タウンライフ不動産

不動産購入の比較ができる、タウンライフ不動産売買。

トップページ > 学ぼう!不動産購入・住み替え・売却講座 > これだけは押さえたい!住まい探しのポイント(2)

これは必見!住まい購入のワンポイント講座

これだけは押さえたい!住まい探しのポイント(2)

「自分の理想の住まいを探し求めていざ出陣!」

と、意気込んでインターネットや住宅情報誌、チラシ広告などから物件情報を収集…。

気になる物件は、週末にまとめて見学…。

平日には、声を掛けた不動産会社の営業マンから新たな物件情報が次々に舞い込んでくるし、
個別に対応もしなければならない…。

はたして、こんな生活パターンをどれだけ続けられるでしょうか。

私の経験上、こんなパターンで1年も2年も継続して探し続けているお客さんは
あまり記憶にありません。

一方で、「別に急いでいるわけではない」という理由で、
1年も2年も探しているお客さんに出会うことはあります。

どちらにも共通するのは、「購入に至っていない」ということです。

住まいを探すと言うことは、大変な労力と時間を要するものです。

これも私の経験上の話ですが、住まい探しを始めて購入(契約)に至るまでに要した期間は、3ヶ月前後が大半です。

その期間を過ぎて頑張りすぎてしまうと、やがて住まい探しに疲れ果て、
モチベーションも低下した挙句、「マイホームを一時断念する」という決断に至ることもあります。

そうすると、次に再びモチベーションが復活するのに
1年、2年という期間を要する場合もあるのです。

逆に、「急いでないから」という理由や「縁ものだから」と言って、
ダラダラと気が向いた時だけ住まい探しをしていても、本当に気に入った住まいを手に入れることは難しいと言えるでしょう。

確かに、理想の住まいに出会うことは「ご縁的な要素」があるかもしれません。

しかし、住まいのご縁は待つものではなく、自ら「掴む」ものです。

このようなことを参考に、住まい探しの期間を区切り、行動するときは徹底的に行動する、
休む時は休む、と言ったメリハリを持つことが良いのではないでしょうか。

住まい探しの「セオリー」はこれだ!

住まい購入を考える際、マンションか一戸建てか、新築か中古かなど、
様々な選択肢が考えられます。

それでは、一体どのような組み合わせが一番良いのでしょうか。

答えは、すべての組み合わせがベストになりうると言うことです。

何故かと申しますと、住宅購入者それぞれの事情や嗜好性が大きな要因になるからです。

例えば、「共同住宅には住みたくない」「人が住んでいた住宅には住みたくない」と言うことであれば、
「新築×一戸建て」の組み合わせがベストかもしれません。

ほかにも、「利便性を重視、とにかく駅近がいいが、予算も限られている」のであれば、「中古×マンション」という選択肢が浮上することでしょう。

いずれにしても、住宅購入を考える際には「何を捨て、何を取るのか」という焦点は
明らかにしたほうが良いでしょう。

しかしまだ、焦点が定まっていなくても焦ることはありません。

なぜなら、色々な物件を見て回りながら、徐々に絞り込んでいっても遅くはないからです。

ここで探し方のセオリーを一つ教えておきましょう。

それは、常に「比較」できる状態で物件を見ることです。

「比較ができる状態」とは、
価格帯をできるだけ統一させて「価値」が比較できる状態にあることです。

例えば、4千万円の一戸建住宅と2千万円の区分マンションを見て、
価値を対等に比較することは難しいと言えます。

しかし、4千万円の一戸建て住宅と4千万円の区分マンションなら、たとえ種類が違っていても、
同一価格による価値の違いなどを対等に比較することができるはずです。

このような観点から住まい探しを行っていけば、
「自分にとって何を捨て、何を取るのがベストなのか」が見えてくるのではないでしょうか。

不動産価格と相場の捉え方

不動産の価格ほど様々な観点で設定されているモノはないかもしれません。

少し取り上げてみても、公示価格、基準地価、相続税路線価、固定資産税評価、
国土法価格など多様です。

もちろん、これらの価格にはそれぞれの目的に応じた使われ方があるのですが、
実際の取引にはこれらの設定価格を参考にしながらも、
近隣取引の実績や動向、需給バランス、個別要因などから、「取引相場」というものが形成されるわけです。

しかし、相場と言っても絶対的なものではありません。

不動産取引には、特に個別要因が価格に大きな影響をもたらすからです。

例えば、ある農家の方が相続の関係で300坪の土地を坪75万円で
不動産会社に売却したとします。

買い取った不動産会社は、その土地を整地し、道路を入れ、何区画かに割ったうえで、
すべての区画に上下水道を配管して分譲宅地として坪100万円で売り出しました。

そこで、「この土地取引は、もともと坪75万円だから、100万円は相場より高い」と
一概に言い切れるでしょうか。

答えは、ノーです。

同じ土地でも、その状態がどのようになっているかによって価格も異なるわけです。

坪100万円でも付加価値をつけることにより購入者が現れれば、
それが実績となり相場が形成されるわけです。

それでも、この土地を少しでも安く手に入れたいと思えば、素地を購入して自分で整地したり、
もし、道路がなければ道路を作って許認可を取り、上下水道も自分で配管して、
住める土地にするしかありません。

しかし、現実に個人でそれらを行うのは至難の業でしょう。

このように、不動産の相場は様々な個別要因によって形成しているということを
覚えておきましょう。

| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |