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成功するリフォーム・総論編

「省エネ」するリフォーム

「省エネのためのリフォーム、
こんな簡単なことから始めてみればいかがでしょうか?」

「省エネ」といえば、ついつい「オール電化住宅」や「太陽発電の家」を思い浮かべてしまいがちですが、じつは、まだ、そのどちらも「本当に省エネなのか?」と、じっくり考えると、疑問が残ります。どちらも最初の初期投資にべらぼうな費用がかかりますから、どこの家でも取り組めるかといえば、そんなわけにもいきません。

「省エネ」というポイントで考えてみると、エネルギーをいちばん家から外に放出するところはどこかっていうと、やっぱり「壁」と「窓」の部分なんです。
まずは、「壁」の断熱ですね。これをしっかりとやっておくかおかないかでかなり違います。

今はレベルの高い断熱材もたくさんあります。
そうでなかった家は、すべての「外壁」に、すぐれた断熱材を取りつけるリフォームで、かなりの「省エネ」効果が得られるのではないでしょうか。

あとは、「窓」の部分ですね。こちらにも「省エネ」の効果を高めるように取り組むと、さらに効果も得られるはずです。
たとえば、「ペアガラス」というガラス素材があります。こちらは、熱が逃げるのを防ぐのに高い効果を発揮します。また、「Loeガラス」はおよそ70%くらいの紫外線をカットしてくれるし、熱の遮断におおいに効果を発揮するので取り入れる価値はあります。

まずは、こうした「外壁」や「窓」の改善で、できる限り家の中の熱を逃がさないようにすることで、電化製品そのもの使用を極力抑えることができます。
これだけでも、十分すぐぎるくらいの「省エネ」だと思います。

また、これからはできるだけ電灯を「LED」に変更するのも、ぜひお薦めします。およそ5ワットほどしか電力を消費しないので電気代が安く、一度つけたら約10年くらいの間、交換しなくてもすみます。

従来の蛍光灯や白熱電灯が、少なからず熱を放出しているのに対して、「LED」は、まったく熱を放出しません。家の中の微妙な温度変化を嫌う人にとっても好ましい製品です。また虫が寄ってこないのも特徴で、虫嫌いの人には朗報です。

リフォームとは関係ありませんが、いちばん単純な「省エネ」といえば、家に住まう人たちが、こまめに電気を消すということです。これが簡単なようで、なかなか難しいものなんです。

そこで、電化製品の多くを、消費電力の少ない最新式のインバーター・タイプに変えてみることもお薦めです。今までは、エアコンや電気ごたつは電気代がかかるものでしたが、インバーターにすれば、人がなにもしなくても、勝手に室温や人のいるいないを感知して、電気を強めたり、弱めたり、またオン・オフまで自動で調節しますから、こちらも、かなりの「省エネ」です。

しかしながら、「外壁」や「窓」の断熱リフォームをするにしても、家中の電灯すべてを「LED」に切り替えるにしても、インバーター製品を購入するにしても、それはそれなりの初期投資が必要です。

どちらにしても「最初に多少のお金はかけないと、省エネは難しい」と、いえるでしょう。

そのほか節約術に関して、セレクトラの記事「電気代の節約方法は?」で紹介しています。

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