるポイント」も決めておくと、プランをより一層選択しやすくなります。
「妥協できるポイント」とは、「要望を叶えるために譲ることができる」というポイントです。
例えば「この観光地に行けるのなら、もう一日プラスしても良い」というように旅行の日程を延長する人、「とにかくこの日に出発したいので、多少料金が上がっても良い」と予算をアップする人など、重視するポイントと同じように、そのポイントは人それぞれです。
重視するポイントだけでピックアップしたプランには、似通ったものもあれば、そのポイント以外は全く違うというものもあるので、どれを選択するべきなのか再び悩んでしまいます。
そんなときに「妥協できるポイント」があれば、それとプランを照らし合わせることで最終的に理想に近いプランだけに絞ることができます。