不動産売却チェックポイント
信頼できる不動産会社に依頼しよう!
チラシ製作、広告媒体への掲載、
見込み顧客への紹介等具体的な販売戦略を事前に確認しよう。
この売却方針について明確な不動産会社は信頼できるといえるでしょう。
駅前の不動産屋がいいのか、名の知れた大手仲介業者がいいのか。
多くの不動産会社の中から、
誠実でしかも高く売ってくれる不動産会社を探すのはとても大変です。
売却にあたっての入り口の部分、
つまり依頼する不動産会社えらびに失敗してしまうと、
- なかなか売れない
- 適正価格より低い価格で売られてしまい損してしまう
といったことになりかねません。
では具体的にどういうふうにして選べばいいのでしょうか?
●販売戦略、広告宣伝のやり方をきく
「どういう広告媒体で売り出すのですか?」
「対象となりそうなお客さんは何人くらいいますか?」
「どんなチラシをつくるのですか?今までのチラシを見せてください」
売却にあたって、専任媒介契約、専属専任媒介契約を結ぶと、
不動産会社はレインズに登録しなければなりません。そのほか、
どのような媒体にどのような形で掲載されるか、具体的に聞いてみましょう。
また広告媒体に載せる前に、自社の顧客リストへまず紹介しますが、
どのくらいの顧客リストがあり、そのうちどのくらいが対象顧客となりそうか聞いてみましょう。
さらに販売用のチラシのできばえによって、
買い希望者からの問い合わせ数(反響数)がまったく違います。
その不動産のいいところを最大限引き出すキャッチコピー、
センスのよい雰囲気などが感じられるか。
どこをどう工夫して作っているか確認してみてください。
●売却スケジュールをきく
「どのくらいで買い手がみつかりますか?」
エリアに精通した不動産会社であれば、エリアの需給動向、売却不動産の種類や特徴から、
売却スケジュールはピンとくるはずです。(これは営業マンの経験にも左右されますが)
すぐにでも買い手はみつかりますよ、
とか、
価格や間取りなどの条件がピッタリのお客様がいます、
などという安請け合いする不動産会社もありますが、
根拠がなく言っているのであればこんな会社はお断りしましょう。
●価格査定書のサンプルをみせてもらう
「査定書は作ってもらえるんですか?」
「査定書はどんな感じのものですか?」
「いちばん最近の査定書など見せていただくことはできますか?」
査定報告書を作っていない不動産会社ははずしましょう。
よい不動産会社の査定書には、大切な資産を預かっているという、
丁寧さや誠実さがにじみ出るものです。
実際に査定書をみて、体裁をはじめ、価格の根拠、マーケット分析、添付資料など、
説得力のあるしっかりした、誠実な査定書だと感じたらOKでしょう。
●査定方法をきく
「どうやって価格査定をするのですか」
ずばりこう聞いてください。
ベテランの営業マンであれば、
勘で「おおよそこんなものだろう」と決めることもあるでしょうし、
査定スキルのない営業マンや会社は、査定ツールなるものを使って、
機械的にはじき出すこともあるでしょう。
そんなふうに種明かししてくれることはないでしょうが、
査定のプロセスを納得いくまで聞いてください。
そして本当に売り主の方の事情をよく理解し
意図をくみ取って査定しているかどうかです。
安易な価格査定は売り主の方の損につながります。
専任媒介をとるためにあきらかに高い価格で査定するといった、
不動産会社の利益を優先させる価格査定はもってのほかです。
確固たる査定スキルで適正価格を査定してくれるかどうか、
売り出し価格をアドバイスしてくれるかどうかがとても重要です。
価格査定の方法とその重要性をきちんと説明してくれる会社や営業マンを選ぶことです。