不動産売却チェックポイント
はじめの1ヶ月が勝負!
長期間売れない「塩づけ物件」、
営業マンが本気で売ろうとしない「案内ルート」「あて物件」にされないためには、
はじめの1ヶ月が大事です。
売却の流れは以下のようになります。
【1】 不動産仲介業者の決定、売却価格の決定、媒介契約の締結
【2】 販売活動の開始、購入希望者の申し込み(1週間~)
<売り出し、オープンハウス、購入申し込み、申込金>
【3】 売買契約の締結(1~3週間)
<売買条件の交渉、重要事項説明、手付金、住宅ローン打診>
【4】 住宅ローンの決定(1ヶ月)
<融資承認>
【5】残金決済(1~2週間)
<融資実行、書類等引渡し、登記>
この流れの中で特に重要なのが【2】の過程です。
売り出しの方法は不動産業者によって異なりますので、
どのような販売戦略を立てているか
売り出し情報をどのようにして公開するか
レインズに登録するだけか
インターネット上で公開するか
業者間での情報のやりとり
手持ち顧客への告知
チラシをまくのか、チラシをまくならどのエリアに何部、どのくらいの期間でまくのか等を
確認するようにしましょう。
売り出し開始から買い主が見つかり契約するまでの期間としては、
1週間から3ヶ月程度かかるのが多いパターンです。
とはいうものの、その物件のもつ力と売り出し価格、
そのときの市場での需要と供給のバランス、
タイミングで買い主が見つかるまでの期間はまちまちです。
1日でほぼ決まる場合もあれば1年以上かかるケースもあります。
売り出し後の1ヶ月で成約できるように価格設定をし、販売戦略を立てるべきです。
たとえばローンの残債が5,200万円だからといって、安易に5,200万円で売りに出せば、
それが市場価格からかけ離れているなら間違いなく値下げせざるを得ません。
こんな安易な売り出し価格だと市場の反応は鈍く、すぐに1ヶ月くらい経ってしまいます。
そんなに急がないから高く売りたい、という方も注意が必要です。
他の物件を成約に導くための、「あて物件」や「案内ルート」にされたり、
塩漬け物件になったりする可能性があるからです。
「売り出し後の1ヶ月が勝負」と心得、適正価格で値付けし、
売却・販売戦略を立て、スピーディーに売り切ることです。