子どもの頭がよくなる間取り作成とは
「日当たりのいい場所に子ども部屋を置くな」。こう言われていました。理由があります。
日当たりのいい場所は温度差が激しく、光の当たり方も極端に変化するのに対して、日当たりが悪い場所は温度差にも光の当たり方にも激しい変化がなくそのぶん勉強や読書に集中できる、というのがその理由のようです。
大切な子どもだから日当たりのいい場所に、というのは親心ですが、実際はそうではないようです。ちょっとした「常識のウソ」ですが、これから家を建てようとされている方は、このポイントを押さえておくのも一計です。
ただ部屋の換気は頭脳を明晰にする大切な要素なので2方向の窓を設けて通風の良い部屋を作りましょう。また子供の集中力はそんなに長続きしません。適度な刺激と監視があるほうが勉強にはいいようです。
特に学年が小さい子供にとって、母親の声やそばにいるという存在感が精神的に落ち着かせるため効果が高いようです。
子供の部屋にはなにが必要か
収納より棚。整理整頓の視点から、すべてが片付き見えなくしてしまう収納を考えてしまいますが、これも子どもにとっては逆効果です。
必要なのは壁一面の大きな棚です。
これまで作り上げたり習った物を隠さず、飾って、見せておく。そうすることで子どもたちは成長の確認をします。
子ども自身は何か素晴らしいことをしても、大人が考えるほどの達成感はありません。そこで満足することはありません。過去をみながら自信をもってどんどん成長していきます。
子ども部屋の棚は物の収納場所ではなく、時間の収納場所なのです。ある中学校では教室に1年生から3年生までの教科書を常においてある学校もあるそうです。
ただ整理整頓のされた本棚づくりはいつも目指すことは当然のことです。しかし最近ではパソコンのため本を読む、買うことがこれから大きく減少してきます。
夫婦円満な間取り作成とは
家事から離れる場所をつくる。
夫婦だけで談笑するスペースがあることが夫婦円満には欠かせません。
皆さんは一日で夫婦の会話はどのくらいありますか。会話らしい会話は本当に少ないようです。寝室にバーカウンターなどを設けておくと、そこが夫婦で話せる「夜のリビング」となります。
子どもが寝た後のリビングルームでは奥さんが家事から解放された気がしませんから、「夜のリビング」で初めて心からほっとする時間がもてます。
夜のリビングをつくることは、スペースをつくることではなく、もうひとつの時間をつくりだすことなのですね。共稼ぎ世帯が増えて夫婦お互いで癒される場があるといいですね。
ただ夫婦別室の寝室が増えています。
お互い仕事の時間帯がずれて睡眠時間がうまく合わせにくかったり、いびきで睡眠を阻害され安眠できないことが原因のようです。